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全米オープン2012特集 TOP

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2012年大会の見所
オリンピック・イヤーとなった2012年はウィンブルドンでの長く熱い戦いが終わり、舞台はアメリカへ、今年最後のグランドスラム、全米オープンが間もなく開幕を迎えます。


画像提供:getty images, tennis365.net
躍進が待される6人の日本人選手

今年の全米オープンは日本から多くの選手が本戦へと出場を決めた。男子では錦織圭、添田豪、伊藤竜馬が本戦出場を決めていたが、昨年全日本で優勝を果たして着実に実力をつけてきた守屋宏紀が、見事予選を通過して本戦出場を決めた。日本男子からは4人がシングルス出場することとなり、実に80年ぶりのこととなった。
一方女子では、クルム伊達公子、森田あゆみの2選手が女子シングルスの本戦出場を決めている。

グランドスラムという大舞台で、世界に通用する日本のテニスを見せてくれるか大いに期待がかかる。







画像提供:getty images
今年最後のグランドスラム覇者は誰の手に!?

ウィンブルドン・オリンピックと芝の戦いが続き、舞台をハードコートのアメリカへ移すと、各選手の故障が相次ぐ中、ラファエル・ナダルが膝の怪我から全米オープン欠場を決め、世界トップ4のひとりを欠くこととなった。今年の全米オープンは優勝者争いに波乱が起こっても不思議ではない。

ロンドン五輪で金メダルを獲得したアンディ・マレーはグランドスラム無冠、初のタイトル獲得なるか。約2年振りに王者へ返り咲いたロジャー・フェデラー、ウィンブルドンでサンプラスに並ぶ史上最多タイとなる7度目の優勝を飾り、2008年以来の全米オープンタイトル獲得に向けて期待がかかる。

そして昨年の男子テニス界を牽引したノヴァーク・ジョコビッチ。今年になってからは、全豪オープンで見事タイトル獲得を果たすも、全仏オープン・ウィンブルドン・オリンピックではベスト4入りするがタイトルを逃し、ディフェンディング・チャンピオンの意地が見られそうだ。

女子トップシードを獲得したのは、全豪オープンで優勝を飾り女王の座についたヴィクトリア・アザレンカ。続くアグニエシュカ・ラドワンスカは、ウィンブルドンで準優勝を飾っていたが、前週の大会で右肩の不調を訴え棄権しており本調子が見られるか心配される。

これらトップシードを追随するのは、今年の全仏オープンで初優勝し、悲願の生涯グランドスラムを達成したマリア・シャラポワ。五輪で単複金メダルを勝ち取ったセリーナ・ウィリアムズ。両者の活躍に期待がかかる。

昨年劇的な優勝で自身初のグランドスラム・タイトルを勝ち取ったサマンサ・ストザーは、今年に入ってからはタイトルを獲得することはできておらず、全米女王の座を死守することができるか注目したい。


第1日
錦織圭/添田豪/伊藤竜馬/守屋宏紀
画像提供: Getty
遂に開幕した全米オープン!期待の日本人男子4名が出場した初日、トップシードは順調な勝ち上がりを見せた。

膝の怪我で欠場を決めた世界トップ選手のラファエル・ナダルを欠いた全米オープンが遂に開幕し、初日は男女シングルス各ドローのトップハーフ全56試合が行われた。

日本からは男子シングルスに4名が本戦に出場、これは過去80年振りの快挙。その中でも守屋宏紀は予選を勝ち上がっての本戦入りだった。

先陣を切ってコートに立ったのは日本のエース「錦織圭」だった。相手は全米オープン初出場となる21歳の若手、ガイド・アンドレオシ。200km/hを超える強烈なサーブを武器に積極的に攻めてくるアンドレオシに対して、安定したプレーを見せた錦織が見事ストレート勝ちで初戦突破を決めた。

幸先の良い日本人初戦突破のニュースに、続いて登場した守屋宏紀、添田豪、伊藤竜馬へ期待がかかった。イワン・ドディグに試合の主導権を握られた守屋は3ゲームしか取ることができずにストレートで敗退。伊藤はマシュー・エブデンにストレートで敗退しサーブに課題が残る結果となった。添田はタイブレークを2度落とし好機を勝ち取れず、マーディ・フィッシュにストレートで敗退してしまう。4人のうち3人が初戦で姿を消すこととなってしまった。

