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HOMEレッスンTOPトッププロの技術研究コリア編
GUILLERMO CORIA

Vol.2 非常にミスが少なく余裕も感じさせるリターン

基本的には安全志向

クレーコートで大活躍しているコリアのリターンは、他の選手に比べると、トップスピンが多めにかかっていて、攻撃力はそれほどない。だが、とにかくミスなく、次で相手に攻撃を許さないようなリターンをコンスタントに打ち続けることができるのが大きな強みだ。
戦略的にも、リターンで勝負してミスが増えるよりも、ある程度安全性を重視して返し、その後のラリーで、粘り強さで勝負する自分の形に持ちこみたいという考え方だ。また、相手がサーブ&ボレーしてきた場合には、足下にきっちりと落とすこともできる。安全志向であってもただ返すだけではなく威力も十分にあり、弱点が見当たらないことが武器になっている。

まだ伸びる余地がある

技術的な面からみると、フォアのほうがスピンが多めで、とくにクレーでは思い切り振り抜いてスピンを強くかけ、高く弾ませる。また、スピンのかかり具合がつねに安定していて、いつ見ても同じ打ち方をしているという印象がある。そのあたりは臨機応変なフェデラーとは対照的で、コリアは、これと決めたらそれを何回でもやり通せるメンタルもフィジカルも持っている。努力家で、同じことを毎日くり返すことを苦にしないタイプだ。
両手バックのほうは、高い打点で攻撃的に打つことも得意だが、フォア、バックとも良いリターンが打ててバランスが良いため、相手としては、どちらにサーブを打つべきか迷うだろう。
G.コリアのスピンを多めにかけたフォアハンド・リターン
かなり後ろめに構えてしっかり振り切り、スピンを多くかけて相手コートで高く弾ませようとした場面。どこを見ても無理がなく、安定感も余裕もあって、ミスをしそうな雰囲気がまったくないコリアらしいリターンだ。
G.コリアの攻撃的なバックハンド・リターン
こちらは、前で構えて高い打点から攻撃的に打った場面。インパクト後の右肘のたたみ方が非常にうまく、右手で面の動きをコントロールして左手で叩いているというイメージだ。基本的には安全志向だが、打とうと思えば打てる余裕も持っている選手と言える。

(テニスジャーナル 2004年9月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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