男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は12日、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク281位のJ・エンゲル(ドイツ)が第7シードのA・ミケルセン(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破る番狂わせを起こし、ツアー大会で初のベスト8進出を果たした。また、17歳のエンゲルは芝コートのツアー大会で今世紀最年少の準々決勝進出者となった。
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17歳のエンゲルがツアーレベルで芝コートの大会に出場するのは今回が初。1回戦では予選勝者で世界ランク94位のJ・ダックワース(オーストラリア)を下し2回戦に駒を進めた。
20歳で世界ランク35位のミケルセンとの顔合わせとなったこの日の2回戦、エンゲルはファーストサービスを31本入れ、その際に全てのポイントを獲得。ファーストサービス時のポイント獲得率100パーセントを記録し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークに成功。試合を通じて23本のウィナーを決めたエンゲルが、1時間17分でベスト8進出を果たした。
17歳8ヵ月で8強入りを決めたエンゲルは、芝コートのツアー大会において、2010年に18歳2ヵ月で8強入りしたR・ハリソン(アメリカ)の記録を抜き、今世紀最年少の準々決勝進出者となった。
なお、エンゲルよりも若くしてツアーレベルの芝コートの大会で8強入りしたのは、1985年に17歳7ヵ月でウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制覇した元世界ランク1位のBo・ベッカー(ドイツ)まで遡ることになる。
快進撃を続けるエンゲルは準々決勝で第4シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは2回戦で世界ランク36位のG・ペリカー(フランス)を下しての勝ち上がり。
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