シャラポワ、フェデラー、錦織圭などテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!
tennis365.net
HOME → ニュースTOP → WTA/ATPツアー情報 → ツアーレポート

→ツアーレポート | tour report

全豪オープン2009特集

10/11~10/17

クレムリン・カップ (Kremlin Cup)

WTA Tier1 ロシア・モスクワ

『ミスキナ 2連覇。』

アナスタシア・ミスキナ
画像提供:Getty/AFLO

満員に埋め尽くされた会場での決勝戦は、地元ロシア人同士の戦いとなった。第3シードのA・ミスキナと第5シードのE・デメンティエワの決勝は、今年の全仏決勝の再来となった。
この日、その全仏のリベンジを図りたいデメンティエワは、スタートから全快のプレーをし、1セット目はどちらが取ってもおかしくない展開だった。しかし、それを予期して臨んだミスキナの方が一枚ウワテだった。1セット目を7-5でなんとか物にしたミスキナはそのまま一気に2セット目を走り、なんと6-0という勢いで優勝を獲得し2連覇を達成したのだった。
「こうして連覇ができて本当に嬉しいわ。オリンピック後はちょっと精彩を欠いていたから、この優勝は本当に意味のあるものよ。この大会に来てくれた観客もすばらしかったし、エリツィン元大統領もずっとこの大会を支えてくれて、感謝しています。」と決勝戦後のインタビューに答えた。彼女はこの優勝をベスランでテロの被害にあった子供達に捧げ、優勝賞金の一部をモスクワに建設予定のスポーツ・センターへ寄付することにした。
敗れたデメンティエワにとって、クレムリン・カップの優勝の夢はこれからも続くことになった。「この大会での勝ち上がりを二人の女性に捧げるわ。それはお母さんとコーチのオルガ・モロゾワさんです。今日は優勝するには十分な戦いができなかったけど、またこの大会に帰ってきて、いつか優勝するって誓うわ。」と力強いコメントを残した。
ミスキナが2連覇を果たしたのはドーハに次いで2大会目で、今季3勝目、自身9個目のタイトルとなった。
そのミスキナはV・ズボナレーワと組んだダブルスでも第1シードのV・ルアノ=パスクアル&P・スアレス組みを6-3,4-6,6-2で破り、ダブル優勝を成し遂げた。この二人は昨年も決勝へ進出したが、惜しくも敗れていたが、今年はその雪辱を果たした。ミスキナは自身2個目のダブルス・タイトルで、ズボナレーワはこれが初タイトルとなった。
杉山はシングルスでは1回戦で敗退。ダブルスはデメンティエワと組んで準決勝でルアノ=パスクアル&スアレス組に敗退した。

タシケント・オープン (Tashkent Open by Zeromax)

WTA Tier4 ウズベキスタン・タシケント

『15歳 バイディソバ 2度目のタイトル。』

ニコレ・バイディソバ
画像提供:Getty/AFLO

今年8月のバンクーバーに続き、2度目の優勝となった15歳のN・バイディソバは決勝では第9シードのV・ラッツァーノを5-7,6-3,6-2で下し、6度目のツアー戦で2勝を挙げる快挙を成し遂げた。
「とても接戦だったわ。最初ちょっと緊張してたし、硬くてうまく動けなかった。彼女は良いプレーをしていたし、動きも良くって、サーブも良かったしね。でも、最後は自分がちょっと勝ってたかな。」と微笑みながら優勝を嬉しそうに語った。
ラッツァーノは残念そうではあったが、全力を尽くせたし、バイディソバの素晴らしいプレーをみとめ、祝福していた。
ダブルスではイタリア人姉妹のアドリアナ&アントネッラ・セッラ=ザネッティ組みが第2シードのM・バルトリ&M・サンタンジェロ組を1-6,6-3,6-4で倒し見事初タイトルを獲得した。アドリアナはこれが3タイトル目でアントネッラは初優勝だった。この二人は1997年からペアーを組み始めていた。
日本人では不田が予選を勝ちあがって本戦に出場したが、本戦での勝利はあげられなかった。

BA-CAテニス杯 (BA-CA Tennis Trophy 2004)

