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TIM HENMAN

Vol.2 技術的に穴がなくプロも手本にすべき教科書ボレー

低いボールに対して、無理に姿勢を低くする必要はない

低いボールに対するボレーでは、昔はよく「後ろ足の膝を地面につけろ」と言われたが、うまいボレーヤーを見ると、そのようにしてはいない。むしろ写真右のヘンマンのように、無理に姿勢を低くすることなく、ラケットヘッドを自然に下げて打っていることのほうが多いのだ。「それはセンスがあるからできることだ」と反論する人もいるかもしれないが、それも誤解だ。

地面に膝をつけるほど腰を落とすと、脚に大きな負担がかかってバランスを崩しやすくなるし、動きが遅くなってしまうので、丁寧ではあるが、実戦的ではないのだ。それよりも、無理せずヘッドを下げて打つ感覚を磨いたほうが、ボレーの柔らかさが生まれ、逆にミスも減らしやすいのだ。

フォロースルーの最後は上方向に

ボレーではボールにスライス回転をかけるので、スウィングは「上から下に」というのが基本だが、右の合成写真を見てもらえば一目瞭然なように、フォロースルーは最終的に上向きになる。これは、ボレーに深さを与えるためには大切な要素であり、逆にスウィングが下に向かったままだとネットにかかりやすくなってしまう。もちろん、インパクト時にスウィングが上向きになるのはダメだが、右のように自然な弧を描くように振ることが大切だ。また、これはバックボレーでも同じことが言える。

素晴らしいボディバランスをベースにした基本通りのボレー

ヘンマンは、フェデラーと並んでボレーに関するトップ2と言える存在だ。フェデラーよりもネットプレイヤー的で、通常のボレーだけでなく、ハイボレー、ローボレー、ハーフボレー、ポジショニング、戦術とすべての面で死角がない。

技術的には、まったく基本通りで、ボディバランスも素晴らしく、無駄な面の操作もなく、不安定さを生み出す要素が見当たらない。ある意味あまりにも教科書的なため、特徴がないのが特徴とも言えるほどだ。

柔らかさはそれほどないが、硬さもない

そのように教科書的にかっちりしている分、フェデラーのような柔らかさはあまり感じられないが、かといってフィリプーシスらのような硬さもない。天才的なセンスがあるわけではないが、自然体でボレーができていて、フェデラーよりも真似しやすく、アマチュアばかりでなく、プロでさえも手本にすべき、きれいなボレーと言えるだろう。

スウィングに関しては、下のフォアボレーの連続写真からもわかるように、強くアンダースピンをかけるという感覚はない。自然なスウィングの中で、自然にかかる分だけアンダースピンを与えるのが基本で、状況によってほぼ無回転のボールも打てるし、アンダースピンを多くすることもできるという柔軟性を持っている。

また、ラケットの振り幅自体も短めで、打点の少し後ろにラケットをセットして、そのまま身体ごとステップインしていく勢いでボールを飛ばしており、現在の速いストロークへの対応も、しっかりとできている。
T.ヘンマンの横から見たフォアボレー
ムダな動作が一切なく、非常にシンプルで基本通りなフォアボレー。ここでは、かなりフラット気味に打っているが、リストを返すことはなく、面の動きも見るからに安定している。グリップの握り方も余計な力が入っていない点も模範的だ。
T.ヘンマンの後ろから見たバックハンド・ローボレー
無理に腰を落としておらず、ボディバランスの良さが目立つローボレー。止まって腰を落として打つのではなく、動きの中でボレーしているが、頭の上下動も少なく、このほうがミスが出る要素もかえって少なくなる。

(テニスジャーナル 2004年9月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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