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ついに世界ランク1位まで上り詰めたシャラポワ |
画像提供:Getty/AFLO |
WTAが22日月曜日に発表した最新の世界ランキングで、M・シャラポワ(ロシア)がL・ダベンポート(アメリカ)を抜いて初の世界1位になった。ロシア選手としては初の快挙で、18歳4カ月3日は、M・ヒンギス(スイス)らに続く史上5番目の若さでの達成。
シャラポワは、先々週のJPモルガン=チェース・オープンで準決勝以上に進出すれば、その時点で世界ナンバー1になることが確定していたが、あと一勝というところで右胸を負傷したため夢の実現には至らなかった。しかし、その後、女王ダベンポートが、背中の怪我でツアー参戦を見送り、1年前の大会で得た大量ポイントを一気に失ったことで、シャラポワの1位が今回確定した。これで来週月曜日から開催されるUSオープンでは、シャラポワがトップシードで参戦することがほぼ確実となった。
見事トップに立ったシャラポワだが、僅か1週間で世界1位の座を奪い返される可能性も出てきた。今週開催されているパイロット・ペン・テニス大会(賞金総額60万ドル、ティアII)に、当初は参加を予定していなかったダベンポートが急遽出場を表明したためだ。もしダベンポートが同大会で準優勝以上の成績を上げれば、ポイント数でシャラポワを上回り、トップに返り咲くこととなる。トップシードで出場するダベンポートは2回戦からの出場で、T・ゴロバン(フランス)と予選通過者の勝者と初戦を戦う予定。