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王者フェデラー敗退。18才ガスケが金星◇モンテカルロ・テニス・マスターズ

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勝利に喜ぶガスケ
画像提供:Getty/AFLO

(モナコ、モンテカルロ)

金曜日に行われたモンテカルロ・テニス・マスターズ準々決勝で、今大会最大の番狂わせが起こった。マスターズシリーズ3大会連続優勝という前人未到の記録に迫っていた王者R・フェデラー(スイス)が、なんと予選から勝ち上がってきた18歳の若武者R・ガスケ(フランス)に敗れ、25連勝をストップされたのである。

ここまで全くノーマークだったガスケは、王者フェデラーを6-7 (1-7), 6-2, 7-6(10-8)という2時間20分にも及ぶ大接戦の末破って準決勝進出を決めた。ガスケは、最終セットのタイブレークで、フェデラーに3つのマッチポイントを握られながらも、大逆転し勝利するという至難の業をやってのけた。

試合後のインタビューで、ガスケは「信じられないような出来事だ。練習でも打ったことの無いような球がドンドン決まって、僕にとってはこれ以上無い最高の内容だった。目の前で起こっていることを冷静に受け入れるので精一杯だよ。」と興奮冷めやらぬ様子で語った。

一方、まさかの準々決勝敗退を喫したフェデラーは、「彼(ガスケ)は何でもこなせる選手。今回は彼の粘り勝ちと言えるね。序盤からずっと僕は彼の粘っこい攻めに苦しめられたんだ。それに試合を決めるチャンスが僕にもあったのだけれど、今日はそれを決め切れなかった。彼はゾーン(極度の集中状態に入り、やることなすこと上手くいく状態)に入っていたと思う。とにかく余りのショットの凄さに面食らってしまったよ。」と語り、ガスケを手放しで賞賛していた。

ガスケが土曜日の準決勝で対戦するのは同じく18才のR・ナダル(スペイン)。ナダルは準々決勝で昨年の全仏オープン覇者のG・ガウディオ(アルゼンチン)に6-3, 6-0という完璧な内容で勝利をおさめた。ナダルが今大会で落としたゲームの数はわずかに14。勢いに乗る18歳の前に今大会第4シードのガウディオもなす術がなかった。

注目の10代対決となるナダルとガスケの対戦成績は1勝1敗のタイである。
この両者の対戦に関してフェデラーが興味深いコメントを残している。「現時点ではナダルに少し分があると思う。ただ非常に面白い試合になるだろうね。いずれにせよ、このように若い選手が台頭してくることは、テニス界にとっては素晴らしいことだと思う。アガシやヘンマンのような世代から、僕やサフィン世代、そしてナダルのような若い年代まで、色んな選手がいるから、これからのツアーはもっともっと面白くなると思う。」と語った。

その他の試合では、2人のクレーコートの申し子が準決勝に駒を進めた。まず、第6シードで昨年優勝のG・コリア(アルゼンチン)がF・ボランドリ(イタリア)に3-6, 6-4, 6-3で逆転勝ちし、同大会での勝敗記録を19勝3敗に伸ばした。 また、同大会で2度の優勝経験があるJ・C・フェレーロ(スペイン)が6-2, 6-3でD・フェレール(スペイン)に快勝し、コリアとの準決勝対決に駒を進めた。両者が最後に対戦したのは昨年のバレンシアの大会で、その時はフェレーロが勝利しており、クレーコートでの対戦成績は2勝0敗でフェレーロがリードしている。

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