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2007年

  • 大会見所
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2007年大会の見所
男子シングルスの部では、2002年以来の出場となる鈴木貴男(1996-97年優勝)、現在の日本男子ナンバーワンである添田豪(2005年準優勝)、福井烈以来の3連覇を狙う岩渕聡(2005-06年優勝)、2度の連覇経験がある本村剛一(1999-2000年、2002-2003年優勝)ら実力者が優勝者に贈られる天皇杯をかけて熱い戦いを繰り広げる。
このほかにも、寺地貴弘(2001年、2004年優勝)、松井俊英(2006年準優勝)といった元チャンピオン、元ファイナリストに加え、茶圓鉄也、石井弥起らベテランや、杉田祐一、伊藤竜馬、片山翔ら若手が優勝目指して登場する。

女子シングルスの部では、今年WTAツアー初優勝を果たした森上亜希子が2003年以来の出場を決めたほか、同じくツアーで活躍する中村藍子(2004年、2006年準優勝)、森田あゆみ(2005年優勝)らが、秩父宮妃記念楯を巡って戦いに臨む。
また、昨年チャンピオンの高雄恵利加は、杉山愛が1995-96年に達成して以来の連覇に挑む。このほかにも、怪我から復帰してきた藤原里華(2001年優勝)、米村知子(2005年準優勝)、波形純理、久松志保、岡本聖子、瀬間友里加、奈良くるみが上位進出を狙う。

男子ダブルスでは、昨年覇者の石井弥起/近藤大生ペア、2005年覇者の岩渕聡/松井俊英ペア、2004年覇者の佐藤博康/黎明ペアが登場し、摂政宮杯をかけて争う。
女子ダブルスは、グランドスラムの舞台も経験した森上亜希子/中村藍子ペアが第1シードとして初優勝を狙う。また、岡本聖子/飯島久美子ペア、藤原里華/波形純理ペアなど優勝経験者に加えて、今季オーストラリアのサーキットで優勝した瀬間友里加/瀬間詠里花ペアも、朝吹杯を目指して出場する。
JTA杯が贈られる混合ダブルスでは、黎明/米村知子ペア(2006年優勝)、佐藤博康/岡本聖子ペア(2005年優勝)、加藤季温/波形純理ペアが上位シードとして優勝を狙う。
第1日
大会第1日の結果
第82回ニッケ全日本テニス選手権は11日(日)、有明テニスの森公園で開幕し、大会初日の試合を行った。

女子シングルス1回戦には、今年の世界スーパージュニア選手権でシングルス優勝をおさめた奈良くるみが登場。対戦相手の黒田祐加が棄権したため、6-3, 1-0で勝利し2回戦進出を決めた。次の試合では、昨年覇者で第5シードの高雄恵利加の胸を借りることとなった。

シングルスはシード選手の1回戦が免除されているため、初日1回戦にはノーシードの選手が登場した。新井麻葵、高岸知代、山本麻友美、土居美咲、A・マルフォートラ、道慶知子、北崎悦子らが勝ち進み、ベスト32が出揃った。

男子ダブルスでは、第1シードの佐藤博康/黎明組が昨年準決勝で対戦した岩見亮/添田豪組に敗れ、まさかの初戦敗退に終わった。その他の試合では、一昨年覇者の第5シード岩渕聡/松井俊英組、第3シードの寺地貴弘/本村剛一が2回戦に駒を進めた。

女子ダブルスでは、四大大会でもペアを組んでいた第1シードの中村藍子/森上亜希子組が順当に勝利。そのほか、第3シードの波形純理/藤原里華組、第5シードの新井麻葵/米村知子組、第6シードの瀬間詠里花/瀬間友里加組が上位勢が勝ち進んだ。
第2日
大会第2日の結果
第82回ニッケ全日本テニス選手権は12日、有明テニスの森公園で大会2日目の試合を行った。

女子シングルス2回戦では、今年の高校総体シングルスと世界スーパージュニア選手権を制した注目の15歳、奈良くるみが、昨年覇者で第5シードの高雄恵利加を6-2, 6-2のストレートで退けた。現在大阪産業大学付属高校に通う奈良は、次の3回戦では第11シードの米村知子に挑む。