ATP International Gold Series オーストリア・ウィーン

『ロペス 初優勝。』

フェシリアーノ・ロペス
画像提供:Getty/AFLO

第30回大会となった今大会で、3時間35分と言う決勝戦を勝ったのは、23歳のスペイン人、F・ロペスだった。第8シードのロペスは第6シードのG・カナスを6-4,1-6,7-5,3-6,7-5のフル・セットの激戦の末下し、ツアー初優勝を飾った。
「信じられないくらい幸せだよ。初タイトルを取るってとても重要なんだ。だって、初めて優勝するってすごい難しいことなんだから。」と初優勝の喜びを語った。
「すごい試合だったよ。彼はどんなボールにも食らい付いてくるからね。どんなポイントも簡単には取らせてくれない。何度も何度もポイントを取らなきゃならないんだ。二人とも良くやったと思うよ。最後に彼のサーブをブレイクして優勝を決めた。信じられないよ。」と決勝戦を振り返った。「この優勝はすごい自信になった。ランキングも上がるだろうし、もっといい選手になって、もっとタイトルを取るんだ。それが自分の目標さ。ずっと優勝するのが夢だったんだ。」と、この決勝戦を見に来た、父、兄そしてマドリッド・テニス協会会長の前で感激を露わにした。
カナスはこの日、自分のサーブを5回ブレイクされたが、ロペスのサーブを6回ブレイクしていた。取得したポイント数もカナス155、ロペス141と内容では上回っていたが、肝心の所でロペスにブレイクを許し勝利を物にできなかった。
「タフな試合だったよ。最高の日にはならなかったね。」と落胆の色を隠せなかった。「試合中に自分のリズムが上がったり下がったりしていたんだ。彼は良いサーブを打っていたよ。自分はちょっとしたチャンスがあったのにそれを活かせなかった。今日みたいな接戦ではその1ポイントで勝敗が左右されてしまう。」と勝利の難しさを語った。
ダブルスではチェコのM・ダム&C・スーク組が第3シードのG・エトリス&M・ロドリゲス組を6-7(4)、6-4,7-6(4)で破りこのペアーで11勝目、今季3勝目を挙げた。ダムは自身29個目、スークは自身31個目のタイトルだった。

クレムリン・カップ (Kremlin Cup)

ATP International Series ロシア・モスクワ

『ダビデンコ ダブル優勝!』

ニコライ・ダビデンコ
画像提供:Getty/AFLO

1万5千人で埋め尽くされたオリンピック・スタジアムは地元ロシア人の逆転優勝に沸いた。N・ダビデンコは1セット目を3-6で落とした後、6-3,7-5で取り返し、イギリスのベテラン、G・ルゼッドスキを1時間49分で下し自身4回目、今季2回目の優勝を遂げ、地元ロシア人として4人目の優勝者となった。
「自分の夢の一つがこのクレムリン・カップの優勝だったんだ。だから、こうして優勝できて信じられないよ。こんなに大勢の観客の前でプレーするのは、すごいプレッシャー。だから、なおさらこの優勝は意味が大きいんだ。」と興奮気味に語った。
「ルゼッドスキはまさにビッグ・サーバーだ。だから、今日は集中を切らさないようにして、リターンとパッシング・ショットに心がけたし、それがうまくできた。昨日のユーズニーとの試合の方が大変だった。今日またベースライン・プレーヤーと戦わなくてよかったよ。決勝の前に肉体的疲労を和らげてくれた、理学療法士にも感謝したいよ。」と、自分とはプレー・スタイルの違うルゼッドスキへの戦いを振り返り、エリツィン元大統領や、ルズコフ・モスクワ市長の前で喜びを述べた。
31歳のルゼッドスキは今季2勝目とはならなかった。「確かにこの一週間は素晴らしいものだったよ。前向きに考えようとは思うけど、3本のマッチ・ポイントがあったんだ。ダビデンコは準決勝でもコード・ボールがあって勝ち上がってきた。今日もまた同じことがあった。まあ、彼に勝利の女神が微笑んだんだな。こんな接戦だと本当に残念だね。でも本当に良い一週間だったよ。たくさん良いテニスができたし。もう一つ足りなかったけどね。」と優勝を逃した無念さを表した。
ダビデンコはI・アンドレエフと組んだダブルスでもタイトルを物にした。決勝は第1シードのM・ブパティ&J・ビョークマンに3-6,6-3,6-4と競り勝った。この優勝は二人にとって初のダブルス・ツアー・タイトルとなった。
ダビデンコはこの大会でシングルス、ダブルスとダブル優勝した初めての男子選手となり、今季ダブル優勝した3人目の選手となった。

