2016年10月28日
チャレンジドリル第4回は松井俊英選手によるネットプレー特訓『突き上げ』ドリル!
松井俊英選手ブログ
海外でテニスを学び、22歳でプロ転向。その後デビスカップの代表として活躍、現在開催中の全日本選手権の男子ダブルスを4度制覇。サービスとネットプレーが魅力!今回紹介いただくこのネットプレーの特訓「突き上げ」ドリルは松井俊英選手が実際に行っているネットプレーの練習です。
「突き上げ」とは
「突き」=正面を突かれたボールをボレーする
「上げ」=上げられたロブをハイボレーやスマッシュする ドリルです。
ストロークに2人が入り、ネット際へのショットとロブを交えて前後に揺さぶります。メインのボレー側はそのボールに食らいつき、ストローク側に確実に返します。
▼松井俊英選手からのアドバイス
「1対2ですので、ボレー側は相当きついです!ただ技術だけでなく根性も鍛えるドリルとしてネット特訓プレーに取り組んでください!
ボレー側はキツくても無理に決めようとしてはいけません。ストローク側に深く返し、チャンスボールのみを確実に決めるようにしてください。
ストローク側の2人もネット際に沈めるショットとロブをミスなくつなげ、少ないボールで長く続けることがポイントです。つなげるボレーを打つためには、スマートテニスセンサーのボール回転データが「?3や?4くらい」かかるようにしっかりと膝を曲げて打ちましょう!」
実際に松井俊英選手がこの「ネットプレー特訓『突き上げ』ドリル」を行う様子を動画でご覧ください。こちらの動画はスマートテニスセンサーのデータと動画を同時にチェックできるライブモードビデオで撮影したものです。
[チャレンジドリル04] 松井俊英選手の「ネットプレー特訓『突き上げ』ドリル」に挑戦!|スマートテニスセンサーのデータでプロのドリルに挑戦
注目いただきたいポイントは、ボレー側もストローク側もミスが少なく、ラリーが続いている点です。
また、ボレーの松井俊英選手はしっかりと足を動かして、正面のボレーやハイボレー、スマッシュと対応しています。
次に、スマートテニスセンサーで計測したドリル中の松井俊英選手のデータを確認してみましょう!
[ここがすごい! 注目ポイント]
スライス回転のボール回転量
ボール回転をチェックしてみてください。ひざを曲げてググっとボレーしているので、-3.2~のスライス回転が安定してかかっています。スイング速度をあまり上げずに、丁寧にコントロールしてボレーを返していることがスマートテニスセンサーのデータからもわかります!
松井俊英選手のチャレンジドリル「ネットプレー特訓『突き上げ』ドリル」いかがでしたでしたか。
練習からスマートテニスセンサーを活用して動画でチェックし、ショットが意図通り打てているかを確認して、繰り返し挑戦してみましょう。練習タイミングからきちんと取り組めば実戦でもネットプレーが得意になってくるはずです!
松井俊英選手ありがとうございました!みなさん次回のプロ選手からのチャレンジドリルをお楽しみに!
※取材協力:YONEX株式会社