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サービス編

Vol.15 トッププロの最新技術 ここを盗め! サービス編 下巻

厚いグリップからのドロップショット

どうやってグリップチェンジするの?

本特集の最後に取り上げるのは、ドロップショット。最近のトッププロのゲームでは、以前よりもドロップショットがかなり多用されるようになってきた。しかも彼らは、厚いグリップから、知らないうちに薄いグリップに握り変えて、非常にうまく相手の裏をかいている。あれは、どうやって打っているのだろうか。

慣れれば誰でもできる

まず、ドロップショットが増えてきた理由だが、これはベースラインでの激しい打ち合いが多くなってきた中で、攻撃のひとつの手段として見直されてきたからだ。とくにクレーコートなどのなかなかエースが取れないサーフェスでは多用されている。もちろんアマチュアでも、得意にすれば、かなり有効な武器となる。

ただし、ドロップショットは相手に読まれたら意味がないので、初めからグリップを薄くしておくのは良くない。では、プロはどうしているかというと、下の合成写真のように手の中でグリップを回して、打つ直前に握り変えているのだ。これは慣れれば誰でもできるので、読者の方にもぜひトライしてみてほしい。

ドロップショットはスライス系の技術なので、グリップは薄いほうが打ちやすい。しかし、初めから薄いグリップにしておくと、相手にドロップショットを打つことが簡単にバレてしまう。そうなると、相手を揺さぶるどころか、チャンスボールを与えてしまうことにもなりかねないので、テイクバックの段階では、相手に強く打つように見せかけるためにぎりぎりまで厚いグリップのまま構えておいたほうが良い。

今のテニスでは、フォアハンドは厚いグリップが主流だが、そこからドロップショットを打つ場合、プロたちは相手の裏をかくため、打つ直前に左手を使わずにグリップチェンジを行なっている。この合成写真でも、2コマ目まではグリップが厚いままだが、その後で握りを緩めて手の中でグリップを回し、一瞬のうちに薄いグリップに変えていることがわかる。

G.クエルテンの厚いグリップからのドロップショット
相手の返球が浅くなったところで、いかにも強打しそうなテイクバックから意表をついてドロップショットに切り換えた場面。打つ直前に右手だけでグリップチェンジしているのは上で解説した通りだ。浅く落とすショットだが、当てるだけではネットを越えないので、このように正確なスウィングできちんとボールをコントロールすることが大切だ。
G.ガウディオの厚いグリップからのドロップショット
こちらも厚いグリップでテイクバックを始め、3~4で手の中でグリップを変えてドロップショットを打った場面。プロの場合、左手を使わずにグリップチェンジするのは当たり前に行なっていることで、打球後に握りを元に戻すときも、手の中でクルリとグリップを回している選手も多い。もちろん、これはアマチュアでも慣れればできるはずだ。
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(テニスジャーナル 2005年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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