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ナダルとコリアが決勝で激突◇テレコム・イタリア・マスターズ

ギエルモ・コリア
ナダルへのリベンジを誓ったコリア
画像提供:Getty/AFLO

(イタリア、ローマ)

R・ナダル(スペイン)は3大会連続優勝まで後1勝と迫った。
テレコム・イタリア・マスターズ(賞金総額270万ドル)で土曜日行われた準決勝では、前日の準々決勝と同様に第1セットで苦しんだものの逆転勝ちした。
来月19歳の誕生日を迎えるナダルは、今大会は第5シードでの参加。3回戦までは8ゲームしか落とさない完璧ぶりだったが、多少疲れが出てきたのか、金曜日の準々決勝でもR・シュティエパネック(チェコ共和国)に第1セットを奪われたところから逆転勝利だった。この日の準決勝でも、対するD・フェレール(スペイン)に第1セットを取られたが、そこから本来の力を発揮し、4-6, 6-4, 7-5で2時間29分の試合を制した。これでナダルは、2004年のシュトゥットガルトでフェレールに敗れて以来、対スペイン勢戦14連勝である。

惜しくも敗れたフェレールは、先月の地元バレンシアでの大会で決勝に進むなど好調を維持しており、この日も得意のフォアハンドのフラットショットが冴え渡っていた。第1セットではナダルに2-4とされたところから連続4ゲーム連取でセットを決めた。第2セットはブレイク合戦で一進一退の試合展開であったが、徐々にエラーが目立ち始めたところで、ナダルに鍵となるサービスブレイクを決められ、第2セットを失った。第3セットでは、4-5でナダルに2つのマッチポイントを許すが、そこを持ちこたえ5-5に持ち込んだ。しかし反撃もそこまでで、続く2ゲームはナダルが連取し試合をものにしたのであった。

ナダルは試合後のコメントで「今日は精神的にも肉体的にも疲れた。でも、どんなボールにも立ち向かっていけたというのが、いつもと違うところかな。ダビッド(フェレール)は今日素晴らしいプレーをしていたよ。特に第1セットと第2セットは、信じられないような動きをしていたよ。僕に関して言うと、だんだんプレーが良くなって、最終的にはベストなプレーで試合を締めくくることが出来てよかったと思っているよ。」と語った。これでナダルは今季のクレーコート戦を30勝2敗とした。そのうちには、モンテカルロでのマスターズ大会を初めとする4つの優勝が含まれている。

一方のフェレールは、試合展開ではナダルを追い詰めており、フォアハンド・バックハンドともにウィナーの数ではナダルを上回っていただけに、悔しい敗戦となった。「第1セットと第2セットは僕が試合を支配していると思っていたけど、第2セットの終盤では一瞬隙を見せてしまった。そこが試合の鍵だったかな。ナダルは信じられないようなプレーをしていたよ。次のナンバーワンの選手に相応しいと思う。」と語った。

準決勝第2戦では、第9シードで昨年の全仏オープン準優勝のG・コリア(アルゼンチン)が第6シードのA・アガシ(アメリカ)に7-5, 7-6(7-0)で辛勝し、ナダルとの決勝に駒を進めた。4月のモンテカルロに続くマスターズ大会2回連続での決勝対決となる。
コリアは、「アガシに勝っての決勝進出はとても嬉しい。今日は良い感じでプレーできた。第2セット終盤では少し心配だったけど、何とかあの辛い状況を跳ね除けてタイブレイクをものにすることが出来たと思う。」と語った。
この日の試合まで、アガシは対コリア戦5勝1敗であったが、唯一の敗戦はクレーコートでの戦いにおいてのもので、2003年の全仏オープンでのものであった。
アガシは「今日は空回りした感じだね。つまり、もっとタフな試合にできたはずなんだ。セットオールにしていれば、違った展開になっていたと思う。少しがっかりしているよ。」と悔しさを隠し切れなかった。
「彼(コリア)のディフェンスはとても素晴らしくて、僕がネットに詰めて行った時は足元にボールを落としてきて打ちにくくさせるんだ。6回、いやそれ以上かな、ネットプレーで足元の難しいボレーを打たされたし、ロブも僕の手の届かない高さで打ち返されたよ。もっと攻撃的にいけたはずだけれど、リスクと裏腹だからその加減が難しい、特にコリアみたいな選手が相手では。」

さて、決勝のナダル対コリアは、これまで1勝1敗のタイ。先月のモンテカルロ大会決勝ではナダルが4セットの末にタイトルを勝ち取っており、一昨年の同大会3回戦ではコリアがストレート勝ちしている。
「明日のナダル戦は難しいものになるだろうね。モンテカルロとも違った展開になると思うよ。お互いに沢山の試合をこなして勝ってきたからね。ナダルが疲れているかどうかは知らない。でも、彼は今自信に満ちあふれてプレーをしている。まさに彼こそ倒し甲斐のある選手だし、明日でその連勝を止めて見せるよ。」と、雪辱と去年のモンテカルロ以来となる優勝に向けて闘志を燃やしていた。

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