ルード 初V逃すも「満足」

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(左から)キャスパー・ルード、カルロス・アルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は3日、シングルス決勝が行われ、第6シードのC・ルード(ノルウェー)は第14シードのC・アルカラス(スペイン)に5-7, 4-6のストレートで敗れ、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初優勝とはならなかった。試合後、ルードは「ここマイアミでの自分の成績にはとても満足している」と明かした。

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今大会の準決勝で世界ランク51位のF・セルンドロ(アルゼンチン)を破り決勝に進出したルード。この試合の第1セット、第2ゲームでブレークに成功し序盤で3ゲームを連取。しかし、第7・第11ゲームでブレークを許し先行される。第2セットでは第1・第3ゲームでブレークを許しゲームカウント0-3とリードされたルード。直後の第4ゲームでブレークを奪うもその後はブレークチャンスを掴めず、1時間52分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルードのコメントを掲載し「もちろん、優勝できなかったことは残念だけど、そもそも決勝まで行けるとは思っていなかったから、そんなに悲観することはない」と語った。

「彼(アルカラス)は足がとても速いだけでなく、ストロークの威力もある。そして、サーブもすごいというほどではないけれど、重くて十分なものを持っているし、ワイドに打っていくこともできる。ファーストサーブでキックサーブを打つこともある」

また、ノルウェー人として初のATPマスターズ1000決勝となったルードは「世界のテニス界でノルウェーを有名にする助けになればと思う。ノルウェーは、テニスの歴史があまりない国だし、大きなイベントもないからね」と述べた。

「以前、僕の目標はノルウェーにATPツアーを持ち込むことだと言ったことがある。大きな結果を出せば、ノルウェーの誰かが僕らの国で大会を開こうと目を向けてくれるかもしれない。母国でATPツアーの試合をすることは、僕のささやかな夢でもある。スウェーデン(隣国)には2つの大会があるから、ノルウェーにも将来はできるといいね」




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(2022年4月4日11時21分)
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