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GUILLERMO CORIA
Vol.1アマチュアにも手本になる効率的なシンプル・サーブ

リターンで攻められなければOK

コリアのサーブは、あまり攻撃的ではないが、相手のリターンをかわす(攻撃的なリターンを打たせない)という意味でのうまさがある。そして、自分のペースでラリーに持ちこめればOKという女子に多いタイプだ。
球種は基本的にスピン系で、その中で回転やコースにうまく変化をつけていくという組み立てで、ときどき見せ球として攻めるサーブも入れるので、相手としてもなかなか的を絞りにくいはずだ。また、試合の中ではどうしてもファーストサーブを入れておきたいポイントがあるが、そういうときに(プレッシャーがかかっても)きっちり入れられるファーストを持っているのも大きな強みだ。

まったく無理のないシンプルなサービス・フォーム

フォーム的にも、オーソドックスで何も無理していないという意味で、非常に模範的だ。身長は175cmでフィジカル的に恵まれているとは言えないが、シンプルで効率が良く、リピータブルで、身体に負担のかからないサーブであり、日本人が目指すべきサーブとも言える。もちろん、その中でプロネーションは十分にあるし、基本はしっかり押さえている。セカンドサーブでも、よく弾んでリターン・エースを打たれないだけのスピンサーブを打っており、強力な武器とは言えないが、彼のテニスに対してまったく不足はない。


G.コリアのクレーコートでのファーストサーブ
ファーストも基本はスピン系で、どれだけ回転を減らすかという部分で変化をつけており、ときには見せ球的にフラットでエースを狙うこともある。ただ、100%の力で打ってはいないので余裕があり、入れたいときには確実に入れることができる。
G.コリアのクレーコートでのファーストサーブ
G.コリアのクレーコートでのセカンドサーブ
セカンドではしっかりとスピンをかけ、バウンドを高く弾ませておいて一発のリターンを封じるという狙いになる。比較的ファーストとセカンドの差が少ない選手だが、強く回転をかけようとする分、むしろセカンドのほうが身体の動きはダイナミックになっている。
G.コリアのクレーコートでのセカンドサーブ

(テニスジャーナル 2004年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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