女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は17日、シングルス決勝が行われ、第21シードのP・バドサ(スペイン)が第27シードのV・アザレンカを7-6 (7-5),2-6,7-6 (7-2)のフルセットで破り、「WTA1000」初優勝を果たした。
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決勝戦、バドサとアザレンカは序盤から激しいストローク戦を展開。互いに2度のブレークを奪いタイブレークに突入するも、最後はバドサが取り切り先行した。
しかし、第2セットでは一方的な流れになる。アザレンカにファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得されたバドサは1度しかブレークを奪えず。サービスゲームでは3度ブレークされセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、第2ゲームで先にブレークしたバドサだったが直後の第3ゲームでブレークバックを許す。さらに第9ゲームでブレークされゲームカウント4-5と崖っぷちに追い込まれるも土壇場でブレークバックしタイブレークへ。タイブレークでは、土壇場でブレークバックした勢いそのまま最後までストローク戦で押し切ったバドサが3時間6分の死闘を制し、元世界ランク1位のアザレンカを振り切った。
23歳のバドサは今大会、初戦の2回戦でD・ヤストレンスカ(ウクライナ)を下すと、3回戦では第15シードのC・ガウフ(アメリカ)を撃破。さらに4回戦では第3シードのB・クレチコバ(チェコ)を破り8強入りを果たした。その後も準々決勝では第10シードのA・ケルバー(ドイツ)、準決勝では第12シードのO・ジャバー(チュニジア)をストレートで破るなど難敵を下し決勝の舞台に駒を進めていた。
一方、敗れたアザレンカは2016年以来5年ぶり3度目のBNPパリバ・オープン制覇とはならなかった。
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