トランスジェンダーの競技参加を批判

ゲッティイメージズ
(左から)サバレンカとキリオス
画像提供:ゲッティイメージズ

アメリカ人作家で政治評論家のディネシュ・ドゥスーザ氏は日本時間30日に自身のSNSを更新し、同29日(現地28日)に行われたテニスのエキシビションマッチ「Battle of the Sexes: The Dubai Showdown(バトル・オブ・ザ・セクシーズ:ドバイ・ショーダウン)」を受け、トランスジェンダーの競技参加を痛烈に批判した。

>>【動画】キリオスvsサバレンカ 異色対決が実現!試合終了の瞬間!<<

>>テニス365 運営メンバー募集中!<<

今回のエキシビションマッチでは男子で世界ランク671位のN・キリオス(オーストラリア)と女子で世界ランク1位のA・サバレンカが対戦。

この試合では男女の身体的な差を考慮しサバレンカ側のコートは通常より9%狭く設定され、両選手ともサーブは1回のみという制限が設けられた。

そしてこのルールの中で行われた今回のエキシビションマッチでは、キリオスが6-3, 6-3のストレートで勝利した。

この男女による異色の対戦には様々な意見が寄せられ、その中には男子の優位性を際立たせるだけだという開催自体を批判する声もあった。

そんな中、試合後に自身のXを更新したドゥスーザ氏は今回のエキシビションマッチを受け、トランスジェンダーの競技参加について批判的に言及した。

「サバレンカはたった一手で全てのジェンダー平等論者とトランスジェンダー狂信者を追い詰め、信用を失墜させるという天才的な手法を見せたのではないか?」

さらに、ジャーナリストのベン・ローテンベルク氏の「この試合が開催されたことで世界は愚かになった」という投稿を引用し「男女平等という幻想が決定的に崩れ去ったことにあなたは憤慨しているようだね。トランスジェンダーのナンセンスみたいだけど、アリナ・サバレンカが男性として”自認”してトップクラスの男子選手に勝てると本気で思っている人がいるのでしょうか?」と続けた。

なお、サバレンカも今回のエキシビションマッチに先立ち行われたインタビューで、トランスジェンダーの女子競技参加について言葉を選びつつ自身の見解を述べている。

「彼ら(トランスジェンダー)に反対するつもりはないけれど、それでも女性に対して大きなアドバンテージを持っているように感じる。女性が生物学的に男性と対戦するのは不公平だと思う」

「女性が自分の限界に達するまで一生懸命努力してきたのに、生物学的にはるかに強い男性と対戦しなければならなくなる。なので、スポーツにおけるこのような行為には賛同できない」

今回のエキシビションマッチの開催により様々な観点からの論争が巻き起こっている。


■関連ニュース

・錦織 圭 現役続行の意思明確【独占取材】
・錦織 圭 30年続けるテニスの魅力とは
・錦織 圭 近年のテニス「変わった」

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング

(2025年12月31日8時27分)
その他のニュース