モゼール・オープン (Open de Moselle)

ATP International Series フランス・メッツ

『エーネル 予選からの優勝。』

決勝戦は予選から勝ち上がったJ・エーネルとワイルド・カードで出場のR・ガスケのフランス人対決となり、どちらが勝っても初優勝だった。見事それを獲得したのは7-6(9)、6-4と、大接戦の1セット目を物にしたエーネルだった。
「何て言っていいか分からないよ。今は何も考えられない。最高だよ。信じられない。」と優勝の喜びを言葉にできないようだった。「この大会の最高の瞬間は今日のマッチ・ポイントだった。マッチ・ポイントでは絶対後悔したくなかった。変なミスもしたくなかった。だから向かって行ったんだ。彼のショットがアウトした時すごく安心したよ。おそらく自分の選手生活の一番の思い出だね。」と感激を付け加えた。
18歳のガスケは自身初の決勝戦だった。もし優勝していたら、彼が今季3人目の10代での優勝者だったが、力及ばなかった。「この一週間は本当に幸せだったよ。今季初のインドアでの大会で、しかも初の決勝進出だったからね。がっかりなんかしてないさ。彼はいいプレーをしたし、自分にもチャンスがあったけど、簡単には取らせてもらえなかったよ。」と初の決勝進出に満足そうだった。
ダブルスではN・マウーが昨年に続いて2連覇を達成した。昨年はJ・ベネトーと組んだが今年はA・クレマンとペアーを組んでの優勝だった。相手はI・リュビチッチ&U・ビコ組で6-2,7-6(8)のスコアーで優勝を飾った。マウーは今季初タイトルで、クレマンは今季2度目、自身4度目のタイトルとなった。

年末ランキング1位の座は誰に???

先週の怪我で今週の大会を棄権したA・モレスモに変わって、再びL・ダベンポートが1位の座に返り咲いたわね。今シーズンも残すところあとわずか。やっぱりこのままダベンポートが1位なのかしら?杉山選手もトップ10返り咲き・・・って意気込んでヨーロッパ・ツアーへ向かったけど、2大会連続の1回戦負け。今週は予選から上がってきた浅越選手と1回戦ね。去年の今頃、絶好調だった杉山選手は去年獲得したポイントが高いだけに、これから結果が残せないと、みるみるポイント下がっちゃうわ~。去年の今頃ランキング争いをしていたV・ズボナレーワN・ペトロワもトーン・ダウンしてるから、チャンスって言えばチャンスなんだけどね。まあ、全英ベスト8とか全米ベスト16とか、そこそこポイントはあるからトップ20は切らないかな~って感じだけど、上に行くのはちょっと難しくなってきちゃったわね… 逆に、去年の今頃プレーしていなかったダベンポートは断然有利ね!

左:アンナ・クルニコワ 右:アンドレ・アガシ
画像提供:Getty/AFLO

そうそう。10月11日にアメリカはカリフォルニアのアービンで『The 12th Annual World Team Tennis Smash Hits』(第12回世界チームテニス・スマッシュヒット大会)なるイベントがありました。これはエルトン・ジョンAIDS基金へのチャリティ・イベントで、もちろん彼も登場して、キング婦人や、最近はテニス以外で活躍が目立つA・クルニコワ、それにA・アガシA・ロディックも参加したのよ。やっぱりメディアはクルニコワばっかり追っかけてたけど、アガシが上半身裸でプレーしたり、ロディックのおちゃめなプレーが見れたりと、ツアーではお目にかかれないような、表情を存分に見せてくれました。う~ん、やっぱりクルニコワの美しさは健在だったわ!M・ヒンギス共々、引退にはちょ~っと早すぎんじゃ・・・って感じだったけど、その後もそれぞれの人生を謳歌してらっしゃるみたいね!

あ、沢松奈生子さんがこのたび婚約されましたね。おめでとうございます!子供の頃から海外生活の多かった沢松さんも、伊達さんのように国際結婚・・・と思いきや、しっかり日本人の方でしたね。でも、ニューヨーク在住とか。やっぱり、インターナショナルだったわ。お幸せに♪

ページの先頭へ
→会社情報 →採用情報 →利用規約 →サイトマップ →個人情報保護に関して →アフィリエイトについて →訂正とお詫び →選手写真について →当サイトへのリンク
(c) 2004 - 2009 Fubic Corporation All rights reserved