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2006年大会まとめ

フェデラーがブレークを破り3度目の優勝◇マスターズ・カップ

3度目の優勝を飾ったフェデラー(上)と、初出場で決勝進出のブレーク(下) (画像:Getty/AFLO)
ATPツアー最終戦テニス・マスターズ・カップは最終日の日曜、シングルス決勝が行われ、R・フェデラー(スイス)がJ・ブレーク(アメリカ)を6-0, 6-3, 6-4、試合時間にして1時間37分で圧勝し3度目のタイトルを獲得した。最終戦で3度の優勝は1999年のP・サンプラス(アメリカ)以来初めてのこと。

「自分でも思わず笑ってしまうほどのプレーが今日は出来た。(攻められている時でも)常に最善の対処をすることが出来たと思う。終始試合をコントロールできていたし、やりたいことは全てできた。」とフェデラー自らが語っていたように、この日の王者はまさに至芸と言えるプレーで観客魅了した。これで年間全ての試合が終わったフェデラーは、今季92勝5敗と自己ベストを更新、同時に史上初となる年間獲得賞金800万ドル(約9億4千万円)を達成した。今季は17大会に出場し、うち16大会で決勝進出を果たした。「素晴らしい年の締めくくりをマスターズ・カップ優勝で飾れるのは最高の気分だ。自分は出来る限りのことをしたし、どんな時も決して手を抜かなかった。」

完敗を喫したブレークは、「今日は手も足もでなかった。フェデラーのプレーは信じられないくらいすごかった。彼の凄さをどう表現していいか、もう言葉も思いつかないくらいだね。ただでさえすごいのに、決勝となるとさらにそのレベルをあげてくるんだから参るよ。僕ももう少し踏ん張れたかもしれないけれど、それでも何の役にもたたなかったと思う。今日僕は史上最強の選手に対し精一杯チャレンジしたし自分の持っているものの全てを出し切ったから後悔はしていないよ。」と、実力差を潔く認めていた。決勝こそ完敗となったものの、ブレークは初の最終戦出場で見事準優勝を果たし、世界ランキングも4位と自己最高を更新して1年を終えた。

この日のフェデラーは、序盤からエンジン全開でいきなりエースを決めるなど試合を通じてサービスが冴え渡り、第1セットを6−0で完封しブレークを完全に沈黙させた。満員の観衆の応援が届いたか、第2セット以降ブレークも必死でくらいつき反撃を試みるものの、実力差はいかんともしがたく、結局王者が続く2セットも連取し試合を決めた。これで両者の対戦成績はフェデラーの6勝0敗となった。



エナン=アルデンヌが初優勝◇女子WTAツアー・チャンピオンシップス
優勝のエナン=アルデンヌと準優勝のモレスモ (画像:Getty/AFLO)
熱戦が続いた女子ツアー最終戦WTAツアー・チャンピオンシップスは日曜日に決勝が行われ、第3シードのJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)が第1シードのA・モレスモ(フランス)を、試合時間1時間28分、6-4, 6-3のストレートで下し有終の美を飾った。エナン=アルデンヌは最終戦初優勝、今季6勝目を手にした。優勝トロフィーはB・ジーン・キング(アメリカ)の手によって授与された。

エナン=アルデンヌは今季、全豪オープンとウィンブルドンの決勝でモレスモに敗れており、また今大会予選ラウンドロビンでも負けていた。しかし100万ドルの優勝賞金がかかった決勝では、終始集中力を高め確実に重要なポイントをものにし勝利を引き寄せた。試合後エナン=アルデンヌは、「信じられないほど素晴らしい1週間だったわ。この数週間はとてもタフだったから、優勝できるとは思っていなかった。でも今日は攻撃的なプレーをしたわ。本当に優勝したかったから、勝つためだけにコートに向かったの。そして全ポイントでプレッシャーをかけ続けた。」と話していた。「今回初めてツアー最終戦でいいプレーができた。決して私の得意なサーフェスではないけれど、ここでもちゃんといいプレーができることを証明できたと思うわ。」

試合は、第1セット、両者1ブレイクずつ奪った第9ゲームで、エナン=アルデンヌがモレスモのサービスをブレイクして5-4とし、第10ゲームをラブゲームキープして第1セットを先取。第2セットでも早々にモレスモのサービスをブレイクして試合の流れを掴んだ。モレスモもすぐにブレイクバックし3-3と反撃の狼煙をあげたが、エナン=アルデンヌの勢いを止めることは出来なかった。最後は2度目のマッチポイントでモレスモが合計4度目となるダブルフォルトを犯し試合に終止符が打たれた。この日のエナン=アルデンヌはファーストサーブ成功時に落としたポイントがたった7ポイントと驚異的なパフォーマンスを記録、また果敢に挑んだネットプレーにも抜群の冴えを見せた。