この日、突然の豪雨により試合が一時中断し、選手はもちろん、ギャラリーも雨に濡れるひと場面もあったが約3時間後に試合は再開されることになる。全コートに屋根のない全米オープン、今週いっぱいニューヨークは晴れの予報だが、試合の進行はもちろん、選手たちのコンディションに影響が出ないことを祈るばかりである。

男子トップシードのアンディ・マレー、ロジャー・フェデラーはそれぞれストレート勝ちで1回戦を勝ち上がり、世界トップ選手の威厳を見せている。一方女子では、今大会で引退を表明しているキム・クレイステルスが最年少のヴィクトリア・デュバルを6-3, 6-1のストレートで下し有終の美を飾るべく良いプレーを見せてくれた。

大会2日目となる翌日は、五輪ダブルス金メダルを獲得したウィリアムズ姉妹、日本からはクルム伊達公子、森田あゆみの1回戦が行われ、大会序盤から目が離せないカードとなっている。
第2日
森田あゆみ/クルム伊達公子/ノヴァーク・ジョコビッチ/セリーナ・ウィリアムズ
画像提供: Getty
グランドスラムのプレッシャーからか、相次ぐシード勢の敗退。

大会2日目は男女シングルスに加え、男子ダブルスが行われた。男女シード選手が姿を消す波乱の展開を見せた。

男子第10シードのフアン・モナコは、ガルシア=ロペスに対して2セットアップからフルセットにもつれ、4時間31分の激闘の末で敗退する波乱が起こる。女子第8シードのキャロリーン・ウォズニアキは、前週の大会で痛めた右膝が影響してか6-2, 6-2のストレートで敗退、第22シードのスキアボーネもフルセットで敗れ姿を消した。

王者フェデラーでさえ、初戦後に「プレッシャーは大きかった。」と語るほどグランドスラムの緊張感は大きく、世界トップ選手もその重圧との戦いが試合の結果を大きく左右することだろう。

ジョコビッチは自身で「最高のプレーが出来た。」と評価するほど好調なスタートで初戦を突破すると、昨年準優勝のセリーナ・ウィリアムズ、姉のヴィーナス・ウィリアムズは揃ってストレート勝利を上げた。第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカは前週の大会で右肩の痛みから棄権し心配されていたが、初戦でミス6本だけという安定感のあるプレーで2回戦へと駒を進めた。

前日活躍した男子日本勢に続いて、本日は日本女子が登場。期待がかかる41歳のクルム伊達公子が1回戦に登場したが、本領を発揮できず自滅するかたちで敗退してしまう。エースの森田あゆみは第26シードのモニカ・ニクルスクをストレートで下す金星を飾り、全米4度目の挑戦で初勝利を上げた。森田は2回戦でツベタナ・ピロンコバと対戦する。

一方で男子ダブルスに出場した添田豪と伊藤竜馬のペアは、ボゴモロフJRとクラーセンのペアに1-6, 3-6のストレートで敗れコートを去ることになった。
第3日
ラウラ・ロブソン/レイトン・ヒューイット
画像提供: Getty
元女王クレイステルスを破り18歳の女子新星現る

今大会での引退を表明している第23シードのキム・クレイステルスが敗れる波乱が起こった。第3試合に登場したクレイステルスは、2003年に女子世界ランク1位となっていたが、その後は2位までには上がるものの女王の座を奪い返すことができず、現在は25位となっている。

そんなクレイステルスから大金星をあげたのは、英国のラウラ・ロブソン。第2セット第11ゲームでドライブボレーとサービスエースで凌ぐクレイステルスに対して、タイブレークを制する精神力の強さを見せた若手のロブソンが6-7 (4-7), 6-7 (5-7)のストレートで勝利をあげた。ロブソンは、ロンドン五輪でアンディ・マレーとペアで銀メダルを獲得している。

大金星をあげたロブソンは世界ランク89位、日本の森田あゆみは95位と近いランキングなので、その動向に注目して見ていきたい。全米オープンでシンデレラ・ガールとなることができるだろうか。

大会3日目は日本人選手の登場は無く、男女シード選手達に着目してみよう。

「とても気分が良い」と語る第4シードのダビッド・フェレール、第7シードのフアン・マルティン・デル=ポトロは快調なストレート勝ちで2回戦へと駒を進める。そんな中、第8シードのヤンコ・ティプサレビッチは3時間37分の激闘の末で何とか勝利、主催者推薦枠を獲得して出場した元チャンピオンのレイトン・ヒューイットは逆転劇を演じて同様に2回戦へ勝ち進んだ。女子では、アザレンカ、シャラポワ、クヴィトバ、ナ・リーの各シード勢が順当に勝ち上がっている。

