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突然の棄権に非難の声が上がっているアガシ |
画像提供:Getty/AFLO |
(中国、上海)
今週、上海で開催されている男子テニスのマスターズカップだが、過去に例がないほどトップ選手の欠場が続いている。その欠場理由の殆どが怪我などによるものだが、ここにきてA・アガシ(アメリカ)へ非難の声が高まっている。
アガシは、月曜日に行われた1回戦でN・ダビデンコ(ロシア)に6-4,6-2のストレートで敗れた後、大会から棄権することを突然発表した。アガシによると、4週間前にラケットボールをしていた際に痛めたかかとが未だ完治しておらず、その影響もあり、これ以上は満足なプレーが出来ないと判断したのだという。
アガシによる突然の棄権表明を受けた大会側は、「アガシの決断(突然の棄権)は極めて遺憾だ。彼は、2000年のハイネケン・オープンでも初戦で姿を消し、2年後のマスターズカップでも2敗した後、いきなり棄権表明している。そして今回また同じようなことが起きたんだ。」と不満を隠さない。
大会ディレクターのW・リーガン氏は「アガシに対して個人的なコメントをするつもりはないが、大会側としては極めて迷惑しているし、特に関係者への何の事前連絡もなく勝手に行動したことには憤慨している。」とコメントしている。
この件についてアガシ本人からのコメントは出されていない。
(2005年11月16日)