男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス4回戦が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)が第23シードのK・ハチャノフを6-3, 3-6, 7-5のフルセットの激闘の末に下し初のベスト8進出を果たすとともに、「ATPマスターズ1000」9大会全てで8強入りという現役選手では10人目となる快挙を成し遂げた。
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22歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり2度目。初出場となった2023年は3回戦で敗れている。
アルカラスは前々週まで行われていたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を内転筋の負傷により欠場。今大会が約2週間ぶりの復帰戦となった。
今大会はシード勢が1回戦免除のため初戦となった2回戦でアルカラスは、予選勝者で世界ランク131位のD・ラヨビッチ(セルビア)、3回戦では同64位のL・ジェレ(セルビア)を下して4回戦に駒を進めた。
一方、28歳で世界ランク24位のハチャノフは3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同101位のF・パッサロ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
4回戦の第1セット、アルカラスは第1ゲームでいきなりブレークされるが、その後第6ゲームでブレークを返すと、さらに第8ゲームで2度目のブレークに成功し先行する。
第2セットでは、アルカラスが第5ゲームで先にブレークに成功するが直後の第6ゲームでブレークバックされると、第8ゲームでもブレークを許しこのセットを奪い返される。
ファイナルセットは、アルカラスが第4ゲームでブレークに成功したが、第7ゲームでブレークされ追いつかれる。しかし第12ゲームで2度目のブレークに成功し2時間28分で初のベスト8進出を果たした。
アルカラスはこれで「ATPマスターズ1000」9大会全てで8強入りを達成。現役選手でこれを達成しているのはN・ジョコビッチ(セルビア)、G・モンフィス(フランス)、M・チリッチ(クロアチア)、S・チチパス(ギリシャ)、A・ズベレフ(ドイツ)、G・ディミトロフ(ブルガリア)、D・メドベージェフ、H・フルカチュ(ポーランド)、A・ルブレフに次ぎ10人目。5日に22歳を迎えたばかりであるアルカラスはこの中で最年少でこの記録を達成した。
勝利したアルカラスは、準々決勝で第5シードのJ・ドレイパー(イギリス)と対戦する。世界ランク5位のドレイパーは、4回戦で同83位のC・ムーテ(フランス)を下しての勝ち上がり。
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