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全豪オープン2009特集

12/2〜12/4

デビス・カップ(決勝)

ITF スロバキア、ブラチスラバ

『クロアチア、接戦を制して世界の頂点に!』

クロアチア代表
初優勝を決めたクロアチア代表チーム
マリオ・アンチッチ
大事な試合をものにしたアンチッチ
ドミニク・フルバティ
フルバティの頑張りも一歩及ばず
画像提供:Getty/AFLO

デビス・カップ、ワールドグループ決勝はクロアチアとスロバキアが、どちらも初優勝を掛けて熱い戦いが繰り広げられた。結果はクロアチアが敵地と言う不利な状況を振り払い、見事初の世界王者に輝いた。

勝敗は2勝2敗の譲らぬ展開で、最後の最終日第2シングルスにまでもつれ込んだ。地元スロバキアはランキング162位のM・メルティナックを送りこみ、クロアチアはランキング22位のM・アンチッチ(クロアチア)の必勝体制で臨んだ。試合はアンチッチが7-6(7-1), 6-3, 6-4の2時間50分のストレートで下し、勝利を決めた。アンチッチは「2勝2敗での試合なんだ。勝つしかないと思った。言い訳なんかできない、チャンピオンになるかそうでないかのいずれかなんだ。」と、試合へ臨んだ時の心境を語った。「序盤は緊張が隠せなかった。第1セットは何度もブレーク・ポイントを握ったのに、ブレークできなかった。でも、タイブレークを制してから、試合の主導権を握れたよ。」と、メルティナック戦を振り返った。直前にK・クチェラ(スロバキア)からの代役となったメルティナックは「もちろん、プレッシャーはあった。全力を出し切ったけど、勝利の女神は微笑んでくれなかった。」と、大役果たせず肩を落としていた。

初日はシングルス2試合が行われた。第1試合ではクロアチアのエースI・リュビチッチ(クロアチア)が、膝の怪我からK・ベック(スロバキア共和国)に代わり突然の出場となったスロバキアのクチェラを6-3, 6-4, 6-3で破り、まず1勝を上げた。リュビチッチは「試合には十分注意を払って臨んだんだ。クチェラはかつてランキング6位にまでなった選手。高いレベルでのプレーの仕方を熟知しているからね。」と、気を引き締めて勝利を呼んだ。一方、今シーズンは左手首の負傷からほとんど試合に出場していなかった31歳のクチェラは、「出来る限りのことはしたけど、彼のサービス・ゲームでは全くチャンスをくれなかった。ブレーク・ポイントを1度握るのが精一杯だった。」と、完敗を認めていた。第2試合では、地元の声援をバックにスロバキアのエース、D・フルバティ(スロバキア)が今年のデビス・カップでこれまでの最高の試合と言わせたプレーで、アンチッチを7-6(7-4), 6-3, 6-7(4-7), 6-4で倒し、1勝1敗に持ち込んだ。

続く2日目にはダブルス1試合が行われた。スロバキアはフルバティ&メルティナック組、クロアチアはリュビチッチ&アンチッチ組で勝ったチームが勝利に王手を掛ける。試合はリュビチッチ&アンチッチ組が7-6(7-5), 6-3, 7-6(7-5)の2時間48分でフルバティ&メルティナック組を下し、クロアチアが2勝1敗とリードした。

最終日は、第1試合には両エースの激突となった。試合はスロバキアのフルバティがリュビチッチを4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 6-4の3時間20分のフルセットで倒し、2勝2敗のタイに持ち込み、地元の声援に応えた。「最高のプレーができる理由は1つ。それはデビス・カップだからさ。デビス・カップになると、信じられないくらいの好プレーを続けられるんだ。もちろん、プレッシャーはあった。正に、これまでで一番難しい試合と言えるよ。これで優勝への可能性をつなぎ止られて光栄だよ。」と、フルバティは大役を果たした満足感を語った。一方のリュビチッチは「昨夜、首を寝違えてしまって午前中はずっと治療していた。直前まで悩んで結局プレーすることにしたけど、第2セットの後で胃の調子が悪くトイレで吐き気をもようしたんだ。自分はベストの体調ではなかったけど、今日のフルバティはこれまでで一番のプレーをしていたよ。」と、無念の中にも相手のプレーを賞賛していた。

