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嬉しいツアー初優勝を決めたキリレンコ |
画像提供:Getty/AFLO |
(中国、北京)
チャイナ・オープン(賞金総額58万5千ドル)は日曜日決勝が行われ、世界ランキング45位、新鋭M・キリレンコ(ロシア)が、世界ランキング30位のA・グローネフェルド(ドイツ)を6-3, 6-4のストレートで破り、嬉しいツアー初優勝をあげた。今大会は1セットも落とさず、完勝だった。
準決勝でM・シャラポワ(ロシア)が途中棄権するという運にも恵まれたキリレンコだが、大会を通して安定した強さを見せ、まさに次世代のトップを担うに相応しいプレーぶりだった。キリレンコは、格上のグローネフェルドに対し厳しいリターンとダウンザラインのショットで終始主導権を握った。
マッチポイントでグローネフェルドのショットがアウトすると、キリレンコは両腕を上げ喜びを表した。優勝インタビューでは、「これが私のWTAツアー初タイトル。最高の気分よ。ちょっとナーバスになっていた部分もあるけれど、とにかく落ち着いてプレーするよう心がけたの。そうしたら勝つことができたわ。」と喜び一杯の様子だった。
一方、惜しくも優勝を逃したグローネフェルドは「サービスが私のゲームの柱なの。第1セットはそこそこ良いサービスを打つことが出来たと思うけれど、それでも彼女(キリレンコ)に2回もサービスをブレークされてしまったわ。この部分だけを見ても、いかに彼女が良いプレーをしていたか物語っているわね。」と、キリレンコのプレーを絶賛した。
先週バリの大会のダブルスで優勝したグローネフェルドは、シングルスのタイトルはまだない。
今大会はシャラポワが準決勝で、V・ウィリアムズ(アメリカ)が準々決勝でそれぞれ棄権、またダベンポートが不出場という中での決勝だった。
ダブルス決勝では、N・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)/M・ベント=カブチ(ベネズエラ)組が地元期待の晏紫/鄭潔(中国)組を6-2, 6-4で下して優勝した。
(2005年9月26日)