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全仏オープン◇昨年優勝のミスキナがまさかの1回戦敗退

アナスタシア・ミスキナ
まさかの1回戦敗退を喫し天を仰ぐミスキナ
画像提供:Getty/AFLO

(フランス、パリ)

今季不調が続いているA・ミスキナ(ロシア)だが、まさか1回戦でローランギャロスを去ることになるとは思いもしなかっただろう。

昨年女子全仏オープン覇者のミスキナは、今年は第5シードで参加しており、1回戦ではM・サンチェス=ロレンソ(スペイン)に4-6, 6-4, 0-6で敗れ、早くも姿を消す。
試合後のインタビューでは、「今の状態では、誰と試合しても負けてしまうと思う。相手が誰でも私に勝てるわ。今日だって、サンチェスは普通にプレーしていただけなのに、私が山のようなミスをして、良いサーブを決められなかったのが敗因ね。この後、少し休養を取って、もっとハードな練習をしようと思うわ。」と語り、落胆を隠せない様子だった。

ミスキナは、昨年の決勝では同じくロシア出身のE・デメンティエワ(ロシア)をストレートで破り、グランドスラム初優勝を決めたが、今季は肩の怪我にも悩まされて8勝10敗と奮わずにいる。
「今は、コートで一体何をすればいいかが分からなくなっている。ボールが目の前に飛んできても、どうすればいいか分からないの。自信を失っていることが理由かもしれない。コートにたっても微塵も自信を持っていられないもの。」と語り、完全に自信を喪失している様子。しかも、大会前に母親の健康状態の悪化があったと語っており、そのような個人的な理由もミスキナ不調の原因だといえるだろう。

格上の選手相手に金星をあげたサンチェス=ロレンソは今季の戦績を5勝10敗とした。試合を振り返り、「明らかに、彼女(ミスキナ)は昨年のような良いプレーができていなかったわ。ただ、彼女のテニスが問題というより、個人的な事情があると聞いたわ。私も自慢できる勝ち方をしたとは思っていない。彼女には早く前のように元気になって欲しいし、またすぐトップ10に返り咲くと思うわ。」とコメントした。

先週イスタンブールの大会で優勝を飾ったばかりの、第11シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)も1回戦に登場し、6-3, 6-2でM・マレーロ(スペイン)を下して順当に2回戦進出を決めた。
イスタンブールで対戦したときは、ヴィーナスが6-0, 6-0で圧勝したが、この日はマレーロが序盤3-2と先行する。しかし、そこからヴィーナスが8ゲーム連取し逆転に成功、そのまま試合の流れを引き寄せてストレート勝ちした。「トルコでプレーしたのは正解だったようね。レッドクレーで試合した今年唯一の大会だったし、あそこで試合をこなせたのが重要だったと思うわ。」と語り、先週の好調を維持できている様子だった。

この日の第1試合では、生涯グランドスラムを目指すトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)があわや1回戦敗退というところから逆転で勝利し、2回戦進出を決めている。2回戦では、M・アンドリューに6-0, 6-1で圧勝したS・ポン(中国)と対戦する。
試合後のインタビューでは、「4週間の休みの直後ということもあって、スタートダッシュがうまく出来なかったわ。少し肌寒かったということもあるし、最初のポイントから戦う準備ができていなかったと思う。そして、グランドスラムに来るための理想的な用意が出来ていなかったことも確かね。」と語っている。

昨年準優勝の第4シードのE・デメンティエワはB・ストリツォバ(チェコスロバキア)に6-3, 6-3で快勝し、2年連続の決勝進出に向け好スタートを切った。

その他のシード勢では、第8シードのP・シュニーダー(スイス)、第9シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)、第16シードのE・リホフツェーワ(ロシア)、第19シードの浅越しのぶ(日本)、第20シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)らが1回戦を突破した。しかし、第25シードのD・サフィーナ(ロシア)がV・ラッツァーノ(フランス)に敗れ、悔しい1回戦敗退となっている。

日本勢では、浅越の他に試合を行った2選手に明暗が分かれている。森上亜希子(日本)はA・ヘインズ(アメリカ)に7-5, 6-4で競り勝ち、2回戦進出を決めた。しかし、全仏オープン本戦初出場の中村藍子(日本)は、第1セットを先取し序盤リードを奪いながらも、第2セットで追いつかれると、対戦相手のL・ツェルバノーバ(スロバキア)に逆転を許し、6-4, 2-6, 1-6で悔しい1回戦負けを喫してしまった。

男子では、トップシードのR・フェデラー(スイス)が予選通過のD・セラと1回戦を行った。第2セットで小雨が降ったときにサービスブレイクを2度許す場面もあったが、その後気持ちを引き締め、6-1, 6-4, 6-0と危なげなくセラを退け、快勝を決めた。敗れたセラは現在20歳、今回が初のツアー大会参加であった。「今年もこの大会に戻ってきたよ。出来るだけ多くの試合に勝ちたいと思っている。今日は素晴らしいスタートが切れたと思うよ。」と語るフェデラーは、2回戦でN・アルマグロ(スペイン)と対戦することが決定した。

フェデラーの試合に先立って、優勝候補筆頭とも言われるR・ナダル(スペイン)はL・ブルクスミュラー(ドイツ)に6-1, 7-6(7-4), 6-1 で快勝し、全仏オープン・デビューの好スタートを切った。「全仏オープンの初試合で勝つことが出来て本当に嬉しいよ。もちろん(全仏オープンでは)自分のベストのプレーをするつもりだ。そりゃ全試合完璧とは行かないだろうし、試合毎に上達していかないとね。」と語り、初勝利にも気を緩めず、次の試合を見据えているようだった。

第5シードで昨年男子チャンピオンのG・ガウディオ(アルゼンチン)も、7-5, 6-0, 6-1で地元出身のJ・ベネトー(フランス)を難なく下し、2連覇に向け好調な出だしを決めた。「連覇に対する期待が大きいのは感じるね。今日は(そのプレッシャーで)序盤はまずいプレーばかりしてしまったけど、徐々に自信を取り戻して楽にプレーができてきた。普通の試合ではあったけど、プレッシャーの量が半端じゃなかった分、とても大試合だった気もするね。」

その他、この日試合を行った上位シード勢の殆どが順当に1回戦を突破している。
まず、昨年準決勝まで勝ち進んだ第7シードのT・ヘンマン(イングランド)が6-2, 6-1, 6-4でJ・ブルゼジッキにストレート勝ち。そして、第10シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)、第14シードのC・モーヤ(スペイン)、第16シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)、第18シードのM・アンチッチ(クロアチア)、第23シードのS・グロージャン(フランス)もそれぞれ2回戦に駒を進めている。初日に姿を消したただ1人の男子シード選手はD・フルバティ(スロバキア)で、J・ティプレサビッチにフルセットの末に敗れている。

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