一足早く2回戦を戦ったのはアンディ・マレー、イワン・ドディグに6-2, 6-1, 6-3のストレートで完全勝利を飾った。

4日目となる翌日は、日本人勢からは錦織圭、森田あゆみが登場し、それぞれ第1試合でティム・スミチェクと、第2試合でツベタナ・ピロンコバと対戦する。錦織圭はロジャー・フェデラーと公開練習を行ったが、10分遅れて登場した。その理由については公表されていない。
第4日
ロディック/錦織圭/フェデラー
画像提供: Getty
日本は男女明暗分かれ、ロディックが緊急引退発表

大会4日目、第1試合に錦織圭が登場した。錦織は地元アメリカのスミチェクを見事な安定したプレーで圧倒、6-2, 6-2, 6-4のストレートで勝利し3回戦進出を決めた。同じ11番コート、次の試合に登場した森田あゆみは自身初の全米2回戦、過去2戦中2敗と苦手を語るツベタナ・ピロンコバにストレートで敗れ涙した。両者明暗分かれる結果となった。

男子シングルスでは、第11シードのニコラス・アルマグロが3時間18分の激闘の末でフィリップ・ペッツシュナーを破り、マーディ・フィッシュは4-6, 6-7と2セットダウンから6-2, 6-1, 6-2の大逆転劇での勝利でそれぞれ3回戦へ駒を進めた。シード選手の苦戦が続く中、世界ランク6位のツォンガは同52位のクリザンに敗れる波乱が起こる。

第1シードで31歳のロジャー・フェデラーは32歳ベテランのビョーン・パウをストレートで圧勝し、勝利の喜びに浸っている。

女子シングルスではマリア・キリレンコがベテランのグレタ・アーンをストレートで下し、4年連続の3回戦進出を果たした。自己最高ランキングを12位に更新した調子を上げているキリレンコが華麗なプレーを見せてくれた。また、第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ第4シードのセリーナ・ウィリアムズもそれぞれストレートで勝利し、順当に3回戦へと駒を進めている。

一方では地元ヴィーナス・ウィリアムズはアンジェリーク・ケルバーとセンターコートで大激闘を演じたが、ファイナルセットで先にブレークを奪いリードするも最後は5-7となる接戦の末で敗れることとなった。セリーナと姉妹揃ってのベスト16入りは叶わず。

各選手でドラマチックな試合が行われた1日だった。

そんな中、その日に30歳を迎えたアンディ・ロディックが引退することを表明、電撃発表となった。「手短に、そして気持ち良く行きたい」と切り出したロディックは、今大会を最後に選手生活にピリオドを打つことについて「ファンの皆さんにさよならを言う機会が欲しいと思っている」と語り、世界テニス界を牽引してきた選手の引退に各メディア、テニスファンが悲しみの声をもらした。


錦織圭は3回戦で世界ランク13位のマリン・チリッチとの対戦することとなり、過去3戦中2勝勝ち越している錦織のベスト16進出に期待がかかる。
第5日
ロディック/ロブソン
画像提供: Getty
ベテラン勢が活躍を見せる中、若手が躍進

晴天に恵まれたニューヨークでは、シングルスでは男子2回戦、女子3回戦が、ダブルスでは男女2回戦、ミックスダブルス1回戦が行われた。

元世界ランク1位のヒューイットはギル・ミュラーに対して4時間35分の大激闘を演じて3回戦へと駒を進める。前日に電撃の引退表明をしたアンディ・ロディックは、バーナード・トミックを6-3, 6-4, 6-0のストレートで下し、全盛期を彷彿とさせるプレーで観客からの声援を浴び、ベテランの二人は2回戦突破を決めた。

第2シードのノヴァーク・ジョコビッチと第4シードのダビッド・フェレールが順当に2回戦を勝ち抜いている。

シャラポワは解約解消の一報が流される中、地元マロリー・バーデッテをストレートで下し、ここまで7セットしか落とさずにベスト16入りを決めた。その他女子シングルスでは、第1シードのヴィクトリア・アザレンカ、第5シードのペトラ・クヴィトバ、第7シードでディフェンディング・チャンピオンのサマンサ・ストザーがそれぞれストレートで勝利し4回戦へ駒を進めている。

