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徐々に調子を取り戻し始めた杉山 |
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(アメリカ、カリフォルニア州カールスバッド)
アキュラ・クラシック(賞金総額130万ドル、ティアI、ハードコート)は水曜日2回戦が行われ、杉山 愛(日本)がダブルス・パートナーでもある第14シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を7-5, 4-6, 6-2で制して3回戦進出を決めた。次に杉山が対戦するのは、第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)。大会直前にトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)が欠場を決めたため、クズネツォワが事実上のトップシードとなっている。
この日のオープニング・マッチとなった第6シードのM・ピアース(フランス)対A・グローネフェルド(ドイツ)戦は、ピアースが6-1, 6-1と難なく制した。最後は19ポイント中16ポイントを奪うという圧巻のプレーだった。「今日の試合は十分気を入れて臨んだわ。彼女(グローネフェルド)は最近いい結果を残すようになってきたしね。でも、今日はサーブやリターンがとてもよくて、自分でもちょっと驚いたくらいよ。」とピアースも快勝に上機嫌だった。98年にはこの大会で準優勝している。
その他、第5シードのP・シュニーダー(スイス)、第10シードのN・デシー(フランス)も、それぞれK・ぺシュケに6-4, 6-7(2), 6-1、G・ドゥルコ(アルゼンチン)に4-6 7-5 7-6(3)でフルセットを制して勝っている。「勝ちは勝ちよ。第2セットでは彼女(ぺシュケ)がいいプレーを見せたけどね。」と言うシュニーダーの次の対戦相手は、第17シードのF・スキアボーネ(イタリア)。デシーはピアースと3回戦で顔を合わせる。
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最近の活躍が目覚しいミルザ |
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この日最大のシードダウンとなったのは、第4シードのN・ペトロワ(ロシア)。インドの新星S・ミルザ(インド)の前に2-6, 1-6とストレートの完敗を喫してしまった。
「世界ランキング8位の選手が相手なんだから、簡単に勝つわけがないと思っていたの。だから一瞬たりと気を緩めることはできなかったわ。ただ今日の試合では、やろうと思っていたことの全てができたわ。彼女は体が大きいから、あちこち振り回そうと考えていたの。」と、18歳で世界ランキング59位のミルザは語った。「スコアは思ったよりも一方的だったけど、勝ったこと自体に驚いていないわ。」と自分の成長ぶりにも自信がついてきたようだ。。
今年2月に母国インドでツアー初優勝を遂げ、3月には昨年USオープン覇者のS・クズネツォワ(ロシア)を倒す殊勲も見せている。ミルザは3回戦では森上 亜希子(日本)と対戦する。