キリオス「試合したかった」

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練習中、リラックスするキリオス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)は8日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の記者会見に登場し、準決勝で対戦予定だった第2シードのR・ナダル(スペイン)が腹部の負傷により棄権したことについて「どうしてもこの試合はしたかったよ」と語った。

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キリオスは6日に行われた準々決勝で、世界ランク43位のC・ガリン(チリ)を6-4, 6-3, 7-6(7-5)のストレートで下し、自身初のグランドスラム準決勝へ進出。

キリオスとナダルは過去9度対戦し、ナダルの6勝3敗。ウィンブルドンでは1勝1敗で、直近では今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準々決勝で対決し、この時はナダルがキリオスを7-6(7-0),5-7, 6-4のフルセットで破っていた。

8日に行われた記者会見で、キリオスはナダルの棄権について言及した。

「望んでいた形での決勝進出ではないね。競技者として、どうしてもこの試合はしたかったよ。ガリンに勝った時点で、次はラファの可能性が高いことは明らかだったし、これまで何度も良いバトルをしてきた相手だからね」

「 今大会ではお互いに勝利をおさめた。第3章(ウィンブルドンでの3度目の対戦)がどうなるのか、本当に見たかった。もちろん、彼のようなスポーツ界にとって重要な人物が、あのようなケガで倒れるのは見たくはないだろう」

「彼はとても多くの試合をこなして、過酷なシーズンを過ごしてきた。彼が回復することを願うばかりだ。また大きな舞台で彼と対戦することになると思うよ」

「グランドスラムのシングルスのタイトルをかけてプレーするチャンスがあるなんて、とてもエキサイティングだ。とてもクールだよ」

「彼(ラファ)とは話していない。昨晩夕食の席で、記者会見の直前にこのことが起こることを知った。正直なところ、最初の感想は「ちょっと残念」だった。僕のエネルギーは彼との対戦に集中し、戦術的にどのようにプレーするか、そこに向かっていくときの感情、そういったものすべてに注がれていたんだ」

「でも、彼にとって(棄権することは)簡単なことじゃなかったと思う。チームのメンバーも彼自身も「プレーしたい」と思っている部分があるのは確かだろう。彼は今年はほとんど負けていない。おそらく(グランドスラム)4タイトルとも狙いたかっただろう。だから、簡単なことではないと思う」

「僕たちは何度も衝突し、何度も戦ってきた。みんな僕たちが戦うところを見たかっただろうね。彼の回復を願っている」

キリオスは初のグランドスラムタイトルをかけて、大会最終日の10日に行われる決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第9シードのC・ノリー(イギリス)の勝者と対戦する。

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(2022年7月8日22時46分)
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