男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス（スペイン/マヨルカ、芝、ATP250）は２３日、シングルス準々決勝が行われ、第５シードのＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）が第１シードで昨年の同大会覇者であるＤ・メドベージェフを6-3，6-2のストレートで破り、ベスト４進出を果たした。

通算成績３勝１敗として迎えた両者。前週のテラ・ウォルトマンオープン（ドイツ/ハレ、芝、ATP500）準々決勝でバウティスタ=アグは初めてメドベージェフに敗れている。

この日は序盤からバウティスタ=アグが試合を支配。サービスゲームでは１本もサービスエースを決めることがなかったものの、ダブルフォルトもゼロに抑えた。ストローク戦ではミスを重ねるメドベージェフに対して、ファーストサービスが入ったときには７４パーセントの確率でポイントを獲得。１度もブレークを許さずにいると、リターンゲームでは３度のブレークに成功し、１時間１１分で快勝した。対戦成績はバウティスタ=アグの４勝１敗と世界ランク１位のメドベージェフにとって天敵となっている。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはバウティスタ=アグのコメントが掲載された。

「ダニール（メドベージェフ）に勝つにはそもそも良いプレーをしなければならない。彼は１位だし、去年ここで優勝している。数日前には僕にも勝った。今日は自分のプレーに自信を持つことができたし、強い打球を打って納得のいくプレーをすることができた」

今年２月のカタール・エクソンモービル・オープン（カタール/ドーハ、 ハード、ATP250）以来今季２勝目、キャリア通算１１度目のツアータイトル獲得を狙うバウティスタ=アグは準決勝で予選から勝ち上がっている世界ランク３０３位のＡ・ベリエ（スイス）と対戦する。ベリエは準々決勝で同５３位のＴ・フリークスポール（オランダ）を逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第２シードのＳ・チチパス（ギリシャ）や世界ランク５６位のＢ・ボンズィ（フランス）が４強入りを決めている。

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