その他の試合では、2004年、2006年に準優勝している第1シードの中村藍子が川村美夏に6-1, 6-4で快勝。第4シードの波形純理も北崎悦子に6-2, 6-3でストレート勝ちした。

その他の試合では、第6シードの瀬間友里加、第10シードの浜村夏美、第13シードの瀬間詠里花、第14シードの手塚玲美がベスト16に進出した。

男子シングルスではノーシード勢が1回戦を行った。

今年高校総体シングルス2連覇を飾った片山翔は、格上の久松亮太に6-3, 6-1で快勝した。また注目の16歳、鈴木昂は昨年の大学王者の佐藤文平に1-6, 6-3, 4-6で敗れた。

その他の試合では、加藤季温、近藤大生、吉備雄也、福田勝志、小ノ澤新、有本尚紀、山本哲弘、宮尾祥慈、竹内研人、佐藤博康、古賀公仁男、森田武比古が2回戦進出を決めた。

また、男女・混合ダブルスも行われた。

女子ダブルスでは、今年ウィンブルドンジュニア準優勝ペアの土居美咲/奈良くるみ組が、清水咲子/萩本愛里組を6-2, 6-2で下した。また、第2シードの飯島久美子/岡本聖子組も順当に2回戦に進出した。

男子ダブルスでは、昨年覇者で第2シードの石井弥起/近藤大生組、第7シードの權伍喜/茶圓鉄也組が2回戦に駒を進めた。

混合ダブルスは、第1シードの佐藤博康/岡本聖子組、第2シードの加藤季温/波形純理、第3シードの黎明/米村知子組、第4シードの宮尾祥慈/瀬間詠里花組らシード勢が勝っている
第3日
大会第3日の結果
第82回ニッケ全日本テニス選手権は13日、有明テニスの森公園で大会3日目の試合を行った。

女子シングルス2回戦では、4年ぶり出場の第2シード森上亜希子が早稲田大学の青山修子に6-3, 6-2で快勝したほか、2005年優勝の第3シード森田あゆみも伊勢ミツ子に6-4, 6-1で勝った。その他のシード勢では、第7シードの久松志保、第8シードの岡本聖子、第9シードの飯島久美子、第12シードの田中真梨、第15シードの藤原里華が3回戦に駒を進めた。

男子シングルス2回戦では、前日に世界的指導者のボブ・ブレット氏とのアドバイザリー契約を発表したばかりの第9シードの杉田祐一が佐藤博康に7-5, 6-7(2-7), 6-2で辛勝し、2年連続の3回戦進出を決めた。

早稲田大学1年生の杉田は、今年2月のデビスカップ中国戦で史上最年少勝利をおさめた新鋭で、このたび三菱電機と新たに3年の所属契約を結んでおり、更なる成長が期待される。杉田は3回戦では、竹内研人を6-2, 6-2で下した昨年準優勝で第6シードの松井俊英と対戦する。

その他では、3連覇を目指す第3シードの岩渕聡が古賀公仁男に6-2, 6-2で快勝したほか、5度目の優勝を狙う第4シードの本村剛一、3度目の優勝を狙う第5シードの寺地貴弘、昨年準優勝の松井俊英がベスト16に進んだ。

また第14シードの落合優次が勝利した一方、第10シードの石井弥起、第13シードの黎明は2回戦で姿を消した。

女子ダブルスでは、第4シードの浜村夏美/前川綾香組、第8シードの高岸知代/手塚玲美組、大学生ペアの青山修子/大西香組が2回戦に進んだ。

男子ダブルスでは、第4シードの杉山記一/宮尾祥慈組が、早稲田大学の吉備雄也/成瀬廣亮組に敗れた。第5シードの五藤健介/宮崎雅俊組も敗退。

混合ダブルスは準々決勝が行われ、第1シードの佐藤博康/岡本聖子組、第2シードの加藤季温/波形純理組、第3シードの黎明/米村知子組、第4シードの宮尾祥慈/瀬間詠里花組の上位4シードが順当にベスト4に進出している。