そんな中、18歳のラウラ・ロブソンは、前週行われたシンシナティ(アメリカ)で優勝を飾り調子をあげているナ・リーに対し6-4, 6-7(5), 6-2と接戦の末で勝利し、あどけなさが残るガッツポーズを見せてくれた。

今大会で引退を表明し、女子シングルス2回戦で敗退したクレイステルスがミックスダブルスに登場し、ボブ・ブライアンとペアを組んでの1回戦をストレートで勝利。有終の美を飾るべく順調に駒を進めている。


大会6日目の今夜、日本から錦織圭がベスト8に向けてマリン・チリッチと第1試合で戦う。
第6日
錦織圭/キリレンコ
画像提供: Getty
熾烈なベスト16争い、日本期待の錦織は3回戦で姿を消す。

連日快晴に恵まれたニューヨークのフラッシュメドウズ、本日は一時コート上の気温が39度を超える灼熱の猛暑日となった。選手にとっては体力的にも精神的にも厳しい状況ながら大会は順調に進行し、男女単複それぞれで16強が出揃い始めた。

第1シードのロジャー・フェデラーは30本のウィナーを決めベルダスコを圧倒、第3シードのアンディ・マレーはロペスとの3回戦で7本のダブルフォルトと48本の凡ミスで1セットを奪われ不調な様子を見せるも、両者それぞれ勝利しベスト16入りを果たした。

女子シングルスで波乱が起こった。第14シードのマリア・キリレンコがノーシードのアンドレア・フラヴァコバとの初対戦でまさかの敗退。

キリレンコは、ナディア・ペトロワとのペアで女子ダブルスにも出場しており、この日ファルコーニ/サンチェス組との2回戦が行われ、ファーストセットを6-0と圧倒したが、第2セットを5-7で奪われ、ファイナルセットを7-5で奪い返し何とか勝利。次戦ではウィリアムズ姉妹とベスト8進出をかけて戦う。
本日好調のプレーを見せてくれたセリーナ・ウィリアムズは8本のサービスエースと31本のウィナーを決め、マカロバから4セットしか落とさず圧勝でベスト16入りを果たす。女王争いから毎日目が離せない。


そして引退を表明したクレイステルスに現役最後の試合が訪れた。女子シングルスで敗退しミックスダブルスで勝ち進んでいた彼女は、ボブ・ブライアンとのペアで2回戦に臨んだが、マカロバ/ソアレス組にスーパータイブレークとなる接戦で破れ現役生活にピリオドを打った。

今日最後の試合となった男子シングルスでは、攻めるマーディ・フィッシュと粘るジル・シモンの熾烈な攻守争いが繰り広げられ、試合を通じて16本のサービスエースと67本のウィナーで攻めきったフィッシュに軍配があがり、6-1, 5-7, 7-6 (7-5), 6-3でベスト16入りを決めた。
第7日
ジョコビッチ/ストザー
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1週目を終え壮絶なトップ争いに注目

連日快晴に恵まれたニューヨークのフラッシュメドウズ、本日は一時コート上の気温が39度を超える灼熱の猛暑日となった。選手にとっては体力的にも精神的にも厳しい状況ながら大会は順調に進行し、男女単複それぞれで16強が出揃い始めた。

一時雨に見まわれる場面もあったが、全米オープンは本日で無事1週目を終えた。日本勢は、最後に残った錦織が3回戦で敗退し姿を消すこととなってしまったが、壮絶なトップ争いに見所満載の毎日が続く。

次々と強豪を倒して飛ぶ鳥を落とす勢いの18歳ラウラ・ロブソンと昨年覇者サマンサ・ストザーの注目の対戦が行われた。世界ランク7位の威厳を見せたストザーが6-4, 6-4のストレートで盤石の勝利。シンデレラ・ガールの夢はここで途絶えた。

ここまで1・2回戦で死闘を繰り広げて勝ち上がってきた元王者のレイトン・ヒューイットはこの日、世界5位の強敵ダビッド・フェレールと3回戦を戦ったが惜しくも敗れここで退くこととなる。

