ジョコ撃破の金星「勝てると信じていた」

ゲッティイメージズ
勝利したポピリン
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、男子シングルス3回戦が行われ、第28シードのA・ポピリン(オーストラリア)が第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-4, 2-6, 6-4で破る金星を挙げ4回戦進出を果たすとともに、四大大会で初の16強入りを決めた。

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今月行われたナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」初のタイトルを獲得した25歳で世界ランク28位のポピリン。今大会は1回戦で同340位のクォン・スンウ(韓国)、2回戦で同43位のP・マルティネス(スペイン)を下し3回戦に進んだ。

3回戦では四大大会24勝を誇るジョコビッチと対戦。今季ポピリンはジョコビッチと全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦と、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦で対戦しており、いずれも敗れている。

迎えたこの日の3回戦、試合を通じ50本のウィナーを決めたポピリンはジョコビッチから5度のブレークに成功。第3セットは落としたものの、アグレッシブなプレーを貫き3時間19分で勝利を決めた。

試合後の会見でポピリンはこの試合を振り返った。

「かなり堅実なパフォーマンスだった。(ジョコビッチとの)過去2試合はチャンスを活かせなかったが、今日はチャンスを活かすことができた」

「レベル的にはおそらく最高のレベルではなかったと思う。というのも、これまでプレーした試合は今日よりもずっと良い感じだった。自分の落ち着きや戦術的なプレーの仕方はこれまでプレーした試合の中でも最高の試合の1つだったと思う」

「今年の全豪オープンとウィンブルドンで彼と2回対戦した経験が、今夜の試合に臨むにあたり自信をもたらした。自分が勝てると信じ、実際に勝ってそれを信じることができた。だから勝ったとき、自分が考えが正しかったと証明されたような気がした。これはモントリオールのときように信じられないようなことではなかった」

勝利したポピリンは4回戦で第20シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは3回戦で第13シードのB・シェルトン(アメリカ)を下しての勝ち上がり。

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