大会第3日の見所
大会第3日は、男子シングルス2回戦、女子シングルス2回戦、男子ダブルス1回戦、女子ダブルス1回戦、混合ダブルス準々決勝が行われる予定。

男子シングルス2回戦では、福井烈以来の大会3連覇を狙う第3シードの岩渕聡が初戦を行い、古賀公仁男と対戦する。

また、上位シード勢では、過去4度優勝している第4シードの本村剛一が小ノ澤新と、過去2度の優勝がある第5シードの寺地貴弘が山本哲弘と、昨年準優勝で第6シードの松井俊英が竹内研人と顔を合わせる。

その他の試合では、第9シード杉田祐一が佐藤博康と、第10シード石井弥起が仁木拓人と、第14シード落合優次が加藤季温と、第13シード黎明が有本尚紀と対戦する。

女子シングルス2回戦では、2003年以来の出場となる第2シードの森上亜希子が青山修子と、2005年覇者で第3シードの森田あゆみが伊勢ミツ子と対戦する。

その他のシード勢では、2001年覇者で第15シードの藤原里華、第7シードの久松志保、第8シードの岡本聖子、第9シードの飯島久美子、第12シードの田中真梨、第16シードの岡田上千晶が初戦を行う。
第4日
大会第4日の結果
男子では、シングルス2回戦に登場した第1シードの鈴木貴男が吉備雄也に6-7(5-7), 6-3, 7-6(7-5)で逆転勝ちし、辛くも3回戦進出を決めた。
5年ぶりに全日本に出場している鈴木は、今年インカレを制した早稲田大学の吉備相手に第1セットをタイブレークで落とす苦しい立ち上がり。しかし、第2セットを奪取して試合を振り出しに戻すと、最後はタイブレークを制して、準優勝した2002年以来のベスト16進出を決めた。
10年ぶり3度目の優勝を目指す鈴木は、次の試合では、この日小山慶大を6-2, 6-3で下した第16シードの岩見亮と対戦する。

初優勝を狙う第2シードの添田豪は福田勝志に6-0, 6-2で完勝。その他のシード勢では、第7シードの茶圓鉄也、第8シードの伊藤竜馬、第11シードの權伍喜、第15シードの杉山記一が勝ち上がった。今年高校総体2連覇を果たした注目の高校生、片山翔は第15シードの井藤祐一に4-6, 4-6でストレート負けした。

ダブルスでは、第3シードの寺地貴弘/本村剛一組、2005年覇者で第5シードの岩渕聡/松井俊英組、第7シードの權伍喜/茶圓鉄也が勝ち上がった。ノーシード勢では、1回戦で第1シードの佐藤博康/黎明組を破った岩見亮/添田豪組、早稲田大学の吉備雄也/成瀬廣亮組が勝利している。昨年覇者で第2シードの石井弥起/近藤大生は、有本尚紀/伊藤竜馬組に6-1, 4-6, 5-7で敗れ、2回戦敗退に終わった。

女子シングルスで第2シードの森上亜希子、第3シードの森田あゆみがともに敗れ、まさかの3回戦敗退に終わった。

2003年以来4年ぶりの出場となっていた森上は、高岸知代との対戦中、第1セットを0-6で落としたところで、腹筋を痛めた疑いで棄権を申し入れた。森上は今季、WTAツアー初優勝を飾るなど好調だった。森上はシングルスの後に予定されていた、中村藍子と組んだダブルスも棄権した。

2005年に史上3番目の若さでこの大会を制した森田は、2001年覇者の第15シード藤原里華に3-6, 6-7(5-7)でストレート負けした。今季はウィンブルドンで初の四大大会本選出場を果たした森田だったが、怪我から復帰してきた元世界84位の藤原の経験の前に屈することとなった。

2004年、2006年に準優勝している第1シードの中村藍子は、第13シードの瀬間詠里花を6-0, 6-4で退けた。大会冠スポンサーのニッケ所属の中村は、今年こそ悲願の初優勝を狙う。また注目の15歳、奈良くるみも第11シードの米村知子に6-2, 1-6, 6-3で競り勝って、初のベスト8進出を決めた。