2勝2敗で勝敗の掛かった最終試合では、急遽メルティナックが代わりを務めるという、クロアチアは最後の最後で慌しい中での試合となってしまった。優勝したクロアチアのキャプテン、N・ピリチは「ドイツを率いてかつて3度の優勝経験があるが、気心を知り合ったこのクロアチアの選手達との優勝は格別。1年通して雰囲気も良かったし、選手達を誇りに思う。この優勝はクロアチアのスポーツにとって多大な功績をなるだろう。」と喜びを語った。敗れたスロバキアのキャプテンのM・メチルは「みんな精一杯やってくれたし、感動を与えてくれた。ここにいる全員が勝者に値するよ。」と、選手達の労をねぎらっていた。クロアチアはこの優勝で、デビス・カップの王者になった12番目の国となり、ノーシードから優勝を上げた初めての国となった。この勝利で、世界ランキングもスペインを抜いて4位から一気に1位へと浮上し、スロバキアも6位から3位へと躍進した。

復活を目指す選手達!

ジョン・マッケンロー
ダブルスでツアー復帰のマッケンロー
マルチナ・ヒンギス
本格復帰を決めた元女王のヒンギス
画像提供:Getty/AFLO

国別対抗戦のデビス・カップで、嬉しい初優勝を上げたクロアチアだったけど、この決勝戦にも、とある記録が掛かっていたの。それは、かのJ・マッケンロー(アメリカ)が叩き出した記録で、1982年に米国が優勝した時、マッケンローはシングルス&ダブルス12試合全てに勝利したというもの。クロアチアのリュビチッチは、出場した試合を全勝で迎えて、決勝戦でシングルス2試合ダブルス1試合に出場して勝利すれば、その記録に並ぶはずだったの。それが、最後のシングルスで、フルバティに敗れて達成できなかったのよ。

同じくマッケンローは、1シーズンで82勝3敗というシングルス最高勝率を持つけど、それも今シーズン、フェデラーが塗り替えるかって勢いだったのに、終盤にきて怪我しちゃって失速。それでも最終戦に優勝すれば、その記録に並ぶはずだったわね。なのに、それも後一歩で及ばなかったわ。そう考えると、マッケンローって偉大な選手だったのね〜!気性の激しい暴れん坊のイメージだけど、その実力を今さらながら再認識させられたシーズンだったかもしれないわ。

デビス・カップ決勝の最終日、「Davis Cup Award of Excellence」と言う賞の表彰式が行われたの。受賞したのは、クロアチアのかつてのエース、G・イバニセビッチとスロバキアのキャプテン、M・メチル。この賞は世界を舞台にした戦いで、多大な功績を母国に与えた選手に送られるもの。イバニセビッチは、これまでのクロアチアを支え、出番こそなかったけど、決勝戦では縁の下の力持ちとしてチームの優勝に貢献、メチルは数々の難関を乗り越えて見事スロバキアを決勝へ導いた功績を称えての受賞だったのね。おめでと〜!

そうそう、数日前にM・ヒンギス(スイス)の復活のニュースが流れて、多くのテニス・ファンを喜ばせました。もちろんPinkyも大賛成!って言うか、遅かったんじゃない?って言いたいくらい。「ここ数年、テニス以外の生活が充実していたの。だからテニスだけが人生じゃないって本当に思えたわ。でも、まだ試合が好きだし、チャレンジしていきたくなったの。でも、試合に負けることより最悪なことが世の中にはあるってことも勉強したわ。」って、復帰を決めた自分の人間としての成長をアピールしてたわ。

長いトンネルから抜けようとしているのはJ・ドキッチ(セルビア)。オーストラリア・テニス協会との確執とか、父親との不仲とかで苦しい時期が長かったけど、復活に掛けてオーストラリア入りしたの。「ここへ来るのはかなり緊張したわ。でも、自分の決断に今はもっと満足してる。全ての人が賛成してくれている訳じゃないのは知っていて辛いけど、今は来シーズンへの興奮の方が大きいわ。」だって。もう一花咲かせてもらいたいわ〜!

それに触発された訳じゃないと思うけど、マッケンローもダブルスで復活を果たすんだとか。ダブルスに関しては、ルール改正とか観客離れとか色々話題を呼んだけど、「観客の意識がダブルスから離れていく昨今で、自分が少しでも注目を引けるようになれば、テニスと言うスポーツに貢献できるかと思ったのさ。それでダブルスに話題が集まれば、今後の解決の手助けになれたら幸いだよ。」そうね、Pinkyもダブルス大好きよ。だから、これがナブラチロワに続いて、男子ダブルスにも好影響を与えてくれたら、2006年のテニス・シーンは益々目が話せなくなるはずよ!早くツアーが始まらないかしら!!!

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