ジョコビッチ「最悪の気分」

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逆転負けを喫したジョコビッチ
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東京オリンピック(日本/東京、ハード)は30日、テニスの男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)に6-1, 3-6, 1-6の逆転で敗れ、オリンピック初の決勝進出とはならなかった。さらに1年で全ての四大大会とオリンピックを制覇する『年間ゴールデンスラム』達成の夢は絶たれた。試合後には「今は最悪の気分」とコメントした。

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この日、第1セットを先取する好スタートを切ったジョコビッチは第2セットも第5ゲームで先にブレークに成功する。しかし第6ゲームから4ゲームを連取されてセットカウント1-1に追いつかれる。

ファイナルセットに入ると失速するジョコビッチは1ゲームしか奪えずに2時間3分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載され「タフな1日、本当にタフな日だった。質の高いプレーをする彼(ズベレフ)に勝つのは、とても難しい」と語った。

銅メダル獲得をかけ、ジョコビッチは3位決定戦で第6シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と顔を合わせる。

今シーズン、ジョコビッチは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝。

オリンピックと全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制すると、女子で元世界ランク1位のS・グラフ(ドイツ)以来となる史上2人目の年間ゴールデンスラムの偉業達成だった。

一方、勝利したズべレフは金メダル獲得をかけた決勝で第12シードのK・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは準決勝でカレノ=ブスタをストレートで下しての勝ち上がり。




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(2021年7月31日5時42分)
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