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大会13日目見所◇エナン=アルデンヌ対ピアースの元女王対決

左:エナン=アルデンヌ 右:ピアース
元女王対決を制するのは果たしてどちらか?
画像提供:Getty/AFLO

(フランス、パリ)

土曜日の全仏オープン女子決勝で、地元フランスの観客はM・ピアース(フランス)の優勝を望んでいるだろうが、対するJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)の勢いも相当なものである。

今回決勝で顔を合わせる両者は2人とも元全仏オープン覇者である。2000年に優勝したピアースは、過去38年間で唯1人のフランス人女性のチャンピオン。
カナダのモントリオールで生まれ、アメリカで育ったピアースは、母親の生まれ故郷であるフランスの市民となった。今大会は第21シードで出場し、火曜日の準々決勝でトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)をストレートで下したことで、有力な優勝候補として名乗りを上げた。続く準決勝では、第16シードのE・リホフツェーワ(ロシア)を6-1, 6-1で圧倒し、前回優勝した時以来の決勝進出を決めた。 今年、30歳でグランドスラム決勝進出を決めたピアースは、M・ナブラチロワ(アメリカ)が1994年に37歳でウィンブルドン決勝に進んだのに続き、史上2番目の記録となる。グランドスラムでは、全仏オープンのほかに1995年に全豪オープンも制している。

対戦相手であるエナン=アルデンヌはベルギーのフランス語圏で育ち、今週水曜日に23歳の誕生日を祝ったばかり。「彼女(ピアース)は全仏オープンでプレーするのが大好きね。決勝では辛抱強いプレーをすることになると思うけど、彼女がチャンスで毎回ウィナーを狙ってくるでしょうから、そう長くプレーが続かないと思うわ。彼女は長いラリーを続けたがらないから、私は少しでも長くポイントを続けることにするわ。」と決勝での戦略を立てているようだ。
一方のピアースは「彼女(エナン=アルデンヌ)にはこれまで勝ったことはないわね。前回彼女とプレーした昨年のオリンピックでは、ハードコートだったし。でも今回はクレーコートだから、前回とは異なった試合になると思うわ。」と語っている。これまでの両者の戦いはピアースが3戦全敗している。

背景は異なるにせよ、いずれも長いブランクからの復活の後に絶好調を続けている二人である。
怪我とウィルス性疾患による7ヶ月ものツアー離脱から復帰した後、エナン=アルデンヌは26勝1敗という好成績を残している。今大会でも4回戦でS・クズネツォワ(ロシア)に敗れそうになりながら逆転勝ちしたところから一気に調子を上げ、その後M・シャラポワ(ロシア)N・ペトロワ(ロシア)らのロシア勢を完封してきた。ピアースもまたトップシードのダベンポートに予想外の圧勝を収めるなど、全盛期に近いプレーを見せている。力量ではエナン=アルデンヌに優位との声も多いが、混戦となることも十分予想される。

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