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シャラポワと同じ『マリア』の名を持つキリレンコ |
画像提供:Getty/AFLO |
(中国、広州)
先週のチャイナ・オープンでツアー初優勝を上げた18歳のM・キリレンコ(ロシア)は、広州国際女子オープン(賞金総額17万ドル、ティア3、ハード)で2週連続優勝に向かって突き進んでいる。
木曜日に行われた2回戦に登場した第4シードのキリレンコは、A・パーラ=サントンハ(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで破りベスト8入りを決めた。キリレンコはここ7試合で1セットも落としておらず波に乗っている。キリレンコの準々決勝の相手は、地元の期待を担う第5シードの鄭潔(中国)。
トップ・シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を1回戦で敗る殊勲をあげたリー・ティン(中国)はA・イドコワ(ロシア)を2-6, 6-1, 6-0の逆転で下し準々決勝進出を決めている。リーは、この大会前の2大会では、1勝も上げることができていなかった。また、地元優勝の期待を一身に浴びている第2シードのS・ポン(中国)は、T・オブジラーを6-4, 6-4で破り8強入り。次の対戦相手は16歳のV・アザレンカ。
昨年優勝したN・リー(中国)は、E・ガリアルディ(スイス)を6-3, 6-2と危なげなく退けた。去年は、予選から勝ち上がっての優勝で、地元ファンを大いに沸かせたリーだが、準々決勝ではヤン・ツーと対戦する。ヤン・ツーはM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-2, 6-1で破り勝ち上がっている。
中国人選手でこの日敗れたのは、スン・ティエンティエン(中国)だった。第6シードのN・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)に3-6,2-4とリードされたところで、左つま先の痛みを訴え棄権となった。スンは、先週のチャイナ・オープンでS・ウィリアムズ(アメリカ)を破る殊勲を上げていた。
今大会の優勝賞金は、2万7千ドルとなっている。
(2005年9月30日)