一足先に勝ち進んだトップシードのロジャー・フェデラーに続いて、ノヴァーク・ジョコビッチはストレートで勝利しベスト16入りを決めた。ジョコビッチは強さの秘訣を「強化したサーブ」と話し、試合当日の準備など、トップ選手として勝ち続ける苦労を語った。

女子では、第11シードのマリオン・バルトリは第5シードのペトラ・クヴィトバを破る金星をあげ、マリア・シャラポワはファイナルセット2ゲームダウンの場面で、この日突然見舞われた雨による試合中断の助けもあって逆転勝利を飾り、第1シードのヴィクトリア・アザレンカ、第7シードのサマンサ・ストザーは順当にストレート勝ちでそれぞれベスト8入りを決めた。

そして引退表明をし連日の試合結果が気になるアンディ・ロディックは、ファビオ・フォニュイーニに勝利し現役生活はまだ終わらず、今後の活躍に胸が膨らむ。7-5, 7-6 (7-1), 4-6, 6-4の激戦となったが、大事な場面でしっかりポイントを決める勝負強さを見せてくれたロディック、次の対戦相手は第7シードの強敵フアン・マルティン・デル=ポトロとなる。
第8日
セリーナ/マレー
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8強が続々と決まり強者が大会を盛り上げる

セリーナ・ウィリアムズがノーシードのアンドレア・フラヴァコバを6-0, 6-0のダブルベーグルで圧倒、ここまで12ゲームしか落とさずにベスト8進出を決め「誰にだってチャンスは与えたくない」と試合に貪欲な一面も見せる。そして女王奪還を狙う第2シードのアグニエシュカ・ラドワンスカはロベルタ・ビンチにストレートで敗れ波乱が起こる。

ベスト8に進出したビンチは、アンジェリーク・ケルバーを破り勝ち上がってきた親友サラ・エラーニとのイタリア対決となり、女子ダブルスのペア同士によるベスト4進出をかけた対戦が実現。

セリーナが圧巻の試合をする一方、男子ではアンディ・マレーは「ミスの無いプレーが出来た」と話すほど完璧なプレーを見せてくれる。試合を通じて31本のウィナー、12本の凡ミスに抑えたマレーは、成長著しいミロ・ラオニチに対して格の違いを見せ付けベスト8進出を決めた。

この日注目の対戦となっていたロジャー・フェデラー対マーディ・フィッシュの1戦、詳細は明かされていないがドクターストップによりフィッシュが試合を棄権、フェデラーが戦わずしてベスト8入り。錦織を下したマリン・チリッチ、トマス・ベルディフがそれぞれ8強入りを決めている。
第9日
アザレンカ/フェレール
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悪天候に見舞われ多くの注目ドローが翌日へ持ち越す

大会9日目は注目の1戦から始まった。世界ランク1位でここまで僅か10ゲームしか落としていないヴィクトリア・アザレンカと、昨年覇者で新星ラウラ・ロブソンを下し勢いに乗るサマンサ・ストザーが激突。ファーストセットからリードして試合を優位に進めるアザレンカ、自分でも「必死に食らいついた」と話すストザー、6-1, 4-6, 7-6 (7-5)の大接戦を制したアザレンカがベスト4進出を決めることとなった。

この試合中、約1時間10分の試合中断となる悪天候となったこの日、第2試合に予定されていたマリア・シャラポワ対マリオン・バルトリの試合は第1セット0-4でバルトリがリードした時、雨により試合が中断となり翌日へ持ち越すこととなった。優勝候補のペトラ・クヴィトバから逆転で勝利を収めたバルトリが、今年生涯グランスラムを達成したシャラポワから勝利することとなるのか、試合再開後の試合展開が気になる。

第3試合で控えていた王者返り咲きを目指すノヴァーク・ジョコビッチとスタニスラス・ワウリンカの4回戦、ロンドン五輪銅メダリストのフアン・マルティン・デル=ポトロと今大会で緊急引退を表明したアンディ・ロディックの元全米オープン優勝経験対決が、それぞれ悪天候により翌日順延となっている。

今年のウィンブルドン準決勝でロジャー・フェデラーに敗れ、それから世界ランク2位にいるジョコビッチがもう一度世界の頂点に登るためには、ワウリンカの壁を越えなければならない。世界ランク19位のワウリンカは、ウィンブルドン以降初戦敗退が続くも、今大会の前哨戦であるW&Sマスターズでベスト4進出して息を吹き返す。さらに磨きがかかり芸術的なシングルバックハンドに注目。

