ナダル 死闘制し8度目4強

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ラファエル・ナダル
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第11シードのT・フリッツ(アメリカ)を3-6, 7-5,3-6, 7-5, 7-6 (10-4)のフルセットで破り、2019年以来3年ぶり8度目のベスト4進出を果たした。

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2008年と2010年に続く3度目のウィンブルドン制覇を狙うナダル。今大会では1回戦で世界ランク41位のF・セルンドロ(アルゼンチン)、2回戦で同106位のR・ベランキス(リトアニア)、3回戦で第27シードのL・ソネゴ(イタリア)、4回戦で第21シードのB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を下し8度目の8強入りを決めていた。

この試合の第1セット、第1ゲームでブレークに成功したナダル。ゲームカウント3-1とリードするも、その後はアンフォーストエラーを8度犯すなどし、5ゲームを連取されて先行される。

続く第2セットでは序盤で3ゲーム連取に成功。その後、第5ゲームでブレークバックを許すと第7ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取る。それでも試合を続行したナダルは第12ゲームでブレークを奪ってセットカウント1-1に追いつく。

しかし、第3セット、ナダルは第3ゲームでブレークを許すとその後はブレークポイントを掴めず。第9ゲームでもブレークを許してセットカウント1-2と崖っぷちに立たされる。

それでも第4セットでは第1ゲームでいきなりブレークに成功。直後の第2ゲームでブレークバックを許すも第3ゲームで再びブレークを奪って優位に立つ。その後、第8ゲームでまたしてもブレークバックを許したナダルだったが、第11ゲームで3度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲームをラブゲームでキープしてセットカウント2-2に追いつく。

迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続くも第7ゲームで4度目のブレークチャンスをものにしたナダル。直後の第8ゲームでブレークバックを許すも10ポイントマッチのタイブレークをものにして、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)決勝で敗れたフリッツとの4時間超えの死闘を制した。

勝利したナダルは準決勝で世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは準々決勝で同43位のC・ガリン(チリ)を6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。

一方、敗れたフリッツは四大大会初の4強入りとはならなかった。

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(2022年7月7日3時30分)
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