2016年10月05日
西岡良仁選手 YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) | Twitter
ジュニア時代から世界で活躍し、2014年18歳でプロ転向。2016年は自身初となるツアーベスト4進出、ATPシングルスTOP100入り(その後さらに順位を上げ、最高ランク85位)。先日のデビスカップ入れ替え戦でも日本代表として全勝するなど、2016年は大きく飛躍。軽快なフットワークと世界の中では小柄ながらも力強いストロークが魅力で、今後の活躍が大いに期待される日本を代表するトッププロ。
使用ラケットはYonex VCORE SV98。
西岡良仁選手が実際にシングルスの練習で行っている練習です。
バックハンドに球出し、それをクロスにつないだ後、フォアハンド側に戻ってきた返球をクロスにパッシングショットを打ちます。
※図は右利き用ですが、西岡良仁選手は左利きなので実際の動画は逆になっています
▼西岡良仁選手からのアドバイス
「続けてやると結構走るので意外ときつい練習です。
クロスへのパッシングショットはしっかりスピンを掛けて沈めましょう」
実際に西岡良仁選手がこの「クロスに沈めるパッシングショット」ドリルを行う様子をスマートテニスセンサーのデータと動画を同時に記録できるライブモードビデオ機能で撮影しました。その結果をこちらの動画でチェックできますので、是非ご覧ください。
[チャレンジドリル01]西岡良仁選手の「クロスに沈めるパッシングショット」に挑戦!|スマートテニスセンサーのデータでプロのドリルに挑戦
次に、スマートテニスセンサーで計測したドリル中の西岡良仁選手のデータを確認してみましょう!
[ここがすごい! 注目ポイント1]
バック、フォアともほぼ同じ位置で打っているインパクト位置
赤い部分がラケットのスイートスポットに集中しています。左右に速いスピードで動いている中でのここまで安定したスイングはさすが世界で活躍トッププロ!
西岡選手の軽快なフットワークと強いストロークが目立っていますが、それだけではなく「ミスなく確実にスイートスポットでボールをとらえる精度」も西岡選手の武器の1つと言えそうです。
[ここがすごい! 注目ポイント2]
クロスへのパッシングショットのデータの2球目、4球目、6球目のデータに注目!
動画の中で出てくる「1球目・3球目・5球目のバックハンド」と比べて、「2球目・4球目・6球目のパッシングショット」のスピン、スイング速度、ボール速度すべてが急上昇しています。
練習でただ形式的にバックからフォアに切り替えてクロスへ打つというのではなく、「スピンを掛けてしっかり沈める」「緩急の差も活かして確実に抜く」という意図を持ってパッシングショットに取り組んでいること、そしてそれが確実に数値に表れていることがわかります。
今回のドリルは実際のラリーの中でもよく出てくる局面ですので、確実にパッシングショットを決められるようにスマートテニスセンサーを使いデータでチェックしながら練習してみましょう。
西岡良仁選手のチャレンジドリル「クロスに沈めるパッシングショット」いかがでしたでしたか。
練習のタイミングからスマートテニスセンサーを活用し、ショットが意図通り打てているかを映像とデータで確認し、繰り返し挑戦してみましょう。練習段階で良いデータが出せるようになれば、実戦でも活かせるショットになってくれるはずです!スマートテニスセンサーを上手に使ってクロスに沈めるパッシングショットを身に付けましょう!
西岡良仁選手ありがとうございました!
みなさん次回のプロ選手からのチャレンジドリルをお楽しみに!
※取材協力:YONEX株式会社