デル=ポトロは元祖ビッグサーバーのロディックから、アウェー状態のセンターコートで勝利をものにする事が出来るのか注目して見ていきたい。ちなみに、2000年序盤からのロディックの戦友であるたマラト・サフィンが現在引退を決めた最後の相手は、なんとデル=ポトロであった。
第10日
ロディック/フェデラー
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フェデラーが敗退する大波乱の中、ロディックのラストマッチ

終盤を迎えた大会10日目、大波乱が起こった。

優勝候補の王者ロジャー・フェデラーがトマス・ベルディフに準々決勝で敗退。自身でも「レベルを上げられた事にとても満足している」と話すベルディフは、試合の序盤から優位に試合を進め、反撃の糸口を見出すフェデラーの追従を許さず、7-6 (7-1), 6-4, 3-6, 6-3で勝利しベスト4入りを果たした。

この日のラストマッチで無念の敗退を喫したフェデラーは「とても失望している」と振り返り、王者らしからぬ不安定なプレーに落胆の表情を見せた。

そして今大会の引退を表明したアンディ・ロディックは、フアン・マルティン・デル=ポトロに逆転で敗れ、テニス人生に幕を下ろすこととなった。ビッグサーブを武器に準々決勝まで勝ち進んだロディックは「長い長い道のりだった」と振り返り、これまで応援してくれたファンに対する感謝の気持ちを涙ながらに語った。

王者の敗退と、テニス界を支えてきたプレイヤーの敗退で物悲しさを感じる1日となった。

そんな中、熾烈なトップ争いが繰り広げられている。アンディ・マレーはマリン・チリッチにファーストセットを奪われるも見事な逆転劇を演じて勝利しベスト4、ヤンコ・ティプサレビッチはフィリップ・コールシュライバーをストレートで下しベスト8入りを決めた。

勢いの止まらないセリーナ・ウィリアムズはアナ・イバノビッチを6-1, 6-3のストレートで下し、ここまでの5戦で16ゲームしか落とさずベスト4入りし、優勝へ向けてさらに一歩前進した。そして昨日雨により順延していたマリア・シャラポワとマリオン・バルトリの対決は、リードしたバルトリから「やり残したと思うプレーはしたくない」と意地を見せたシャラポワが逆転勝利を飾りベスト4進出を決めた。

女子ダブルスペア同士でイタリア対決となった1戦、全仏オープン準優勝のサラ・エラーニと、ラドワンスカを下す大金星をあげたロベルタ・ビンチの試合は、エラーニが6-2, 6-4のストレートで勝利しすることとなった。
第11日
ジョコビッチ/フェレール
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熾烈な全米タイトル争い 男子4強出揃う

前日フェデラーが敗退する大波乱の1戦と、ロディックの劇的なラストマッチを洗い流すかのように、雨に見舞われた大会11日目は男子シングルスが行われ、全米タイトルを争う熾烈な戦いが繰り広げられた。

ダビッド・フェレール(4)と、ヤンコ・ティプサレビッチ(8)の準決勝は、この日の第2試合センターコートのアーサーアッシュ・スタジアムで行われた。ここまでヒューイット、ガスケといった強豪を退けて勝ち抜いてきたフェレールがファーストセットを奪い、有利な展開で圧倒するかに思えたが、今季好調なティプサレビッチは「質の高い集中したものだった」と話すほどに良いプレーを見せ、次のセットをタイブレークで奪い返す。その後はブレーク合戦が繰り広げられ、ティプサレビッチが右足の不調を訴える場面もあるが試合は続行され、両者意地と意地のぶつかり合いが続いた。

ファイナルセットでミニブレークとなる大接戦となり、試合時間は4時間30分を超え、最後はティプサレビッチのバックハンドがネットにかかりゲームセット。フェレールが6-3, 6-7 (5-7), 2-6, 6-3, 7-6 (7-4)の死闘を制し、2007年以来の4強入りを決めた。

「感情的だった」と話すフェレールは「テニス人生の中で最も感情的な試合の一つになった」と勝利の喜びと満足感を語った。次戦では、ここまで1セットも落としていないジョコビッチと決勝進出をかけて戦う。

