金メダルは「最大の出来事」

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金メダルを獲得したベリンダ・ベンチッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

東京オリンピック(日本/東京、ハード)は31日、テニスの女子シングルス決勝が行われ、第9シードのB・ベンチッチ(スイス)が世界ランク42位のM・ボンドロウソワ(チェコ)を7-5, 2-6, 6-3のフルセットで破り、スイス人女子として初の金メダルを獲得した。

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現在世界ランク12位のベンチッチは、2017年に手首の故障によりツアーを約5カ月間離れ、一時ランキングを318位まで落とすも、2019年シーズンにはツアーで2度の優勝を飾り、昨年2月にはキャリアハイとなる4位を記録。

今年は2月のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)と6月のベット1オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500)で準優勝をおさめるも、グランドスラムでは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で3回戦敗退、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2回戦敗退、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では初戦敗退を喫していた。

ベンチッチは金メダルをかけたボンドロウソワとの決勝戦、ファイナルセット5-3でサービングフォーザマッチを迎え、マッチポイントでボンドロウソワのバックハンドのリターンがアウトになると、そのままコートに崩れ落ち、歓喜の涙を流した。

女子テニス協会のWTA公式サイトにはベンチッチの優勝後のコメントが掲載されている。

「私にとって、これはアスリートにとって最大の出来事。だから2つのメダルを手にすることができて、そのうちの1つが金で、もう1つ(ダブルス)も決まるなんて信じられない」

「笑っていいのか、泣いていいのかわからない。まさかこんなことになるとは思わなかった。人生をかけて戦ってきて、それがうまくいった。うまくいったことが信じられない」

ベンチッチは単複での金メダル獲得をかけて1日15時より行われるダブルス決勝で、V・ゴルビッチ(スイス)とのペアでB・クレチコバ(チェコ)/K・シニアコバ(チェコ)組と対戦する。




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(2021年8月1日7時10分)
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