その他の試合では、第4シードの波形純理が第14シードの手塚玲美に6-4, 4-6, 6-2で、第6シードの瀬間友里加が第12シードの田中真梨に6-1, 2-6, 3-6で、それぞれフルセットの末勝った。第10シードの浜村夏美は第7シードの久松志保を6-4, 6-4で、第8シードの岡本聖子はダブルスパートナーの第9シード飯島久美子を6-3, 6-3で、それぞれ下した。

ダブルスでは、第2シードの飯島久美子/岡本聖子組、第3シードの波形純理/藤原里華組、第4シードの浜村夏美/前川綾香組、第5シードの新井麻葵/米村知子組、第6シードの瀬間詠里花/瀬間友里加組が順当に勝利した。
ウィンブルドンジュニア準優勝ペアの土居美咲/奈良くるみ組は、第8シードの高岸知代/手塚玲美組に、6-2, 2-6, 2-6で惜しくも逆転負けした。
大会第4日の見所
大会第4日は、男子シングルス2回戦、女子シングルス3回戦、男子ダブルス2回戦、女子ダブルス2回戦が行われる予定。

女子シングルスでは、第1シードの中村藍子、第2シードの森上亜希子らベスト16が登場し、準々決勝進出をかけて対戦する。

2004年、2006年に準優勝している中村は、初優勝に向けて3回戦では第13シードの瀬間詠里花と対戦。同じく初優勝を狙う森上は、2回戦で第16シードの岡田上千晶を破った高岸知代と顔を合わせる。

また、昨年覇者で第5シードの高雄恵利加を下した注目の奈良くるみは、一昨年に準優勝、昨年は4強に進んでいる第11シードの米村知子に挑む。

2005年に優勝している第3シードの森田あゆみは、国際ツアー経験豊富で2001年に同大会を制している第15シードの藤原里華の胸を借りる。

その他の試合では、第4シードの波形純理が第14シードの手塚玲美と、第6シードの瀬間友里加が第14シードの田中真梨と、第7シードの久松志保が第10シードの浜村夏美と、1998年準優勝で第8シードの岡本聖子が第9シードの飯島久美子と、それぞれベスト8入りをかけて対戦する。

男子シングルスでは、2回戦の残り8試合を実施。第1シードの1996-97年に2連覇している第1シードの鈴木貴男が、今季インカレ・チャンピオンの吉備雄也の挑戦を受ける。2005年準優勝で第2シードの添田豪は福田勝志と対戦する。

高校総体2連覇した注目の新鋭、片山翔は第15シードの井藤祐一と対戦。昨年インカレ覇者の佐藤文平は、第8シードの伊藤竜馬と対戦する。

その他の試合では、第7シードの茶圓鉄也が予選上がりの森田武比古と、第11シードの權伍喜がこちらも予選上がりの宮尾祥慈と対戦。第12シードの杉山記一は近藤大生と、昨年ベスト4で第16シードの岩見亮は早稲田大学の小山慶大と顔を合わせる。

女子ダブルスでは、北京五輪出場をにらむ第1シードの中村藍子/森上亜希子組が川床萌/富山愛の大学生コンビと、第2シードの飯島久美子/岡本聖子が井上摩衣子/山本麻友美組と対戦する。

第3シードの波形純理/藤原里華組は、早稲田大学ペアの井上明里/宮村美紀組を迎え撃つ。第4シードの浜村夏美/前川綾香組は、こちらも大学生ペアの青山修子/大西香組と対戦する。

このほか、今季海外サーキット大会を制した第6シードの瀬間詠里花/瀬間友里加組、ウィンブルドンジュニア準優勝の土居美咲/奈良くるみ組も登場する。

男子ダブルスでは、昨年覇者で第2シードの石井弥起/近藤大生組、第3シードの寺地貴弘/本村剛一組、2005年覇者で第5シードの岩渕聡/松井俊英組、1回戦で第1シードを破った岩見亮/添田豪組が2回戦を行う。
第5日
大会第5日の結果
大会5日目の男子ダブルス準々決勝に登場した、2005年覇者で第5シードの岩渕聡/松井俊英組が岩見亮/添田豪組を6-4, 2-6, 6-4で下し、準決勝進出を決めた。昨年ベスト4同士の対戦となったこの試合、岩渕/松井組は、1回戦で今大会第1シードペアを破った岩見/添田組に苦戦を強いられるが、フルセットで勝利を手にした。準決勝では、第3シードの寺地貴弘/本村剛一組に4-6, 7-6(7-5), 6-1で逆転勝ちした第7シードの權伍喜/茶圓鉄也組と対戦する。

