女子テニスのトランシルバニア・オープン(ルーマニア/クルジュ=ナポカ、室内ハード、WTA250)は日本時間5日(現地4日)、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のS・ハレプ(ルーマニア)は世界ランク72位のL・ブロンゼッティ(イタリア)に1-6, 1-6のストレートで敗れ敗退。この試合のあとコートに再登場し、突然の現役引退を発表した。アスリートとしてのテニス選手は「現時点では、それはもう不可能です」と明かしている。
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33歳で現在世界ランク870位のハレプは2018年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と2019年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制覇。そのほかにも全仏オープンでは2度、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でも1度準優勝を飾っている。
また、世界ランク1位在位期間も通算64週を誇るほか、「WTA1000」では9つのトロフィーを獲得。WTAツアー24勝を記録し、年末時点の世界ランク1位の称号である年間1位を2度獲得した。
しかし、2022年後半から2024年前半まではドーピング問題に揺れており、結果的に処分は大幅に軽減されたものの、復帰後は世界1位本来の力を発揮することはできず、キャリア終盤は負傷などもあり満足いく結果を得られることができなかった。
日本時間5日に母国ルーマニアで行われたトランシルバニア・オープン1回戦では昨年末に負った負傷から復帰し今季初戦を戦ったが、ブロンゼッティに完敗したあと、コートに再登場し、突然引退を発表した。
「皆さんの前でプレーし、コート上でテニスに別れを告げるために、今日このクルジュに来ました。私のプレーはあまり良くなかったけれど、それでも私の魂がこもったものでした。また戻ってくることがあるでしょうか......でも今はここでプレーするのはこれが最後です。泣きたくないわ。泣きたくない。世界1位になり、グランドスラムで優勝した。それは私が望んでいたことです。人生は続いていきます。テニスの後の人生もあるし、また会えるといいですね。もちろん、私はテニスを続けるつもりですが、競技者であるためには、もっと多くのことが必要で、現時点では、それはもう不可能です」
「今回の決断は、もしかしたらとても苦しいことなのかもしれない。3年前にはない考えだったけど、今はわかっている。とても痛いし、時間が必要。痛みを消すためにね」
マッチ通算580勝のルーマニアのレジェンドがコートに別れを告げた。
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