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大会9日目◇シャラポワ、ダベンポートそろって敗れる

マリア・シャラポワ
エナンに敗れた後、会場を後にするシャラポワ
画像提供:Getty/AFLO
(フランス、パリ)

全仏オープン大会9日目、女子準々決勝の4試合が行われ、今大会第10シードのJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)が、昨年のウィンブルドン覇者で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-4, 6-2で破り、準決勝に駒を進めた。前日は対S・クズネツォワ(ロシア)と2日連続でロシア人グランドスラムタイトル保有者との戦いとなったが、クズネツォワとの3時間15分のフルセットを戦ったことを思えば、今日は意外なほどあっさりした決着だった。

エナン=アルデンヌはシャラポワから2セットとも2ブレイクを奪い、自らのゲームは1度しかブレイクを許さなかった。これで、今年26戦中1回の黒星を付けられていたシャラポワに雪辱を果たし、連勝記録を22に伸ばしたことになる。試合後のコメントでは、「第2セットでは、彼女(シャラポワ)はわけがわからなくなっていたようね。不安定な様子が私にも感じられた。特に、第2セットの4-1で私が彼女のサービスゲームで2回目のブレイクしたときとかね。彼女が私を打ち崩そうとしながら、できないでいるのが分かった。私にとってはそれはいいサインよ。」と語り、終始優位に立っていた試合を振り返った。

敗れたシャラポワは、「私がいくらビッグショットを打っても、彼女(エナン=アルデンヌ)がより重くて、厳しい、ラインぎりぎりに入るショットを打ってくるの。重要なポイントではドロップショットもお見舞いされたわ。あれは、試合経験と自信の賜物ね。連勝を伸ばしていることも彼女の自信につながっていると思うわ。」と、新女王に立ちふさがる壁の厚さに驚いていた。

エナン=アルデンヌは準決勝で、またしてもロシア人と対決することが決定した。第7シードのN・ペトロワ(ロシア)は準々決勝で、急成長株のA・イバノビッチ(セルビア・モンテネグロ)を6-2, 6-2のストレートで下し、2年ぶりのベスト4入りを決めている。ペトロワはまだWTAツアーレベルでの優勝がない。


リンゼイ・ダベンポート
惜しくも準々決勝で敗れ去ったダベンポート
画像提供:Getty/AFLO

第2シードのシャラポワが敗れたのに続き、優勝候補本命ではないものの、No.1の意地とも言える意外な快進撃を続けていたトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)も大会から姿を消すことになった。地元フランス出身で、2000年の全仏オープン覇者のM・ピアース(フランス)が6-3, 6-2でダベンポートを下し、準決勝に勝ち進んだ。
地元で嬉しいベスト4入りを決めたピアースは、「今日、コートに立ってボールを打つだけで、全部インになったの。いくつかは少しの差でアウトになったけれど、殆どがオンラインで決まったり、打ち損ねてもウィナーで決まったりしたわ。『すごい、今日は私のための日だわ。一気に行くしかないわ!』と思ったほど。」と自分でも信じられないほど絶好調だったようだ。「試合が終盤に差し掛かったとき、観客の応援の声が聞こえて、スコアボードやスピードメーターを見る余裕が出てきたわ。そして自分が勝っているんだという実感がわき始めたの。声援を聞きながら、『今後の人生に残るいい思い出になるわ。』と自分自身に言い聞かせていたの。」30歳のピアースは残るベスト4では最年長。準決勝で、E・リホフツェーワ(ロシア)と対戦する。

ダベンポートは男女通じて3回戦以上に勝ち進んだ唯1人のアメリカ人選手であったが、ついに敗れることとなった。ダベンポートは他の3つのグランドスラムタイトルは獲得しているものの、クレーコート大会であるこの全仏オープンだけは取り逃している。
「大会中ずっと、ボールが思い通りのところに飛んでくれないとか、トスがうまく上がらないとか思っていた。大試合でベストなプレーが出来なかったことについては落ち込んでいるけれど、時間が経って振り返れば、当初の期待よりはがんばれたんだからいいじゃない、と思えるはずよ。」と前向きな態度で会場を去った。

惜しくもリホフツェーワに接戦で敗れ、ピアースに挑戦する権利を失ってしまったカラタンチェバだが、若干15歳ながらV・ウィリアムズ(アメリカ)を破るなどベスト8まで勝ち進んできたことは大健闘だといえる。今回が初めての対戦となったリホフツェーワ戦で、第1セットを早々に取ると、第2セットも4-3まではリードしていた。しかし、そこから3ゲームを連取され、第10ゲームのサービスゲームをブレイクされ1セットオールに持ち込まれると状況は一変。経験の差で押し切られてしまった。

カラタンチェバは「もちろん勝つつもりでいたけれど、それと同時に自信が十分になかったのも事実。」と自らの複雑な心境を語る。「ある意味、彼女(リホフツェーワ)が私を圧倒してくれることを期待していたのかもしれない。試合が終わりに近づいてくると、精神的にも体力的にも疲れ果ててしまったわ。彼女のほうが試合に集中していて、私より勝負強かったということ。それが彼女の勝因ね。」と語った。

これで女子シングルス準決勝の対戦カードは、エナン=アルデンヌ対ペトロワ、そしてピアース対リホフツェーワとなり、金曜日に両試合が行われる予定だ。

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