そのノヴァーク・ジョコビッチ(2)は、フアン・マルティン・デル=ポトロ(7)とのナイトマッチを、6-2, 7-6 (7-3), 6-4のストレートで退け準決勝進出を決めた。ディフェンディング・チャンピオンのジョコビッチは勝利を決めた直後、ストレートで勝ちながらも「接戦の内容だった」とハングリーな言葉を述べ、昨年の男子テニス界を牽引してきた威厳を見せてくれた。敗れたデル=ポトロがジョコビッチに対して「彼にはかなわないね」と話すほど、彼の強さは本物と言えるだろう。
第12日
シャラポワ/ブライアン兄弟
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頂上を目指し女子2人勝ち上がり 嵐の前の静けさ

女子タイトル争いも4人に絞られてきたこの日、ヴィクトリア・アザレンカ対マリア・シャラポワ、セリーナ・ウィリアムズ対サラ・エラーニの準決勝2試合が行われた。

今年の全仏オープンで生涯グランドスラムを達成し、今年に入ってから世界1位を奪還するなど再起を図っていたシャラポワ、対するヴィクトリア・アザレンカは現在の世界1位。試合はファーストセットを奪ったシャラポワがリードするも「思い通りにできず、フラストレーションがたまった」と話すほど、不安定なプレーで10本のダブルフォルトを犯し、集中力を切らさなかったアザレンカが3-6, 6-2, 6-4の逆転で勝利することとなった。

2時間42分の大激闘を制したアザレンカは、気温上昇によるエクストリーム・ヒート・ルールによる10分間の休憩中もコートに立つなど「スコアではなく、ゲーム自体に集中することに専念した」と話している。

ここまで危なげなく勝ち進んできたセリーナ・ウィリアムズは、世界10位のサラ・エラーニも圧倒、6-1, 6-2のストレートで決勝進出を決めた。シングルスで敗退したエラーニだが、ビンチのとダブルスペアでタイトル奪取を目論む。

こうして女子2人が女王の座を争うこととなった。

男子ダブルスでは決勝戦が行われ、ロンドン五輪金メダリストのボブ・ブライアンとマイク・ブライアンのペアがパエス/シュティエパネック組を6-3, 6-4のストレートで破り、全米オープン通算4度目の優勝を飾った。これまでグランドスラムのダブルス優勝記録は11勝で、ウッディーズとして知られたウッドフォード兄弟とタイ記録となっていたが、ブライアン兄弟の優勝で12勝に更新された。このことについて両兄弟は「僕たちは本当にウッディーズを尊敬してきた。本当に信じられない(マイク)」「本当にこの1年は大変だった(ボブ)」と話し、今シーズン最後のグランドスラムを終えた2人はデビスカップに向けて取り組んでいく。

明日は男子シングルス準決勝2試合と女子シングルス決勝が行われ、トップ争いの熾烈な戦いが見られることになるであろう。

一方ジュニア部門では、内田海智が第1シードをストレートで、西岡良仁が第5シードを逆転で下し、それぞれベスト4進出を決めた。明日両者が勝つと、日本人同士の決勝となる。全米の大舞台で日本のジュニアが活躍したこの日、錦織圭の活躍と共に、来シーズンへの期待に胸膨らませられた。
第13日
全米オープンセンターコート
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決着は悪天候で順延 マレーが決勝進出

第1試合で行われたアンディ・マレー対トマス・ベルディフの準決勝、安定したプレーのマレーに対し、不安定なベルディフは試合を通じて64本のミスがあり、5-7, 6-2, 6-1, 7-6 (9-7)の逆転でマレーが勝利。グランドスラム無冠の金メダリストマレーは、タイトル獲得に向けて最終決戦へ駒を進めた。

その後ニューヨークは悪天候に見まわれ、本日予定されていた2試合を翌日に順延することとなった。

大会14日目の明日は、予定を変更してダビッド・フェレールとノヴァーク・ジョコビッチによる男子シングルス準決勝、ヴィクトリア・・アザレンカとセリーナ・ウィリアムズによる女子シングルス決勝が行われる。そして、エラーニ/ビンチ組とフラヴァコバ/フラデカ組の女子ダブルス決勝も行い、見所が満載の1日になりそうだ。

全米オープンジュニア部門では、日本の内田海智と西岡良仁がそれぞれ準決勝へ勝ち進んでいたが、本日の試合でどちらも敗退することとなり、日本人対決での決勝戦は叶わなかった。しかしながら、日本テニスのこれからに大いに期待ができる結果となった。