モレスモは、エナン=アルデンヌが今大会決勝に進んできた時点で年末最終ランキング1位の座も奪われており、2重の意味でエナン=アルデンヌに屈した大会となった。「今日の彼女(エナン=アルデンヌ)のプレーは素晴らしかったし私より上だったわ。昨日の準決勝のようなプレーができなかったのは残念ね。今日はサーブもよくなかったし少し疲れていた。昨日の準決勝でキム(クレイステルス)に勝つためにエネルギーを使いすぎた。ジュスティーヌ(エナン=アルデンヌ)は確実にチャンスをものにしていたのに私はそれができなかったわ。」



ツアー・チャンピオンシップス/マスターズ・カップの仕組み

WTAツアーチャンピオンシップ、そしてATPテニスマスターズカップはそれぞれ、予選をラウンドロビン形式で行なう。

ラウンドロビン形式とは

  1. 8人のプレイヤーを、1位と2位が別の組、3位と4位が別の組へ、といったように2組に分ける。
  2. 分かれた組の中で、それぞれ総当たり戦を行い、1位から4位までを決定する。
  3. それぞれの組の上位2名までが決勝トーナメントに進出する。
  4. 総当たり戦の後、2名以上の選手が勝ち数で並んだ場合、次のように決定する。
    1. 2名が並んだら、その両選手の対戦の勝者が勝ち抜け
    2. 3名以上が並んだ場合、セット獲得率の高い選手から勝ち抜け
    3. 2.で決まらない場合、ゲーム獲得率の高い選手から勝ち抜け
  5. 決勝トーナメントでは、準決勝から行う。
組み合わせは、WTAの場合ならイエローグループ1位とレッドグループ組2位が、レッドグループ1位とイエローグループ2位が
といったように、たすきがけで対戦する。
チャンピオンシップ、そしてマスターズカップに出場できるのは、それぞれシーズンを通して獲得するチャンピオンレースの獲
得ポイント上位8名。 またチャンピョンシップ、マスターズカップともにダブルスもあり、男子が8組、女子が4組が出場する。

昨年までの優勝者はこちらのページでチェック! → WTAツアーチャンピオンシップ / ATPテニスマスターズカップ

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Recruit

試合結果

予選(ラウンドロビン)では、2組に分かれての総当たり戦を行い、それぞれの上位2選手が決勝トーナメントへ進出します。

   R・フェデラー I・リュビチッチ A・ロディック D・ナルバンディアン RR勝敗 得失セット数
第1シード R・フェデラー ----- ○ 7-6(2), 6-4 ○ 4-6, 7-6(8), 6-4 ○ 3-6, 6-1, 6-1 3-0 6-2
第4シード I・リュビチッチ ● 6-7(2), 4-6 ----- ● 4-6, 7-6(9), 1-6 ○ 5-7, 7-6(7), 7-5 1-2 3-5
第5シード A・ロディック ● 6-4, 6-7(8), 4-6 ○ 6-4, 6-7(9), 6-1 ----- ● 2-6, 6-7(4) 1-2 3-5
第7シード D・ナルバンディアン ● 4-6, 7-6(9), 1-6 ● 7-5, 6-7(7), 5-7 ○ 6-2, 7-6(4) ----- 1-2 4-4
   R・ナダル N・ダビデンコ T・ロブレド J・ブレーク RR勝敗 得失セット数
第2シード R・ナダル ----- ○ 5-7, 6-4, 6-4 ○ 7-6(7-2), 6-2 ● 4-6, 6-7(0) 2-1 4-3
第3シード N・ダビデンコ ● 7-5, 4-6, 4-6 ----- ○ 7-6(8), 3-6, 6-1 ● 6-2, 4-6, 5-7 1-2 4-5
第6シード T・ロブレド ● 6-7(2-7), 2-6 ● 6-7(8), 6-3, 1-6 ----- ○ 6-2, 3-6, 7-5 1-2 3-5
第8シード J・ブレーク ○ 6-4, 7-6(0) ○ 2-6, 6-4, 7-5 ● 2-6, 6-3, 5-7 ----- 2-1 5-3



   A・モレスモ J・エナン=アルデンヌ N・ペトロワ M・ヒンギス RR勝敗 得失セット数
第1シード A・モレスモ ----- ○ 4-6, 7-6(3), 6-2 ● 2-6, 2-6 ○ 3-6, 6-1, 6-4 2-1 4-4
第3シード J・エナン=アルデンヌ ● 6-4, 6-7(3), 2-6 ----- ○ 6-4, 6-4 ○ 6-2, 6-7(5-7), 6-1 2-1 5-3
第5シード N・ペトロワ ○ 6-2, 6-2 ● 4-6, 4-6 ----- ● 4-6, 6-3, 3-6 1-2 3-4
第8シード M・ヒンギス ● 6-3, 1-6, 4-6 ● 2-6, 7-6(7-5), 1-6 ○ 6-4, 3-6, 6-3 ----- 1-2 4-5
   M・シャラポワ S・クズネツォワ K・クレイステルス E・デメンティエワ RR勝敗 得失セット数
第2シード M・シャラポワ ----- ○ 6-1, 6-4 ○ 6-4, 6-4 ○ 6-1, 6-4 3-0 6-0
第4シード S・クズネツォワ ● 1-6, 4-6 ----- ● 1-6, 1-6 ○ 7-5, 6-3 1-2 2-4
第6シード K・クレイステルス ● 4-6, 4-6 ○ 6-1, 6-1 ----- ○ 6-4, 6-0 2-1 4-2
第7シード E・デメンティエワ ● 1-6, 4-6 ● 4-6, 0-6 ● 5-7 3-6 ----- 0-3 0-6


