テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、車いすテニスの男子シングルス準決勝が行われ、第3シードの小田凱人が第2シードのG・フェルナンデス(アルゼンチン)を6-2, 4-6, 7-5のフルセットで破り、自身初のグランドスラム決勝進出を決めた。
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昨年5月に15歳でプロ転向を表明した小田は、6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初出場。準決勝で国枝慎吾に敗れたもののベスト4進出。11月に行われた車いすテニスの最終戦NEC車いすシングルスマスターズ(オランダ/オス、室内ハード)では、決勝で世界ランク1位のA・ヒューエット(イギリス)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会史上最年少で優勝を果たす快挙を成し遂げている。
今大会、16歳の小田は準々決勝で世界ランク10位の眞田卓を6-3, 6-4のストレートで破り、ベスト4に進出。
2017年と2019年に全豪オープンを制覇しているフェルナンデスとの準決勝、ブレークの奪い合いが続くなか小田が4度ブレークに成功して先取する。
第2セット、小田はゲームカウント1-4とリードされて粘りを見せるもフェルナンデスが振り切る。
ファイナルセット、小田はゲームカウント3-1から4ゲーム連取を許す。ゲームカウント3-5で迎えた第9ゲームでマッチポイントを握られるもこれを凌ぎ、怒涛の4ゲーム連取で勝利を掴んだ。
小田は決勝で、第1シードで2年連続準優勝のヒューエットと対戦する。ヒューエットは準決勝で世界ランク8位の三木拓也を6-1, 6-1で破って勝ち上がった。
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