第14日
アザレンカ/セリーナ、ジョコビッチ、エラーニ/ビンチ
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セリーナが優勝 男子頂上決戦カードが決まる

大会14日目となったこの日、前日の雨天順延から女子シングルス決勝と男子シングルス準決勝、女子ダブルス決勝が行われた。

ここまで1セットも落としていない好調ぶりを見せているセリーナ・ウィリアムズと世界ランク1位のヴィクトリア・アザレンカの対決。女王アザレンカは、昨年優勝のサマンサ・ストザーを準々決勝で、2006年覇者で生涯グランドスラムを達成したマリア・シャラポワを準決勝でそれぞれ撃破して決勝まで勝ち上がってきた。

大歓声が響くアーサーアッシュ・スタジアムでは、セリーナの姉であるヴィーナス・ウィリアムズも見守る中、両者6-2, 2-6と譲らぬ展開。1995年以来となる女子シングルス決勝でのファイナルセットとなったこの試合は、タイブレークにもつれる死闘となった。

2時間を超える女子シングルス決勝戦は、ブレーク合戦が続く中で経験の差をみせつけたセリーナに軍配があがる。最後はアザレンカのバックハンドリターンがネットにかかり7-5で試合に終止符がうたれた。

優勝したセリーナは「信じられない」を連呼し、アザレンカを賞賛しつつも喜びを隠すことができずにいた。対してアザレンカは「真のチャンピオンが何たるかを示していた」と、セリーナの強さを認め、悔いのない準優勝となった。

そして男子シングルス決勝カードを決める1戦、第2シードのノヴァーク・ジョコビッチと第4シードのダビッド・フェレールによる準決勝が行われた。前日にジョコビッチから5-2とリードしたフェレールだったが、雨による順延で翌日再開されると、気持ちを切り替えて本来の強さを取り戻したジョコビッチが2-6, 6-1, 6-4, 6-2で、ここまで勢いに乗っていたフェレールを沈め決勝進出を決めた。

フェレールは「ひどいプレーだった」と試合を振り返り、集中力を欠いたことに肩を落としていた。一方で勝利したジョコビッチは「ほんのちょっとの差がいつも勝敗を分ける」と冷静なコメントを述べ、翌日の決勝となるアンディ・マレー戦について、「今の時点でフレッシュな気分」と話し、最高のテニスをしたいと意気込みを語った。


同日、ルイ・アームストロング・スタジアムで行われた女子ダブルス決勝では、第2シードと第3シードの対戦となった。イタリア組のサラ・エラーニ/ロベルタ・ビンチとチェコ共和国組のアンドレア・フラヴァコバ/ルーシー・フラデカでの頂上決戦は、エラーニ/ビンチ組が6-4, 6-2のストレートで勝利し優勝を飾った。

エラーニは女子シングルスでベスト4の好成績を収めたが、準々決勝ではペアであるビンチを退けての結果であった。同ペアは、今大会初タイトルを獲得することとなり、満面の笑みで表彰台に登った。
最終日
マレー/ジョコビッチ
画像提供: Getty
劇的な優勝で幕を閉じた全米オープン

最終日は満場を思わせる観客が見守る中、男子シングル決勝が行われた。

昨年覇者のノヴァーク・ジョコビッチとグランドスラム無冠の金メダリスト、アンディ・マレーによる頂上決戦が行われた。最終的にマレーが悲願のグランドスラムタイトル初獲得となったが、その試合は歴史に刻まれる大接戦となった。

第1セットから二人の実力の均衡は現れていた。25分にも及ぶタイブレークにもつれ、6回目のセットポイントでマレーがようやく奪うも、ここまで実に1時間27分を要していた。続く第2セットでも勢いに乗るマレーは、ジョコビッチの反撃を許さず2セットを連取して勝利に王手を掛けた。

崖っぷちに立たされたジョコビッチはここから巻き返しに成功、立て続けにマレーからブレークを奪うとセットカウント2-2とし、試合を振り出しに戻した。

勝負を決めるファイナルセット、繊細さを欠いたジョコビッチは足の不調を見せてトレーナーによるマッサージを受ける場面もあった。マレーの勢いは止まらず、最後はマレーの放った第2サーブをジョコビッチが思いっきり叩き、リターンがエンドラインを割りこの長い試合に終止符が打たれた。

マレーは優勝したことに「信じられない」と振り返り、勝利の喜びをかみしめた。


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