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Vol.13 ミスを減らすための練習法 サーブ編

セカンドサーブが入らないという問題を解決

ファーストよりもセカンドのほうが確率が悪いという場合もよくある

アマチュアの試合では、ファーストサーブよりもセカンドサーブのほうが確率が悪いということがよくある。たとえば、ファーストは7割入るが、セカンドになったときはプレッシャーがかかって6割しか入らないというケースだ。つまりセカンドは、プレッシャーがかかっても入れられるという自信(練習ではほぼ 10割入る)をつけておかなければ、当然ミスも多くなってしまうのだ。

セカンドサーブのミスが多い人の技術的な問題点としては、当たりが安定しない、深さが安定しないなどいくつかあるが、「とにかく入れる」という考え方の場合、余計な動きを最小限に抑えることがポイントになる。つまり、身体や手首をあまり使わず、腕だけはなるべく振り切るということだ。回転に関しては、手首をある程度固めた状態で可能なだけかければ良い。

いつもファーストサーブしか練習していない人が多い

だが現実には、サーブ練習というと、強く打つだけ-つまりファーストの練習だけで、セカンドは試合でしか打っていないという人が多いのではないだろうか。それではセカンドが入らないのも当然。緩く打つことに慣れていないため、試合になって急に緩く打っても、正確なコントロールができないのだ。

技術的に言えば、いちばん良くないのは、ファーストと同じフォームで、当たりだけ弱くしようとすることだ。同じフォームで動きだけスローにして打つというのは、相当な高等技術であり、通常は身体に余計な力が入って不安定になってしまう。したがって、まずは形にこだわらず、緩く打ってきっちり入れる練習が必要だ(下図参照)。初めは、セカンドサーブはファーストサーブの延長上にある必要はなく、別のものとして確立させれば良いのだ。日常のサーブ練習でも、そうしたセカンドの練習を増やさなければいけない。

これは緩く打って確実にコントロールすることに慣れる練習で、最初はベースラインよりも2~3m下がって、入れることを最優先して打つ。回転をかけるかどうかは、自分自身の技術や考え方で決めればOKで、初中級者ならフラットでかまわないが、確実に狙ったところに落とすことをつねに意識しよう。そして自信がついてきたら徐々にベースラインに近づいていく。日常のサーブ練習でも、先にこのようなセカンドサーブの練習を行ない、設定した課題をクリアしないとファーストの練習に入れないようにするのも良い。

ベースラインからセカンドサーブの練習をするときは、的を置いてそれを狙うようにしよう。その置き場所は、ラインの近くではなく、楽に狙える場所に置いたほうがリラックスして打てる。そして練習の最後は、何球か続けて入れる(最低5球)という課題をクリアする。ただし、時間は制限したほうが良く、意地になって1時間も2時間もやり続けるのは良くない。またレベルが上がってきたら徐々に課題を厳しくしていこう。

C.モーヤの後ろから見たスピン系セカンドサーブ
これは男性に多いスピン系のセカンドサーブの例。男子プロのスピンサーブにしては膝の曲げや身体の反りが少なく、打った後の姿勢の乱れも皆無で、非常に楽に打っているように見える。だが、腕はしっかりと振り抜かれており、回転もスピードも十分にある。安定したセカンドサーブという意味では、まさに模範となる連続写真と言える。
M.ヒンギスの後ろから見たスライス系セカンドサーブ
こちらは女性に多いスライス系のセカンドサーブの例。スライスは縦の変化が少ないが、スピンよりも縦方向のブレが出にくいため安定感が高く、セカンドサーブに使うことをお勧めできる。打つときのポイントとしては、この例のように身体の余計な動きを抑え(とくに上下動は最小限にして)、ボールの高さを安定させることを意識したい。
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(テニスジャーナル 2004年4月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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