シングルスでは、初戦で吉備雄也に苦戦を強いられていた第1シードの鈴木貴男が、第16シードの岩見亮に6-2, 6-3で快勝した。また、第2シードの添田豪も第15シードの井藤祐一を6-3, 6-1で退けた。また、3連覇を狙う第3シードの岩渕が有本尚紀に6-2, 6-2でストレート勝ちした一方、5度目の優勝を狙った第4シードの本村剛一は第14シードの落合優次に4-6, 3-6で敗れた。

その他の試合では、3度目の優勝を目指す第5シードの寺地貴弘が仁木拓人に6-2, 6-0で、昨年準優勝した第6シードの松井俊英が第9シードの杉田祐一に6-4, 6-2で、それぞれ勝利した。第8シードの伊藤竜馬が第12シードの杉山記一に7-6(7-1), 6-4で、第11シードの權伍喜が第7シードの茶圓鉄也に6-3, 6-3で勝利した。

女子シングルス準々決勝では初優勝を狙う中村藍子、2001年覇者の藤原里華が勝ち上がった。15歳の奈良くるみは敗退した。

第1シードの中村は第10シードの浜村夏美に6-3, 6-4でストレート勝ちした。中村は2004年と2006年に準優勝している。第15シードの藤原は、昨年ベスト4で第6シードの瀬間友里加に6-3, 6-3で快勝した。藤原は怪我でランキングを下げているが、元世界ランク86位の実力を取り戻しつつある。

その他のシングルスでは、第4シードの波形純理が奈良くるみに6-2, 7-6(7-2)で、第8シードの岡本聖子が高岸知代に6-3, 6-1で勝利した。

女子ダブルス準々決勝では、第2シードから第5シードまでが順当に勝ち上がった。

第1シードの中村藍子/森上亜希子組が棄権したため、残る中で最上位シードとなっている第2シードの飯島久美子/岡本聖子組は、第8シードの高岸知代/手塚玲美組に6-2, 5-7, 6-3で競り勝った。その他の試合では、第3シードの波形純理/藤原里華組は猪野玲子/平知子組に6-1, 6-1で、第4シードの浜村夏美/前川綾香組は第6シードの瀬間詠里花/瀬間友里加組に6-3, 6-4で、第5シードの新井麻葵/米村知子組は川床萠/富山愛組に6-1, 6-1で勝利した。

混合ダブルス準決勝では、第2シードの黎明/米村知子組が2005年覇者で第1シードの佐藤博康/岡本聖子組に6-7(7-9), 6-4, 6-4で逆転勝ちし、決勝進出を決めた。もう一方の準決勝では、第2シードの加藤季温/波形純理組が第4シードの宮尾祥慈/瀬間詠里花組に5-7, 6-2, 6-4で競り勝った。

大会第5日の見所
第82回ニッケ全日本テニス選手権は大会5日目の15日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの中村藍子、15歳の奈良くるみがベスト4進出を目指して登場する。

中村は、第10シードの浜村夏美と対戦する。2004年、2006年に決勝に進出した中村は、大会冠スポンサーのニッケ所属として、悲願の初優勝を狙う。一方、23歳の浜村は今季長野と群馬のサーキット大会で2度の準優勝を果たすなど好調で、世界ランクも昨年末の470位から自己最高の224位に上昇させている。

今年の世界スーパージュニアのシングルスを制した奈良は、2回戦で昨年覇者の高雄恵利加を、3回戦で一昨年準優勝の米村知子を破って、初のベスト8に進出してきた。準々決勝では、第4シードの波形純理に挑戦する。

その他の試合では、昨年ベスト4で第6シードの瀬間友里加が、3回戦で森田あゆみを破った2001年覇者の第15シード藤原里華と対戦する。また、1998年準優勝で第8シードの岡本聖子は高岸知代と顔を合わせる。高岸は、3回戦で第1シードの森上亜希子が棄権して勝ちあがった。

