17歳の超新星フォンセカが8強へ

ゲッティイメージズ
ベスト8進出を果たしたフォンセカ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は22日、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している17歳で世界ランク655位のJ・フォンセカ(ブラジル)が同88位のC・ガリン(チリ)を6-4,6-4のストレートで破り、ツアー初のベスト8進出を果たした。また、「ATP500」シリーズが開始された2009年以降史上2番目の若さでの8強入りとなった。

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フォンセカはチャレンジャーを主戦場としている17歳で、昨年は全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアを制覇。11月のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)ではC・アルカラス(スペイン)J・シナー(イタリア)D・メドベージェフらのヒッティングパートナーを務めた。

今大会は1回戦で第7シードのA・フィス(フランス)にストレート勝ちをおさめツアー本戦初勝利をあげて初戦突破している。

2回戦、フォンセカは4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得。ガリンに2度のブレークを許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し1時間31分で勝利した。

17歳にして身長は185㎝、恵まれた体格で四大大会ジュニアも制した大器がツアー初のベスト8に駒を進めている。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフォンセカのコメントが掲載された。

「夢のような日々を過ごしているし、まだ自分が何を達成したのか実感できていないんだ。でも、夢は持ち続けたい。今までの道のりには本当に満足しているけど、もっと上を目指したい。この1年、技術面だけでなく、精神的にも肉体的にも成長できたし、プレーにも満足している。チーム、家族、友人には感謝してもしきれないよ」

「クリスチャン(ガリン)は経験豊富で、プレッシャーに立ち向かう術を知っている。でも、僕はすぐに順応し集中し続け、観客の助けもあって勝つことができたね」

「ATP500」では2009年以降史上2番目の若さでの8強入りに。最年少記録は2014年に当時17歳のA・ズベレフ(ドイツ)がハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)でマークしている。

準決勝では予選から出場している世界ランク113位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)と対戦する。ナヴォ―ネは2回戦で同56位のY・ハンフマン(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのC・ノリー(イギリス)や第4シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)、第5シードのS・バエス(アルゼンチン)らが8強入りした。

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