About01
プロテニスプレイヤーの最大の夢がグランドスラムであれば、全仏オープンジュニアは、将来のスターを育む場所と言える。
プロテニスプレイヤーに憧れる少年少女にとって、全仏オープン・ジュニアへの出場は、いつの日か全仏オープンを獲得するための重要なステップとなる。
About02
1978年には、全仏オープン・ジュニア男子シングルスでイワン・レンドルが優勝。その6年後、彼はグランドスラムのトロフィーを勝ち取り、さらにその後、グランドスラムのタイトルを7回も獲得した。今や伝説となったこのチェコスロバキア生まれのテニス選手のキャリアは、全仏オープン・ジュニアから始まった。
About03
1939年には「テニスのプリンセス」として知られたスイスの天才テニスプレイヤー、マルチナ・ヒンギスが史上最年少の13歳で全仏オープン・ジュニアのタイトルを獲得。そのわずか4年後、彼女は全豪オープンのタイトルを獲得し、テニス史上最年少のワールドチャンピオンに輝く。
About04
後に「クレーコートの女王」と呼ばれるベルギーの有名テニスプレイヤー、ジュスティーヌ・エナンも、1997年に全仏オープン・ジュニア女子シングルスで優勝し、スター選手の道を歩み始めた。プロテニスプレイヤーとしてのキャリアの中で彼女は7度もグランドスラム・チャンピオンになったが、その4回は全仏オープンであった。明らかに「ローラン・ギャロス」はエナンにとって幸運の地となった。
About05
現役選手の中では、それぞれ2014年に全豪オープンと全米オープンで初のグランドスラム・タイトルを手にしたスタン・バブリンカとマリン・チリッチが、2003年と2005年に全仏オープン・ジュニアの男子シングルスで優勝。女子では、ポーランドのテニス界をリードするアグニエシュカ・ラドワンスカと1990年生まれのルーマニアの可愛らしい有望新人シモナ・ハレプが全仏オープン・ジュニアで優勝している。
About06
また、現在日本のテニス界を引っ張る錦織圭選手も2006年の全仏オープン・ジュニア男子ダブルス部門で、日本人初の4大大会ジュニア男子優勝という快挙を成し遂げている。