男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は20日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク50位のA・マレー(イギリス)が予選勝者で同75位のA・ミュレール(フランス)を6-1, 7-6 (7-5)のストレートで下し初戦突破を果たすとともに、今季初白星を飾った。また、マレーは昨年10月から続いていた連敗を6で止めた。
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36歳で元世界ランク1位のマレーは昨年10月のスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)2回戦でT・M・エチェベリー(アルゼンチン)に敗れて以降、白星を挙げられておらず、今季は4大会に出場し全大会で初戦敗退を喫した。
先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の初戦敗退後の会見では同大会でのプレーが「最後になる可能性が高い」と引退の可能性も示唆。
それでも先月30日には自身のSNSを更新し、自身の引き際について書いた母国イギリスの記者に反論するかたちで「僕は辞めない。自分の実力を発揮できるよう、戦い続け、努力し続けるよ」と力強いメッセージを投稿していた。
そしてマッチ6連敗で迎えた今大会の1回戦、マレーはファーストサービス時に73パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークに成功し、今季初白星を飾るとともに連敗脱出を果たした。
試合後のオンコートインタビューでマレーは無言で両手を突き上げ、全身で喜びを表現した。
その後「ここ数ヵ月、コート上では本当にタフだった。勝てない試合が多かったし、接戦で負けることも多かった。最後はきつくなっていたよ。でも勝ててうれしいよ。1回戦にたくさんの人が見に来てくれたんだ。ありがとう。何とか試合を切り抜けて、またひとつ勝てたことを誇りに思う。この困難な時期を乗り越えるための解決策を見出そうと、僕のために懸命に働いてくれたチームにも感謝している。これをきっかけに、もっといい結果がでることを願っているよ」とコメントした。
勝利したマレーは2回戦で同116位のJ・メンシーク(チェコ)と対戦する。メンシークは1回戦で第5シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
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