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決勝進出を決め、大舞台での活躍が期待されるモレスモ |
画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス)
WTAツアー・チャンピオンシップは3日目の試合が終了、予選ラウンドは後1日残すところで決勝トーナメントに進出する4選手が決まった。
この日3試合目で黒組の
A・モレスモ(フランス)と
E・デメンティエワ(ロシア)が対戦し、モレスモが6-2, 6-3の一方的な試合で勝利し、2勝0敗とした。デメンティエワは0勝2敗となった。
同組には、同じく2勝0敗の
M・ピアース(フランス)と0勝2敗の
K・クレイステルス(ベルギー)がおり、予選最終日の明日の結果を待たずに、モレスモとピアースの二人のフランス勢が決勝トーナメントに進むことが確定した。
一方の緑組でも
L・ダベンポート(アメリカ)と
M・シャラポワ(ロシア)が既に決勝トーナメント進出を決めており、これで全4人の顔ぶれが決まった。現地時間金曜日の予選ラウンド最終日の結果で各組内での順位が決まり、それぞれの1位と2位とが土曜日の準決勝で対戦する。
開催前は優勝候補筆頭と見られていたクレイステルスが2連敗を喫し、早くも予選で姿を消すこととなった。今大会でクレイステルスがもしダベンポート以上の成績を残していれば年末ランキングで1位に躍り出る可能性もあったが、これでダベンポートがその座をキープすることも決まった。
「1年前は予想だにしなかったわ。」と語るダベンポートは、年末ランキング1位になるのはこれで4度目。
シャラポワは7月にウィンブルドンで
N・ペトロワ(ロシア)を倒して以降、上位選手をなかなか倒せないでいたが、この日はダベンポートとの接戦を制して勝利した。
「ダベンポートはこのところ絶好調なだけに、今日私が思ったような試合で勝てたことはとてもうれしい。」と、シャラポワも久しぶりに手ごたえのある勝ちっぷりだったようだ。
先週も右親指を負傷して大会を欠場していただけに、体調も不安視されたが、「この大会に出ないことなんて考えられなかった。」とさすがにタイトル防衛がかかった最終戦には意気込みも当然違う。
3日目終了時点での結果は以下の通り。(
赤字は決勝進出)
緑組 |
勝敗 |
セット数 |
ゲーム数 |
シャラポワ |
2勝0敗 |
4-2 |
32-24 |
ダベンポート |
2勝1敗 |
5-2 |
40-33 |
シュニーダー |
1勝2敗 |
3-5 |
35-39 |
ペトロワ |
0勝2敗 |
1-4 |
19-30 |
|
黒組 |
|
|
|
モレスモ |
2勝0敗 |
4-0 |
25-14 |
ピアース |
2勝0敗 |
4-1 |
29-18 |
クレイステルス |
0勝2敗 |
1-4 |
22-30 |
デメンティエワ |
0勝2敗 |
0-4 |
10-24 |
(2005年11月11日)