女子テニスのBBVA バレンシア・インターナショナル・オープン（スペイン/バレンシア、レッドクレー、WTA125）は日本時間９日（現地８日）、シングルス予選１回戦が行われ、予選第１シードの伊藤あおいが世界ランク３７９位のＡ・ギーリングス（スペイン）に6-7 (2-7), 6-3, 2-6のフルセットの接戦の末に敗れ、今季クレーコートでは３大会連続で初戦敗退となった。
２０歳で世界ランク１０２位の伊藤は、先月のクラランス・トロフィー（フランス/パリ、レッドクレー、WTA125）１回戦で第５シードのＳ・カルタル（イギリス）に敗れ、約３年半ぶりのクレーコートでの試合は黒星となった。続く全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）では予選１回戦でＰ・マルチンコ（クロアチア）にストレート負けを喫し予選敗退。今季、クレーコートでは未だ白星を挙げられずに今大会を迎えた。
１９歳のギーリングスとの顔合わせとなった予選１回戦の第１セット、両者サービスゲームに苦しみ４度ずつブレークを許し合う展開でタイブレークに突入。伊藤は一気に６ポイントを連取され先行される。
それでも第２セットで伊藤は１度ブレークを許したものの、自身は３度のブレークを奪いこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、第３ゲームでブレークを許した伊藤は直後のリターンゲームで１度ブレークバックのチャンスを迎えるも取りきれず。伊藤は第５ゲームで再びブレークを許し、２ブレークの差を埋められずに今季クレーコートでは３大会連続で初戦敗退となった。
勝利したギーリングスは予選決勝で世界ランク４４７位のＤ・ケルビーニ（イタリア）と対戦する。ケルビーニは予選１回戦で予選第７シードのＡ・イブラギモワを下しての勝ち上がり。
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