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ピアース、モレスモに圧勝でベスト4進出

メアリー・ピアース
ピアース、今季2度目の四大大会ベスト4進出
画像提供:Getty/AFLO

(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング・メドウズ)

佳境に入ったUSオープンは女子準々決勝が行われ、第12シードM・ピアース(フランス)が苦手な相手と見られていた同国の第3シードA・モレスモ(フランス)に6-4, 6-1のストレートで圧勝し、準決勝に進出した。

二人のこれまでの対戦成績はモレスモの4勝2敗で、ここ5年間は4試合したうちモレスモが全て勝っており、ピアースは4ゲーム以上取ることもできない状況だっただけに、久々のうれしい勝利となった。

第1セット、ピアースが5-2とリードすると、そこからモレスモが追い上げ5-4に。しかし第10ゲーム、モレスモが痛恨のダブルフォルトを2度犯し、ピアースが6-4で第1セットをものにした。
これに落胆したモレスモは、第2セットの第2ゲームのサーブをブレークされるとそのまま調子を落とし、ゲームセット。ピアースは、オープン化以降フランス人女性としては2人目のUSオープン準決勝進出を決めた。
試合時間はわずか66分だった。ピアースは右足に痛みがあったものの、ファーストサーブの確率は75%で、一方のモレスモは60%だった。

ピアースは試合後「準決勝に進めてとってもうれしい。私の選手生活の中では最高のUSオープンだわ。すばらしいことだし、本当に幸せだわ。」と喜びを表した。
ピアースは4回戦でもこれまで4連敗していたJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)を下しており、今大会絶好調でまだ1セットも落としていない。最近の14試合でも13勝している。


左:メアリー・ピアース 右:アメリ・モレスモ
フランスの師弟対決は、先輩ピアースに軍配
画像提供:Getty/AFLO

モレスモも、ピアースは優勝した1995年の全豪オープンと2000年の全仏オープンに続き、選手生活の中でも最高のプレーを見せていると言う。
「メアリー(ピアース)は最高のプレーを見せているわ。みんなもそう思っているんじゃないのかしら。メアリーが調子を落とす前、つまり1995年に全豪で優勝したときの調子を取り戻していると思う。スランプだったここ2、3年の彼女のプレーを考えると、本当にそう思うわ。」とコメントした。

一方ピアースも、「何度か同じ質問を受けているけど、私も最高のプレーをしていると思うわ。経験をたくさん積んで成熟してきたと思う。オールラウンドなプレーができているわ。」と自らのたどってきた道をかみ締めるかのように、今の好調ぶりについて語った。

モレスモは2002年に準決勝に進んでいるが、今日の試合では19のミスを重ねて自滅し、これで3年連続準々決勝止まりという不本意な成績となった。
「とってもがっかりしているわ。ストレート負けでトーナメントを去るのは本当に嫌ね。でもしょうがないわ。」と肩を落とした。モレスモはこれまで世界ランク1位は経験しているが、グランドスラムタイトルはまだない。

勝ったピアースは準決勝で第2シードのL・ダベンポート(アメリカ)か第6シードのE・デメンティエワ(ロシア)の勝者と対戦する。

2週間前にM・シャラポワ(ロシア)から世界ランク1位を取り戻した29歳のダベンポートは、今大会まだ1セットも落としていない好調ぶり。デメンティエワとこれまで14回対戦し、10勝している。

一方のデメンティエワは、弱点のセカンドサーブは克服していないものの、闘志とコートカーバリングで勝ち進んでいる。昨年、同胞のS・クズネツォワ(ロシア)に敗れたものの準優勝を飾っている。

男子部門では、地元期待のR・ジネプリ(アメリカ)が第8シードのG・コリア(アルゼンチン)と準々決勝を行い、4-6, 6-1, 7-5, 3-6, 7-5 のフルセットの末ジネプリが勝ち、ベスト4進出を決めた。

22歳のジネプリは、グランドスラム大会初の準決勝進出となる。接戦での勝利が続き、3回戦と4回戦でも第29シードT・ハース(ドイツ)と第13シードR・ガスケ(フランス)をフルセットの末下している。決勝進出をかけて戦うのは、今晩行われる、A・アガシ(アメリカ)J・ブレーク(アメリカ)の勝者となり、いずれにしてもアメリカ勢同士の準決勝対決が実現する。

(2005年9月8日)

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