マレー MS制覇の同胞ノリーを称賛

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BNPパリバOPでのマレー
画像提供:ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会のATP公式サイトは19日、世界ランク172位のA・マレー(イギリス)のインタビューを掲載。前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で優勝を果たした同16位のC・ノリー(イギリス)を称賛した。

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マレーはBNPパリバ・オープン1回戦でA・マナリノ(フランス)をストレートで下すと、2回戦では18歳の新星C・アルカラス(スペイン)に逆転勝ち。3回戦で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)に敗れたものの、股関節の負傷からの復活に向け着実にステップアップしており、今週はヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)に出場し1回戦で世界ランク48位のF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

マレーはインタビューで同国の現ナンバーワンであるノリーについて「彼は素晴らしい手本になる」と語った。

「僕は彼の周りでかなりの時間を過ごし、彼とかなりの頻度で練習をしてきた。イギリスの選手だけでなく、すべてのテニス選手にとって素晴らしい手本になると思う。彼のように日々努力を重ね、スポーツに打ち込む姿勢を正せば、長い長い道のりを歩むことができる。昨日の夜(BNPパリバ・オープン決勝)は確かに驚異的な成果だったけど、彼の今シーズンしてきた活躍は、もしかしたらこの1週間よりも印象的かもしれないよ」

「毎週、どこかの試合に勝っているし今シーズンは決勝に6回進出している。今年のツアーでの勝利数は、それまでのすべてのシーズンでの勝利数を合わせたものよりも多くなりそうだ。それは、彼がどれだけ進歩したかを示している。彼が優れていることは知っていたし、一緒に練習したりしていたけど、世界のトップ20に入り、ツアーファイナルの出場権を獲得するかもしれないことは、信じられないほどの努力だ」

マレーは股関節の負傷と手術を2019年1月に経験。その後復帰すると、10月のヨーロピアン・オープンでS・ワウリンカ(スイス)を下し優勝を果たした。昨年の同大会は新型コロナウイルス感染拡大のため中止になっており今大会は2連覇をかけて出場する。

2年前のヨーロピアン・オープン制覇については「あの時は予想外だったよ。これまではもっと大きな大会で優勝してきたけど、あの優勝は自分が経験してきたことや、そこに至るまでに頑張ってきたことを考えると、最も困難なものの1つだった。金属製の股関節を抱えながら、このレベルの大会で優勝するというのは長い道のりだった。本当に良い思い出だよ」と明かしている。

ヨーロピアン・オープンの第1シードはJ・シナー(イタリア)、第2シードはD・シュワルツマン(アルゼンチン)、第3シードはC・ガリン(チリ)、第4シードはR・バウティスタ=アグ(スペイン)。上位4シードは1回戦免除のため2回戦から登場する。

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(2021年10月19日18時16分)
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