3度のMP凌ぎ初戦突破「幸せ」

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タナシ・コキナキス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は23日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク94位のT・コキナキス(オーストラリア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する同135位のZ・ベルグス(ベルギー)(ベルギー)を4-6, 6-3, 7-6 (9-7)の逆転で破り、3年連続4度目の初戦突破を果たした。

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今大会、予選から出場したコキナキスは予選決勝で敗れたもののラッキールーザーで本戦入り。マイアミオープンには過去4度出場しており、最高成績は昨年のベスト16進出となっている。当時は4回戦でA・ズベレフ(ドイツ)に4-6, 4-6のストレート負けを喫している。

この日の第1セット、コキナキスは第4ゲームで2度のブレークポイントを握るも活かせず、直後の第5ゲームでブレークを許す。その後はブレークチャンスを掴めず、ベルグスに先行される。

それでも続く第2セットでは第6ゲームでブレークに成功。自身のサービスゲームで1度もブレークチャンスを与えることなく1セットオールとする。

迎えたファイナルセット、互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。先にミニブレークを許す展開となるも3度のマッチポイントを凌ぎ、2時間29分の激闘を制した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにコキナキスのコメントを掲載し「ここ数週間、コート上では幸せな気分。たとえ、どんな気分であっても少なくとも出場することを自分に誓っている。自分のテニスは問題ない。ただ、自分にチャンスを与えたいだけだよ」と語った。

「観客が応援してくれて、それがなかったら、勝ち抜くことはできなかっただろうね。ここで戦うチャンスを得られたことを幸せに思う」

勝利したコキナキスは2回戦で第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のため、フルカチュはこの試合が初戦となる。

同日には世界ランク40位のR・ガスケ(フランス)、同44位のJ・レヘチカ(チェコ)、同62位のA・マナリノ(フランス)、予選勝者で同123位の綿貫陽介らが2回戦に駒を進めている。

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