セリーナ以来史上2人目の快挙

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イガ・シフィオンテク
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は15日、シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位のI・シフィオンテク(ポーランド)が第9シードのO・ジャバー(チュニジア)を6-2, 6-2のストレートで破り、ツアー連勝記録を“28”に更新すると共に5大会連続の優勝を果たした。これにより、シフィオンテクは1シーズンで「WTA1000」のタイトルを4つ獲得。1シーズンで4つ以上の同タイトルを獲得するのは、2013年にS・ウィリアムズ(アメリカ)が5つのタイトルを獲得して以来、史上2人目の選手となった。

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今季、2月のカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA1000)、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)で優勝。4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)では4大会連続優勝を達成したシフィオンテク。今大会の準決勝では第3シードのA・サバレンカをストレートで破り勝ち上がりを決めた。

この試合の第1セット、第2ゲームでブレークに成功し3ゲームを連取したシフィオンテク。その後、強烈なショットで主導権を握るとブレークチャンスを与えず、第8ゲームでもブレークを奪って先行する。

第2セットでは第1ゲームでこの日初のブレークポイントを握られるも凌ぐと、直後の第2ゲームでブレークに成功し4ゲームを連取。しかし、第5ゲームでブレークを許したシフィオンテクは第7ゲームで0-40とされるも4度のブレークポイントを凌ぎ、ゲームカウント5-2とする。すると第8ゲームでもブレークに成功し、1時間22分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「大会当初は、この調子で勝ち続けられるとは思っていなかった。一歩一歩前進し、正しいことに集中してきたことが、今週の成功に繋がったと思うので、とても満足してるわ」と語った。

「今までに優勝した大会がすべて非現実的なものに思えてくるので、表現するのがとても難しい。ただ、以前と同じことを続けてきたことが鍵になったような気がするわ。不思議なことに、大会のたびに、もっと何かが必要だと思う。でも、自分の堅実なプレーにはとても満足しているわ。良いプレーができただけでなく、大会中に改善できた」

また、今回の勝利によってツアー連勝記録を“28”に伸ばしたシフィオンテクは、2000年以降の連勝ランキングで単独4位となった。

【2000年以降の連勝記録】
1.V・ウィリアムズ(アメリカ) 35連勝(2000年)
2.S・ウィリアムズ 34連勝(2013年)
3.J・エナン(ベルギー)32連勝(2008年)
4.シフィオンテク 28連勝(2022年)
5.S・ウィリアムズ 27連勝(2015年)
6.V・アザレンカ 26連勝(2012年)
7.S・ウィリアムズ 25連勝(2014年)
8.J・エナン 24連勝(2005年)
8.V・ウィリアムズ24連勝(2002年)
9.大坂なおみ 23連勝(2021年)




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(2022年5月16日5時28分)
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