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クエルテン、クレーコートに向け始動 |
画像提供:Getty/AFLO |
全仏オープン3度の優勝経験を持つG・クエルテン(ブラジル)が、今週スペインのバレンシアで行われる大会でツアー復帰すると一部メディアが報じた。
元世界1位のクエルテンは、右臀部の手術によりすでに6ヶ月以上ツアーを離脱しており、長年連れ添っていたラリー・パッソスコーチとも今後は行動を共にしないことを既に発表している。クエルテンは、「これまでバレンシアの大会に出場したことは無いんだけど、いい大会だよとフェレーロが教えてくれたんだ。プレーするのを楽しみにしているよ。」と、大会公式ホームページで語っている。「この大会は手術後の初戦となる。プロに転向してから、こんなにも長い間ツアーから遠ざかっていたことはなかった。でも、休みの間もしっかりトレーニングしてきたからさほど心配はしていないし、ツアー復帰を気楽にとらえているよ。」
現在28歳のクエルテンは、1997年に全仏オープンで優勝し初のグランドスラムタイトルを獲得すると、2000年、2001年には全仏オープン連覇を成し遂げた。昨年はランキングも36位で終えたが、5月末から始めるパリで行われる全仏オープンには万全の体調で臨むとしている。「僕の目標とやる気は全て全仏オープンに向いている。出来る限りベストの状態で大会には出場したい。」と語るクエルテンは、このバレンシア・オープンに参加した後、モンテカルロ、ローマ、ハンブルグと転戦しながら調整していくとのことである。