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王者フェデラーがガスケを下し、ハンブルグ・マスターズ優勝

ロジャー・フェデラー
フェデラー、今季優勝数単独トップに
画像提供:Getty/AFLO

(ドイツ、ハンブルグ)

賞金総額270万ドルのハンブルグ・マスターズ決勝が日曜日に行われ、トップシードのR・フェデラー(スイス)が予選から勝ち上がってきたR・ガスケ(フランス)を6-3, 7-5, 7-6 (7-4)で退け今季6勝目をあげた。

これでフェデラーは、全仏オープン前までの大会優勝数としては、1994年にP・サンプラス(アメリカ)が達成した7勝に次ぐ記録を達成し、来週から始まる全仏オープンで史上6人目の4大大会完全制覇を狙う。また、フェデラーは2003年のグシュタード大会の決勝でJ・ノヴァーク(チェコ共和国)に敗れて以来、決勝戦では19連勝と無敵の強さを誇っており、今大会では過去4年で3回優勝という相性の良さも証明した。

決勝での連勝についてフェデラーは「実は、昨日の会見でそのことが話題に上るまでは殆ど意識したことなどなかったんだ。これで18から1つ増えて19連勝となったね。決勝に進むことは気分がいいし、きちんと優勝できて満足しているよ。でも、僕の決勝での連勝を止めようとする選手にとっては、僕が今日負けないで逆に良かったんじゃないかな。」と余裕のコメント。

フェデラーは足を捻挫し、その怪我から復帰してきたばかりにもかかわらず、先月のモンテカルロのマスターズ大会で25連勝を止められたR・ガスケへのリベンジに成功し、王者の力をまざまざと見せ付けた。試合後のインタビューでは、「彼(ガスケ)には、前回の対戦では負けているから、今日も厳しい試合になると思った。でも結果的にはストレートで勝てたし、今日は自分でも納得できる試合内容だったと思う。特に色々なプレーを試すことができたのは有益だったね。どうやら今日の試合ではキックサーブが有効だったようだ。それからドロップショットも多用したよ。これで僕にもクレーで通用する技がたくさんあることが分かったし、全仏オープンに向けて、色々とためになったよ。」と語り、唯一まだ獲得してないグランドスラムタイトルである全仏オープン制覇に向けて手ごたえを掴んだようだった。

試合内容を見ると、フェデラーは第1セット早々にガスケのサービスゲームをブレイクしリードを奪うと、そのまま第1セットを決めるなどロケットスタートを見せた。第2セットではガスケが5-4とリードし、セットオールまで後1ゲームと奮起するが、結局そこからフェデラーが3ゲームを連取しそのまま2セット連取とする。第3セットに入って、必死に食い下がるガスケは、6-5とリードするも、またもそこからフェデラーが粘りを見せタイブレイクに持ち込むと、ガスケのポイントリードを跳ね返し、王者が3度目のハンブルグ大会の優勝をもぎ取ったのだった。

フェデラーの連勝記録をストップさせ、この大会では予選から勝ち上がり大会制覇を目指したガスケは「今日は初めてのマスターズシリーズ決勝ということと、相手がフェデラーということもあって、かなり緊張したせいかリターンがうまく出来なかった。でも良い試合が出来たとは思う。負けはしたけど、こうして決勝まで勝ち進んで来ることが出来たしね。」とコメントした。今回は惜しくも敗れたものの、フェデラーと同じくフォアハンドの強打、鋭いバックハンドショットを持つ18歳のガスケは、経験さえ積めば王者になれる可能性を十分に秘めていることを証明した。

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