Players

選手紹介

アメリ・モレスモ(フランス)
出場回数:8/通算成績:9勝7敗
最高成績:優勝(2005年)
マリア・シャラポワ(ロシア)
出場回数:3/通算成績:6勝3敗
最高成績:優勝(2004年)
ジュスティーヌ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)
出場回数:4/通算成績:4勝4敗
最高成績:ベスト4
スヴェトラナ・クズネツォワ(ロシア)
出場回数:2/通算成績:1勝2敗
最高成績:予選敗退
ナディア・ペトロワ(ロシア)
出場回数:2/通算成績:1勝2敗
最高成績:予選敗退
キム・クレイステルス(ベルギー)
出場回数:6/通算成績:13勝4敗
最高成績:優勝(2002年、2003年)
エレーナ・デメンティエワ(ロシア)
出場回数:7/通算成績:3勝11敗
最高成績:ベスト4
マルチナ・ヒンギス(スイス)
出場回数:6/通算成績:15勝3敗
最高成績:優勝(1998年、2000年)
 

ロジャー・フェデラー(スイス)
出場回数:5/通算成績:17勝2敗
最高成績:優勝(2004年)
ラファエル・ナダル(スペイン)
出場回数:1/通算成績:-
最高成績:-
ニコライ・ダビデンコ(ロシア)
出場回数:2/通算成績:3勝1敗
最高成績:ベスト4
アンディ・ロディック(アメリカ)
出場回数:3/通算成績:5勝3敗
最高成績:ベスト4
イヴァン・リュビチッチ(クロアチア)
出場回数:2/通算成績:1勝2敗
最高成績:予選敗退
ダビッド・ナルバンディアン(アルゼンチン)
出場回数:3/通算成績:5勝3敗
最高成績:優勝(2005年)
トミー・ロブレド(スペイン)
出場回数:1/通算成績:-
最高成績:-
ジェームス・ブレーク(アメリカ)
出場回数:1/通算成績:-
最高成績:-

Schedule

大会スケジュール


11/07(火) ラウンドロビン

第1試合 : A・モレスモ VS N・ペトロワ
第2試合 : M・シャラポワ VS E・デメンティエワ
第3試合 : J・エナン=アルデンヌ VS M・ヒンギス

11/08(水) ラウンドロビン

第1試合 : S・クズネツォワ VS E・デメンティエワ
第2試合 : M・シャラポワ VS K・クレイステルス
第3試合 : N・ペトロワ VS M・ヒンギス

11/09(木) ラウンドロビン

第1試合 : J・エナン=アルデンヌ VS N・ペトロワ
第2試合 : A・モレスモ VS M・ヒンギス
第3試合 : S・クズネツォワ VS K・クレイステルス

11/10(金) ラウンドロビン

第1試合 : A・モレスモ VS J・エナン=アルデンヌ
第2試合 : M・シャラポワ VS S・クズネツォワ
第3試合 : K・クレイステルス VS E・デメンティエワ

11/11(土) 準決勝

第1試合 : J・エナン=アルデンヌ VS M・シャラポワ
第2試合 : A・モレスモ VS K・クレイステルス

11/12(日) 決勝

第1試合 : A・モレスモ VS J・エナン=アルデンヌ

 
11/12(日) ラウンドロビン

第1試合 : R・フェデラー VS D・ナルバンディアン
第2試合 : I・リュビチッチ VS A・ロディック

11/13(月) ラウンドロビン

第1試合 : R・ナダル VS J・ブレーク
第2試合 : N・ダビデンコ VS T・ロブレド

11/14(火) ラウンドロビン

第1試合 : R・フェデラー VS A・ロディック
第2試合 : I・リュビチッチ VS D・ナルバンディアン

11/15(水) ラウンドロビン

第1試合 : N・ダビデンコ VS J・ブレーク
第2試合 : R・ナダル VS T・ロブレド

11/16(木) ラウンドロビン

第1試合 : A・ロディック VS D・ナルバンディアン
第2試合 : R・フェデラー VS I・リュビチッチ

11/17(金) ラウンドロビン

第1試合 : R・ナダル VS N・ダビデンコ
第2試合 : T・ロブレド VS J・ブレーク

11/18(土) 準決勝

第1試合 : R・フェデラー VS R・ナダル
第2試合 : J・ブレーク VS D・ナルバンディアン

11/19(日) 決勝

第1試合 : R・フェデラー VS J・ブレーク

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