男子シングルスでは第1シードの鈴木貴男、第2シードの添田豪、第3シードの岩渕聡らトップ8シードが勢ぞろいして、ベスト8進出をかけて3回戦を行う。5年ぶりに出場している鈴木は、初戦となった2回戦では大学生の吉備雄也にファイナル・タイブレークの苦戦を強いられたが、辛くも勝利。3回戦では第16シードの岩見亮と対戦する。昨年は怪我に苦しんだ鈴木だったが、今季は2度のチャレンジャー大会優勝をおさめるなど好調で、1997年以来10年ぶり3度目の全日本優勝を狙う。

2005年に決勝で涙を呑んだ添田は、次は第15シードの井藤祐一と顔を合わせる。添田は今年1月の全豪オープンで四大大会本選進出を経験し、チャレンジャー大会を初制覇するなど順調に成長してきており、今大会では初優勝を目指している。

福井烈以来の3連覇を狙う岩渕は、ノーシードの有本尚紀と対戦。岩渕は今季、フューチャーズ優勝3回をおさめている。その他の元覇者では、2度の連覇経験がある第4シードの本村が第14シードの落合優次と、3度目の優勝を狙う第5シードの寺地貴弘が仁木拓人とそれぞれ対戦する。

その他の試合では、昨年準優勝の第6シード松井俊英が第9シードの杉田祐一と、第7シードの茶圓鉄也が第11シードの權伍喜と、第8シードの伊藤竜馬が第12シードの杉山記一とぶつかる。

女子ダブルスでは、上位8シード中の6ペアが登場する。勝ち残っている中で最上位となる第2シードの飯島久美子/岡本聖子組は、2回戦で奈良くるみ/土居美咲組を下した第8シードの高岸知代/手塚玲美組を迎え撃つ。また、今季サーキット1勝を収めている同士、昨年準優勝で第4シードの浜村夏美/前川綾香組と、第6シードの瀬間詠里花/瀬間友里加組が激突する。

その他では、第3シードの波形純理/藤原里華組が猪野玲子/平知子組と、第5シードの新井麻葵/米村知子組が川床萌/富山愛組と対戦する。

男子ダブルスでは、第3シードの寺地貴弘/本村剛一組が第7シードの權伍喜/茶圓鉄也組と対戦。また、一昨年の覇者で第5シードの岩渕聡/松井俊英組が、昨年ベスト4の岩見亮/添田豪組と対戦する。そして、早稲田大学の吉備雄也/成瀬廣亮組が岩橋祐介/森智広組と対戦する。

混合ダブルスは準決勝を行い、2005年優勝ペアで第1シードの佐藤博康/岡本聖子組が、昨年優勝ペアで第3シードの黎明/米村知子組と激突。また、第2シードの加藤季温/波形純理組という北日本物産ペアが、第4シードの宮尾祥慈/瀬間詠里花組を迎え撃つ。
第6日
大会第6日の結果
大会6日目の16日には、女子シングルス準決勝が行われ、初優勝を狙う第1シードの中村藍子が、2001年覇者で第15シードの藤原里華を7-5, 4-6, 6-1で退け、3度目の決勝進出を決めた。もう一方の準決勝では第4シードの波形純理が、1998年準優勝で第8シードの岡本聖子を7-6(7-4), 1-6, 6-2で下し、初の決勝進出を果たした。 男子シングルスは準々決勝8試合を行い、第8シードの伊藤竜馬が3連覇を狙っていた第3シードの岩渕聡に6-7(6-8), 6-2, 7-5で逆転勝ちし、初のベスト4進出を決めた。

伊藤は長尾谷高校出身の19歳で、10月末に同じく有明で行われたマサ・フューチャーズでツアー初優勝を飾っており、現在の世界ランクは日本人では8番手となる508位につけている。プロ転向1年目の今年は、この優勝のほかにフューチャーズで準決勝進出3回、準々決勝4回と好成績を残している。

伊藤と準決勝で対戦することになったのが、2000年に準優勝を飾っている第11シードの權伍喜で、この日は第2シードの添田を7-6(7-4), 6-4で破った。

また、5年ぶりの出場となっている第1シードの鈴木貴男も第5シードの寺地貴弘を6-2, 7-6(7-3)で退け、10年ぶり3度目の優勝に向けて前進した。昨年準優勝の第6シードの松井俊英は第14シードの落合優次を7-6(7-3), 6-4で下し、鈴木との決勝に進んだ。

