テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は日本時間9日(現地8日)、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第1シードのJ・シナー(イタリア)を4-6, 6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (10-2)の同大会の決勝史上最長となる5時間29分に及ぶ死闘の末に大逆転で破り、大会2連覇を成し遂げるとともに、史上3番目の早さで四大大会5勝目を挙げた。
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22歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは5年連続5度目。昨年は決勝でA・ズベレフ(ドイツ)を下し初優勝を飾った。
2連覇を狙った今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク310位のG・ゼッピエリ(イタリア)、2回戦で同56位のF・マロジャン(ハンガリー)、3回戦で同69位のD・ジュムホール(ボスニア)、4回戦で第13シードのB・シェルトン(アメリカ)、準々決勝で第12シードのT・ポール(アメリカ)を下し4強入り。準決勝は第8シードのL・ムセッティ(イタリア)の途中棄権により決勝に駒を進めた。
23歳で世界ランク1位のシナーとの頂上決戦となった決勝戦、2セットダウンと追い込まれたアルカラスは1つセットを返すも、第4セットでは3度のチャンピオンシップポイントをシナーに握られる。
それでもこれをしのいだアルカラスは、相手のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップも乗り越え2セットオールに追いつき、ファイナルセットをタイブレークの末にものにして、同大会史上最長の決勝となった5時間29分に及ぶ死闘を制した。
この勝利により、アルカラスはオープン化以降では史上8人目となる大会2連覇を成し遂げるとともに、四大大会で5度目のタイトルを獲得した。
22歳34日でこの日の決勝を迎えたアルカラスは、B・ボルグ(スウェーデン)の22歳5日、R・ナダル(スペイン)の22歳33日に次ぎ、史上3番目の早さで四大大会5勝目を記録した。
アルカラスは試合後の会見で、自国の先輩であり尊敬するナダルと1日違いの"ほぼ"同じスピードで四大大会5度目の制覇を成し遂げたことについて語った。
「自分が(この記録を)成し遂げたという実感を持たなければならない。それが最初のステップだと思う。正直なところ、ナダルと同じ年齢で5度目のグランドスラム優勝を果たしたという偶然は、運命と言えるだろう」
「僕のアイドルであり、インスピレーションの源であるラファ(ナダル)と同じタイミングで5度目のグランドスラム優勝を果たしたという記録は僕にとって永遠に残るもの。本当に光栄だ。これで終わってしまわないように願っている」
一方、敗れたシナーは四大大会4度目の制覇とはならず準優勝となった。
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