ナダルコーチ「不安だった」

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ラファエル・ナダル
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男子テニスで世界ランク4位のR・ナダル(スペイン)は5日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の16番コートでT・フリッツ(アメリカ)との準々決勝に向けて練習に励んだ。その練習後、コーチであるフランシスコ・ロイグが次戦について言及した。

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男子プロテニス協会のATPはロイグのコメントを掲載し「良い感じだよ。4時間近くプレーした日もあった。ここに来て、まず大事なのは試合に出ることだった。マヨルカ島での足の治療がうまくいったとはいえ、不安なままここに来た」と語った。

「目標は毎日、より良いプレーを続けることだった。今は、その状況にある。3年間もグラスでプレーしていなかったし、直前であったことを思えば喜んでもいいね。今のところ、うまくいっている。到着した時は優勝を考えていなかったが、今は優勝候補の一人になっている」

2008年と2010年に続く3度目のウィンブルドン制覇を狙うナダル。準々決勝ではこれまでの対戦成績が1勝1敗、今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)決勝で敗れたフリッツと顔を合わせる。

ロイグはフリッツについて「非常に将来性のある選手。彼のプレーはかなり進歩していて、最近はいい結果を残しているね。以前は機動性に問題があったかもしれないけど、今はとてもいいボールを打つよ。動きもよくなっているし、だからランキングも上がっている。彼はグラスコートではとても危険でボールを強く打つ。準々決勝は素晴らしい1日にしなければならないね」と述べた。

ナダルは今大会、1回戦で世界ランク41位のF・セルンドロ(アルゼンチン)、2回戦で同106位のR・ベランキス(リトアニア)、3回戦で第27シードのL・ソネゴ(イタリア)、4回戦で第21シードのB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を下し8度目のベスト8進出を決めていた。ロイグは直近の2試合の出来に満足しており、次のように振り返った。

「最後の2試合は締め括るのに苦労したけど、彼(ナダル)はとてもいい感じだったよ。特にグラスではもっと良くすることができるんだ。僕たちは毎日、彼のコート上での可能性を高めるために様々なことに取り組んでいる」

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(2022年7月6日19時26分)
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