ダブルスでは男女ともに準決勝が行われた。

女子では、第4シードの浜村夏美/前川綾香組が第2シードの飯島久美子/岡本聖子組に7-5, 6-1で、第5シードの新井麻葵/米村知子組が第3シードの波形純理/藤原里華組に6-3, 6-4で勝利し、それぞれ決勝に進んだ。

男子では、2年ぶりの優勝を狙う第5シードの岩渕聡/松井俊英組が權伍喜/茶圓鉄也組に2-6, 6-3, 6-2で逆転勝ち。もう一方では、岩橋祐介/森智広組が篠川智大/比嘉明人組とのノーシード対決を6-3, 6-3で制した。

大会第6日の見所
第82回ニッケ全日本テニス選手権は大会6日目の16日、女子シングルス準決勝を行い、初優勝を目指す第1シードの中村藍子が2001年覇者で第15シードの藤原里華と対戦する。もう一方の準決勝では、第4シードの波形純理が第8シードの岡本聖子と対戦。

男子シングルスは、準々決勝を実施。第1シードの鈴木貴男は第5シードの寺地貴弘と、第2シードの添田豪は第11シードの權伍喜と対戦する。3連覇を狙う第3シードの岩渕聡は第8シードの伊藤竜馬と、昨年準優勝の6シード、松井俊英は第14シードの落合優次を迎え撃つ。

ダブルスでは、男女それぞれ準決勝を行う。男子では、第5シードの岩渕聡/松井俊英組が第7シードの權伍喜/茶圓鉄也組と、篠川智大/比嘉明人組が岩橋祐介/森智広組と顔を合わせる。

女子では、第2シードの飯島久美子/岡本聖子組が第4シードの浜村夏美/前川綾香組と、第3シードの波形純理/藤原里華組が新井麻葵/米村知子組と対戦する。
第7日
大会第7日の結果
大会7日目の17日は女子シングルス決勝を行い、第1シードの中村藍子が第4シードの波形純理に6-2, 6-1で快勝し、決勝進出3度目で悲願の初優勝を飾った。

2004年、2006年に決勝進出していた中村だが、それぞれ佐伯美穂と高雄恵利加に敗れ、優勝を阻まれていた。今年は8月に世界ランクを自己最高の47位に上昇させ、今大会は優勝候補として臨んでいたが、見事その期待に応えた。一方、準優勝の波形はこれまでは2005年のベスト4進出が最高で、初の決勝進出だった。

男子シングルス準決勝では、第1シードの鈴木貴男が第6シードの松井俊英に6-7(6-8), 6-0, 6-2で、第11シードの權伍喜が第8シードの伊藤竜馬に6-1, 6-2でそれぞれ勝利し、決勝進出を決めた。

2連覇を達成した1997年以来の優勝を狙う鈴木は、本村剛一に敗れて準優勝に終わった2002年以来5年ぶりの決勝進出で、この日は第1セットをタイブレークで落とすが、第2セット以降はキレのあるプレーで主導権を握り、松井とのサーブ&ボレーヤー対決を制した。權は準優勝した2000年以来2度目の決勝進出で、準決勝では19歳の伊藤を圧倒した。

混合ダブルス決勝では、第2シードの加藤季温/波形純理組が、昨年覇者で第3シードの黎明/米村知子組に6-4, 7-6(16-14)で競り勝ち、初優勝を決めた。

女子シングルス決勝
中村藍子   VS   波形純理
中村藍子(1) 第1試合 波形純理(4)
大会第7日の見所
第82回ニッケ全日本テニス選手権は大会7日目の17日、女子シングルス決勝を行い、ともに初優勝を狙う第1シードの中村藍子と、第4シードの波形純理が対戦する。

中村は2004年、2006年に決勝進出したが、惜しくも敗れて準優勝に終わっていた。今年は冠スポンサーのニッケ所属として、悲願の初優勝を狙う。
一方の波形は2005年に準決勝に進出したのが最高で、これが初の決勝進出となる。ここまで単複で連戦をこなしてきており、疲労が溜まっていることは間違いないが、混合ダブルスとの2冠を目指す。

