マレー 思わぬ形でウィンブルドン終了

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マレー
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イギリスのLTA(ローンテニス協会)は6日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の混合ダブルスに出場予定であったA・マレー(イギリス)/ E・ラドゥカヌ(イギリス)組がラドゥカヌの手首の負傷により棄権すると発表した。これにより、引退することを表明しているマレーにとっての最後のウィンブルドンは思わぬ形で幕を閉じた。

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シングルスの元世界ランク1位で、ウィンブルドンでの2度の優勝を含む四大大会3勝を誇る37歳のマレーは今季での引退を表明しており、今回が最後のウィンブルドンであると発言してきた。

シングルスは腰の負傷により欠場を余儀なくされたマレーだったが、兄のJ・マレー(イギリス)と男子ダブルスに、ラドゥカヌと混合ダブルスに出場し、ウィンブルドンに別れを告げる予定となっていた。

4日に行われた男子ダブルス1回戦ではR・ヒジカタ(オーストラリア)/ J・ピアース(オーストラリア)組に6-7 (6-8), 4-6のストレートで敗れ初戦敗退となったマレー。

試合後にはセレモニーが行われ、インタビューでは「(引退は)とてもつらい。プレーを続けたいんだ。でも身体的にそれができない。とてもつらいよ。怪我が積み重なり、どれも小さなものではなかった。これからもずっとプレーしたかった。このスポーツが大好きなんだ。テニスは僕にたくさんのものを与えてくれた。残りの人生で役立つたくさんの教訓を教えてくれた。やめたくない。だからつらい」と涙ながらに語った。

6日にはラドゥカヌとペアを組んだ混合ダブルス1回戦でM・アレバロ(エルサルバドル)/ ザン・シュアイ(中国)組と対戦予定となっていたマレーだったが、この日LTAはラドゥカヌの負傷により同ペアが棄権すると発表。マレーにとって最後のウィンブルドンは思わぬ形での幕引きとなった。

LTAは公式サイトにラドゥカヌのコメントを掲載している。

「残念ながら今朝起きたら右手首が少し硬くなっていました。そのため、今夜の混合ダブルスを棄権するという非常に難しい決断を下すことになりました」

「アンディ(マレー)と一緒にプレーすることを本当に楽しみにしていたので残念ですが、大事を取らなくてはなりません」

なお、ラドゥカヌは女子シングルスで勝ち残っており、7日に行われる4回戦で世界ランク123位のL・サン(ニュージーランド)と対戦する予定。

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