2016年11月07日

【チャレンジドリル05】石井弥起選手による「シングルス“3球目”で主導権を握るドリル」

チャレンジドリル第5回は石井弥起選手によるシングルス“3球目”で主導権を握るドリル!
シングルスでは試合を優位に進めていくために「自分のサーブをしっかりとキープすること」が重要になってきますが、今回は全日本選手権シングルス、ダブルスともに優勝経験を持ち、デビスカップ日本代表としても活躍された石井選手にドリルをご紹介いただきました。
テニスにおいて、サーブは間違いなく大切ですが、すべてでエースがとれるわけではありません。
そこで「3球目のボールで優位を保てるか」が重要になってきます。
 1球目 サーブ
 2球目 リターン
 3球目←この3球目をどう攻めるか?

ドリルはサーブから始め、リターン側はサーブを返さずに球出しとして、深く返された時とチャンスボールとをランダムに出していきます。

▼石井弥起選手からのアドバイス

「サーブの直後ですので、まず早く構えをニュートラルに戻しましょう。
チャンスボールはストレートやクロスへウイナーを狙って打ち、深く返されたボールはクロスへ深いボールで返すことで主導権を奪われないようにします。
コントロールの精度を上げるためラケットの中心でボールをとらえることを意識することはもちろん、ウイナーを狙うときはボール速度を重視、 クロスへ返す時はスピンを多くかけ、相手をコートの外へ追い出すようなボールを心掛けましょう」

【チャレンジドリル】石井弥起選手シングルス“3球目”で主導権を握るドリルをスマートテニスセンサーでチェック!

今回のドリルでは早稲田大学庭球部の現役プレーヤーに協力いただきました。 この「シングルス“3球目”で主導権を握るドリル」を行う様子を動画でご覧ください。
こちらの動画はスマートテニスセンサーのデータと動画を同時にチェックできるライブモードビデオで撮影したものです。

[チャレンジドリル05] 石井弥起選手の「シングルス“3球目”で主導権を握るドリル」に挑戦!|スマートテニスセンサーのデータでプロのドリルに挑戦

デュースサイドとアドサイド、それぞれで2球目のリターンがチャンスボールの時はストレートやクロスへウイナーを狙って打っています。また2球目のリターンが深く返された時はクロスへ深いボールで返すことで、主導権を相手に奪われないように意図しながらドリルに取り組んでいることがわかります。


次に、スマートテニスセンサーで計測したドリル中の石井弥起選手のデータを確認してみましょう!

【チャレンジドリル】石井弥起選手シングルス“3球目”で主導権を握るドリルのデータ(早稲田庭球部現役プレーヤー)をチェック!

打ち込む時のボール、深く返す時のボール、それぞれの速度と回転は狙った通り良い状態になっています。

「打ち込む時のボール速度、深く返す時のボール回転は良い感じですね。ただ少しミスが多かったと思います。その理由の一つとしてラケットの真ん中で打てていないショットがありました。スマートテニスセンサーではそれが出ていますね。チャンスボールこそボールをよく見て、真ん中でとらえるようにしなければなりませんね。みなさんも気をつけましょう」

石井弥起選手のチャレンジドリル「シングルス“3球目”で主導権を握るドリル」いかがでしたでしたか。

試合を意識して練習時からスマートテニスセンサーを活用し、動画でチェックして、意図通りに組み立てられているかを確認してながら繰り返し挑戦してみましょう。練習から主導権を握るように戦略立てることで、実際の試合でも主導権を握りやすくなってくるはずです!

石井弥起選手、早稲田大学庭球部のみなさんありがとうございました!次回以降のプロ選手からのチャレンジドリルをお楽しみに!

※取材協力:YONEX株式会社早稲田大学庭球部

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