男子シングルス準決勝
伊藤竜馬   VS   權伍喜
伊藤竜馬(8) 第2試合 權伍喜(11)
鈴木貴男   VS   松井俊英
鈴木貴男(1) 第3試合 松井俊英(6)
男子シングルスの準決勝には、バラエティに富んだ顔ぶれが揃った。

最初の試合に登場する第8シードの伊藤竜馬と第11シードの權伍喜はともに準々決勝で優勝候補を打ち倒した。
18歳の伊藤は3連覇を目指していた第3シードの岩渕聡をフルセットの逆転で、29歳の權は第2シードの添田豪をストレートで、それぞれ下した。

初のベスト4進出となっている伊藤は今季、フューチャーズで初優勝を飾るなど好調。一方の權は近畿大在学中に決勝進出を経験しており、念願の初優勝に向け2度目の決勝進出を狙う。

もう一つの準決勝では、1996年ー97年に連覇を飾っている第1シードの鈴木貴男と、昨年準優勝で第6シードの松井俊英が対戦する。

2002年以来5年ぶりの出場となっている鈴木は初戦こそ苦戦したものの、試合を重ねるごとに有明での試合勘を取り戻してきている。 一方の松井も、まだ1セットも落としておらず、岩渕と組んだダブルスでも決勝進出を決めるなど、快進撃を続けている。
両者ともにサーブ&ボレーを得意としており、この試合は激しい空中戦が展開されるだろう。

混合ダブルス決勝
加藤季温波形純理   VS   黎明米村知子
加藤季温/波形純理(2) 第4試合 黎明/米村知子(3)
混合ダブルス決勝では、第2シードの加藤季温/波形純理ペアが第3シードの黎明/米村知子ペアと対戦する。

両チームともに、準決勝ではフルセットの激戦を勝ち抜いており、加藤/波形組は初優勝を目指して、黎/米村組は2連覇を狙って火花を散らす。

第8日
大会第8日の結果
大会8日目の18日は男子シングルス決勝が行われ、第1シードの鈴木貴男が第11シードの權伍喜に6-2, 6-2で完勝し、10年ぶり3度目の優勝を果たした。

鈴木は1997-98年に連覇を達成しており、今大会は準優勝した2002年以来5年ぶりの出場だった。決勝ではサーブ&ボレーを中心としたプレーが冴え、權に試合の主導権を渡すことなく、一方的な流れを作った。一方の權は、準優勝した2000年以来7年ぶりの決勝出場だったが、またも準優勝に終わった。

また、この日は男女ダブルス決勝も行われた。

男子では、第5シードで2005年覇者の岩渕聡/松井俊英組が岩橋祐介/森智広組に6-3, 7-6(7-3)で勝利し、2度目の優勝を手にした。
女子では、第5シードの新井麻葵/米村知子組が、第4シードで昨年準優勝ペアの浜村夏美/前川綾香組を6-1, 6-3で退け、初優勝を飾った。

大会第8日の見所
男子シングルス決勝
鈴木貴男   VS   權伍喜
鈴木貴男(1) 第1試合 權伍喜(11)
大会8日目の18日は男子シングルス決勝を行い、3度目の優勝を狙う第1シードの鈴木貴男と、初優勝を目指す第11シードの權伍喜が対戦する。

1996-97年に連覇を達成した鈴木は、今年は2002年以来5年ぶりの出場で、ここまで厳しい戦いを強いられながらも勝ち上がってきた。一方の權は前回出場した2000年に決勝に進出しており、今大会で初優勝を狙っている。鈴木のサーブ&ボレーが炸裂するか、權の緩急自在のプレーがそれを崩すのか、異なるプレースタイルを持つ2人が激突する。

男子ダブルスでは、2005年覇者で第5シードの岩渕聡/松井俊英組が、岩橋祐介/森智広組と対戦。女子ダブルスでは、第4シードの浜村夏美/前川綾香組が第5シードの新井麻葵/米村知子組と対戦する。

総括
大会終了後に総括を記載します。

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